「なんと申しまショッカー」仮面ライダー対ショッカー 野川新栄さんの映画レビュー(感想・評価)
なんと申しまショッカー
原作は『秘密戦隊ゴレンジャー』『がんばれ!ロボコン』『サイボーグ009』の石ノ森章太郎
監督は『仮面ライダー対じごく大使』の山田稔
『仮面ライダー』シリーズや戦隊シリーズなどTVで数々の特撮ヒーローものの演出を手がけた巨匠
仮面ライダーに倒された怪人は当初泡となって消えたがそれではテンポが悪いと爆発に改変したのがこの人でそれから特撮ヒーローものでは定番になった
脚本はTV『遊星王子』でデビューし映画では『大忍術映画 ワタリ』『怪竜大決戦』にも携わった伊上勝
1972年3月の東映まんがまつりの一つとして上映された作品
東映まんがまつりにしては良い方
ライダーファンのちびっ子にサービス精神満載
地球征服のため大道寺博士の研究を狙うショッカーとそれを阻止するライダーたち
ダブルライダーが怪人たちや戦闘員をやっつける
再生怪人としてTVで倒された怪人たちがたくさん登場する
博士?と博士の娘を交換する場面で大量の怪人たちがご丁寧に自己紹介するが姿を現しただけで早々と御役御免で彼らの多くは戦わず
蜘蛛男とか蝙蝠男とかとても残念
再生怪人でライダーと戦うのはごく一部
今回の作品では再生怪人の他にも初登場のサンショウウオ型怪人のザンジオー
口から火を噴くが熱くないのかな
脳手術をしたから熱くないんだろう
再生だけどドクガの怪人が上司なのか偉そう
上司でもないのに先輩でもないのになぜか偉そうなのは世の中にはわりといる
博士の娘のパンチラがやたら多い
チラというより丸見えだ
レオの冨永みーな以上
人攫いのときの泡の演出はいらないと思う
山田監督らしくない
科学者でオートレーサーの本郷猛(仮面ライダー1号)に藤岡弘
フリーカメラマンの一文字隼人(仮面ライダー2号)に佐々木剛
FBIとしてライダーをサポートする滝和也に千葉治郎
オートレーサー本郷の師匠としてライダーをサポートする立花藤兵衛に小林昭二
ライダーをサポートするライダーガールズのユリに沖わか子
ライダーをサポートするライダーガールズのエミに高見エミリー
ライダーをサポートするライダーガールズのミカに杉林陽子
少年仮面ライダー隊の石倉五郎に三浦康晴
地軸を変えることが可能な「人工重力装置GX」を開発した大道寺博士に伊豆肇
博士の娘の大道寺珠美に斎藤浩子
ショッカー日本支部司令官の死神博士に天本英世
ナレーターに中江真司