ポテチのレビュー・感想・評価
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東北の大観音像。なぜ?ポテチ?
今年の初めに仙台の大観音像を見に行った。それと水族館にも行ってきた。首都圏からだと常磐自動車道を使える。それがチバラギ県民には最適で、渋滞に遭わずに初詣も出来ると思う。混んでいる所へ行くよりも時間は有意義に使える筈だ。
この映画は仙台のバックアップをもう少し貰って観光映画にすれば良かったのにと感じた。
原作者は、馬橋村か小金村の人。僕には沢山の友達がいる。今後「幸谷駅にて」とか言った物語書いてくれないかなあ?
田中村の駅前のビルを取り壊すとか松戸村の伊◯丹が閉鎖されるとか、何故かチバラギ県は活況が無い。ダサイタマに大きく負けている。福田村も頑張っているけど、悪いイメージだからね。多分、あそこの事故の影響なんだろうなぁ。でも、風評被害だよ。この距離なら何処にいても一緒さ。不安視せずに天命を待つだけと感じるけどネェ。そう思わないとおたふくの豆は粘らないよ。
短いがあまり分からん
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浜田は空き巣で、犯行中にかかって来た自殺予告電話に反応。
こうして文乃を助け、恋人兼コンビとして犯行を重ねる。
そんなある日また犯行中に電話があり、反応する。
しかしそれはプロ野球選手の尾崎を陥れるワナだった。
浜田は同郷の尾崎の大ファンで、彼らを懲らしめる。
そして浜田は生まれた時に病院で尾崎と取り違えられたことが判明。
そして試合を見に行ったら二死満塁で代打尾崎。
浜田の仲間が監督を脅し、チャンスで出すようにしたのだった。
そして尾崎は本塁打。以上。
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全体的な印象としては短くて良いし、リズムも良く見やすかった。
でも浜田の尾崎に対する気持ちが今ひとつよう分からんかった。
取り違えられたことがないけど、そんな気持ちになるものなんかな?
で最後尾崎が本塁打するが、それで映画も終わる。
えっ?終わり?ってキョトンとした感じにはなった。
親分はフライを取り損ねても場外ホームランをキャッチする。
映画タイトルとなった部分のシーンだけ切り取って書くと、塩味とコンソメ味のポテチを自分と彼女の分と、と男が買ってくる。買いに行く前に女が「私コンソメ味ね」って言っていたが、間違えて塩味のほうを渡してまい、男はコンソメ味を食い出す。女も気づかずに塩味をパリパリ。パリパリ..パリパリ(何故パッケージで気づかないのだ...気付くよ普通)
「これコンソメじゃない!?...まって..でも、これも美味しくて、こっちの塩味の方が良かったかも」といって、取り替えないでそのまま食べ続けると言い出す。嬉しそうに食べてる。
男はそれを見て何故か号泣する。
...涙の理由はネタバレになるので、するけれど、塩味のポテトチップスに自分を重ねてしまったということなんだな。
本当はコンソメ食べたかったのを知っている。塩味も、こっちもほんと美味しいと言って食べ続ける彼女に、自分の母ちゃんの姿を重ねてしまう。
真実を母ちゃんに告げた時に、母ちゃんが自分に向けて言いそうな台詞を彼女が言ってるから。
この母ちゃんがほんと良い母ちゃんで、映画を通して観てから、もっかいポテチのシーンだけを見直すと、なんともいえないような気持ちになってしまう。この女性キャラクター2名の存在は非常に大きい。話は単純なんだが。
ポテトチップスを食う場面をもう一回見直せるなら、飛び降り自殺しようとする若葉をキャッチしようとする中村親分(監督)の後ろを通り過ぎていく女性が竹内結子である事も確認してみよう。
尾崎ってダレ?っていうやり取りあるんだけど、ほんとこれ日常生活でもあって、大谷翔平やイチロー級だと誰でも知っているけれど、そのチーム内での名プレイヤーみたいなのはファンの間では知られてても、野球見ない人は全くといっていいほど知らない。
そしてホームランの凄さもわからない。
若葉のセリフがまさしく野球全くわからんやつの言う、それで、「ホームランってさ、ただ打球が遠くへ飛んだってだけでしょ」
コレ。
どれだけ素晴らしいものであってもその価値を興味のない奴に説明する事はとてつもなく難しいということ。
ホームランを打つ為に日々練習する選手。
かっ飛ばすのをみたい観客。
打順やバッターボックスに入る選手を考える監督(考えてない)。裏で操る黒澤。
母ちゃんに尾崎のホームランを見せたい今村。
まさか自分の息子とは知らない母ちゃん。
全てを知る若葉。その時発せられる「そんなもんじゃねぇだろ」ホームランで誰か救われるのかのアンサーがこの台詞に込められる。
ホームランへの期待の高め方が凄い脚本。少しずつ思いを集めていくかのようなのよ。
もしかして野球見ない人にその価値を教える為に書いたんかい?というくらいエネルギーの高まりがある。
ここにくるまでに幾つものホームランへの言及があったし。
エンドロールに流れる斉藤和義の歌声。
映画の為の書き下ろしの曲で
「うれしそうなあなたを見ていたら僕は何も言えなかった」
これで良かったんだ。
原作知らない人や、このタイトルでどんな内容なの?みたいな人には、短くてあっという間に終わるハートフルコメディだからとにかく観ようよ。と言いたい。そして監督が好きな人は出てきただけで笑おう、出てきた瞬間に爆笑しました。
あたしじゃんそれ。
相手を傷つけないように
行動する男の不思議な
魅力と
それに魅了される人達のはなし。
天気のいい日に縁側で
のんびりスイカを食べるような
感覚で見れました。
監督と出演者と原作者が
全部好き。
いくつかのメタファが、
始めわからなくて
??…、ポテチって何?
ストーリーの骨子が
出生に関する話で
2回みると、
ああそういうことかと、
前半から散らばるネタの
回収が凄いのがわかります❗️
間違えて渡した
ポテチに対しての車中の会話。
コンソメ食べたい気分だったけど
塩は塩で食べてみるといいもんだねって。
間違えてもらってかえってよかっかも。
ってなんだろうこの会話?
違っても、
本質の良さを表現する若葉に
なにかを感じて泣く今村…
最後まで我慢我慢😣
その人のために、
自分が出来ることをする
そんな人との繋がりがいい。
心地いい謎説きと
人と人と距離感がいいです。
ほぐれますよ。
最高の仕上がり
伊坂さんの作品の映画化はこれでもうほとんど見て、
実写化の中で一番好きなのは重力ピエロ、次いでゴールデンスランバーっと言った感じだったけど
このポテチも相当よかった!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もともと原作すきだったっていうのもあるし、
濱田君がハマり役すぎてもうぐっときまくりだったし、
なんせわかば役の子全くしらんかったけどめっちゃかわいくて調べてしまった。
キャスト、監督、音楽、すべてががしっとあっていたように思う。
原作知らない人にはわからない、
もしくは感のいい人なら気付くであろうポテチを食べるシーンで目が潤み、
最後の球場のシーンでは原作同様、いや原作よりも号泣していたんではないかな。。
この映画化は完全に正解映画でした。また見よう。
オザキィー!!
ストーリー的にかなり大きいテーマだけど、
フランクな軽い空気感で、さらっと1時間に凝縮されてる。見やすい。
でも最後の野球観戦は、めちゃくちゃグッときた。
この作品でいう「入れ違い」であったりとか、何か1つフィルターを通して見る濱田岳の演技はすごく染みる!
あと彼女役の木村文乃さんも良かったぽん。
オザァキィー!!って感じ。
ホームランってさ、ただ打球が遠くへ飛んだってだけでしょ?
映画「ポテチ」(中村義洋監督)から。
「人気作家・伊坂幸太郎さんの同名中編小説を映画化」と聞き、
とても楽しみにしていた作品である。
今回は、野球のホームラン関連の台詞を拾ってみた。
「ホームランってさ、ただ打球が遠くへ飛んだってだけでしょ?
そんなに大騒ぎすることじゃないよね」
「お前と同じ年の人間がホームランを打って人を喜ばせてるよって」
「だいたいホームランを打ったとして、何かが変わるのか?
人は、救われるのか?」「そうですよね」
そんな会話をしていたのに、ラストシーンは激変の台詞。
野球場で応援していた尾崎選手がホームランを打った。
もうそれだけで、大粒の涙とともに感激する。
それを横で見ていた男が言う。「どうした?」
彼女は答える、「だって、ただのボールがあんなに遠くに・・」。
そうそう、だからみんな興奮するんだよ、と言いたかった。
この違いは「ポテトチップの『コンソメ味』と『塩味』くらい」違う。
そうでも考えなきゃ、この作品タイトルで笑えないもの。(汗)
「ポテチ」のシーンは、たった一回だからなぁ。
あっさりだが高カロリー
伊坂幸太郎さんの作品はよくよく考えればブラックな、重たい話なのだが、それを登場人物たちが、気持のよいテンポでさらりと展開していくストーリーである
。見終わった後、まるで空が晴れ渡り、爽やかな風吹き抜けるような印象さえうける。
同じ時間に、同じ病院で生まれた今村と尾崎。しかし、二人は全く別のそれぞれの道に進んでいく。ある日、尾崎はひょんなとこから自分の母親とが実は尾崎の母親で、自分が母親の本当の子供でないと知る。自分は空き巣、方や尾崎はプロ野球選手。本当は母親がプロ野球選手の息子をもったかもしれないことを思うと、自分は間違いだったのだろうかと思いつめてしまう今村だった。
そんな思いを抱いていた中、恋人の若葉がポテチの味を間違えて、「こっちの味食べたことなかったけど、おいしい。間違ってよかったかも。」と言う所。
ピークはそこだった。で、ぶわっとなった。感がいい人はうすうす気づいていくのだが、原作(背景)を知っている人はここでいたたまれない気持ちになると思う。
最後の落ち込んでいる尾崎を励ましに試合を見に行くシーンは見ていて球場の人たちと一体になれる気がしました。
ビシーっと決まる、しお味作品。
原作、監督、キャスト、音楽、上映時間。
すべてがビシーっと決まる映画はそうそうないのだけれど、
やってくれましたね~これは^^;
いやまぁ、おそらくビシーっとくるだろうとは思いながら、
ここまでビシーっと決めてくれるとうれしくなってしまうv
伊坂作品が大好きなので、しかも中村監督とくればねぇ!
いわゆる短編、たった一本でも作品になるんだという好例。
とってつけたように群像劇や、オムニバスにする必要なし。
それぞれの相性が重要というのは大前提として、
観る者に伝わるテーマや感動というのは単純が一番である。
…ポテチ?
はて、何が言いたい作品なんだろうかと^^;初めは戸惑う。
そのポテチは、物語の後半、車の中で登場する。
間違えて食べてしまった、コンソメ味としお味のポテチを、
彼女がスッと取り替えたり、取り戻したりする。その工程。
ん…?なんだろう。と思う。彼がワンワン泣きはじめる…。
エ?何、どしたの?突然。
原作を知っている人や、なんとなく予想がついていた人なら、
ここで「あ~」と気付くのだけど、まぁここで「何よ?」となっても
ラストで、、、絶対に泣ける!と思う…(心の中でもね)
主人公の濱田岳曰く、嬉しそうに?ただ嬉しそうに、叫ぶ!?
そんなシーンだったそうだ。
だけど、叫んでいるうちに涙がポロポロ…出ちゃったらしい。
そりゃ、そうだよ。彼のあの演技にすべてが詰っているもの。
自分と同じ生年月日の野球選手のことが、気になる主人公。
よっぽどのファンなのか?、彼の部屋に空き巣(!)に入っても、
その日の試合を見ている始末(爆)
初めからよく分からないのは、なんでこの子が空き巣なんか!?
というその職業なのだが…今作で重要なのはどうもそこではなく、
彼=今村君の性格と、天然混じりに学力が浅いところか^^;
空き巣に入った先で自殺志願の女の子を助け(それが今の彼女)
しっかり同業に誘って、しかも監督自身が親分(専務)役で登場。
一応ミステリー?が入っているので、詳しくは明かせないが、
冒頭からの流れ(謎)が、ビシーっと繋がって終わるところが最高。
最後の最後まで(もうエンドの音楽まで)凝りに凝ってていいトコ
尽くし。いいぞ斎藤和義~♪この長さで、この感動と爽やかさ。
ポテチを食べてうめぇ~vと唸り、喉を緑茶で潤した清涼感。
その職業には首をかしげても?
その人間性が、他人を助けては助けられる幸運に繋がっている。
何よりもその性格を、これまたビシーっと言い当てた若葉さんの、
今村君を想う気持ちにも泣けたしなぁ。黒澤の行動力にもね~。
で、尾崎選手はどうなのかしら^^;(阿部亮平の寡黙な姿に驚き)
ビシーっと活躍して欲しいですねぇ。今後に期待したいところ。
(またもや息子愛に泣けてしまった。涙がしお味でしょっぱいわ)
ポテチ ちょっとビターなやさしいお話
浜田岳という俳優が最近気になるので即 見に行った。時間的にはお手頃な長さ。少し物足りないくらいと言う印象が逆に丁度いい。小説の予備知識なしで観たのでストーリーがどう展開していくのか先が判らず退屈しなかった。ストーリーの進行と共に核となる謎が徐々に判っていくのだが、最後に 「それって予定調和ってやつ」と言う展開はもう一ひねり欲しかったかな。映画とは言え(いや 映画だから)もっとビターな展開で落としておいて希望に繋げるラストに持って行くほうが個人的には好きです。
浜田岳の淡々とした現代のどこにでもいそうな若者ながら存在の光る演技が良かった。彼を見たさに行ったので予想に違わずです。主人公が空き巣を生業にしていると言うなんとも奇抜な設定ですが、バイオレンス性はありません。ただ この空き巣と言う無茶な設定がストーリー上で全てのポイントでもある。準主役の大森南朋もいい味してます。この人も存在感あります。これからますます注目。作品全体は映画と言うよりはテレビドラマ的なライトな雰囲気でしたがまあ楽しく観れました。
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