映画 ホタルノヒカリのレビュー・感想・評価
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めんどくしゃい
ぶちょーとホタルのやり取りと相も変わらずの楽しさだが、設定が無茶苦茶過ぎでついていけない。姉弟の荒唐無稽さには唖然。何故松雪泰子?全然合っていないしどうやって生活してんだ?イタリアの意味も分からんし、手越の演技も酷い。
ローマの蛍
綾瀬はるか扮する高野蛍は干物女ではあるが、イタリアローマへ新婚旅行に行ってもいいと言った。 テレビ版はごくたまに見た事はあったが、映画にするほどのものなのか否かは判断しかねるな。まあローマの蛍に楽しませてもらえればいいか。
きらりと光る台詞:『愛する部長と、一日が終わる夜に縁側で一緒にビールを飲む時、生きてて良かったって感じるだけです』
我々観客は映画をただ漠然と観ているわけではない。作者のメッセージを感じたい、理解したいという思いで観ている。作者のメッセージに共感したり、反発したりしながら、映画をより深く楽しみたいと思っている。そういう観客心理を考えるならば、全編に作者のメッセージが盛り込まれた作品の方が判り易い。しかし、本作のように、少ない部分に作者のメッセージが集約された作品の方が自然体で素直に鑑賞できる。 本作は、テレビシリーズと殆んど変らない設定であり、舞台がイタリアになっただけで新味がないとの批判が多い。確かに、私もテレビシリーズとの違和感はあまり感じなかった。 ただし、一か所ではあるが、キラリと光る台詞があった。生きる目的、意味を問われた時、主人公は、『そんなのありません。ただ、愛する部長と、一日が終わる夜に縁側で一緒にビールを飲む時、生きてて良かったって感じるだけです。』と答える。主人公の元気さの原点を表現した台詞である。毎日を、愛する人と自分のあるがままに一生懸命生きることが、生きる喜びに直結する。生きることをシンプルに考えた主人公の結論である。 生きるって何ですか?生きがいってどうすれば得られるんですか?と問われて、明確に回答できる人は少ない。明確な回答を求めて、巷には、生きることに関する書籍が溢れているが、どれを読んでも納得できない部分がある。生きることを難しく考えすぎているからであろう。理屈で判っても生きる喜びは体感できない。今日一日を一生懸命になって過ごした結果として、生きる喜びを感じるというのが自然であろう。行動してから考えれば良い。生きる喜びを体感してから何故かを考えれば良い。 そうはいっても、理屈っぽく考えなければ行動出来ないのが日本人の性。シンプルイズベスト。主人公のようにシンプルな生きる価値観を持ちたいものである。
茶番に付き合わされた
だらだら続く前半に数ヶ月前途中挫折し、今回また最初から観直しました。 やっぱりつまらない! おふざけに延々と付き合わされる感じでした。 映画版オリジナルキャラの莉央で終盤いいシーン、蛍と部長のイタリア編のラストにキュンと来るシーン、ラストに嬉しいシーンがあって不満はやや消化されましたが、それでも時間のムダでした。 綾瀬はるかは大好きですが、この蛍だけはなんか現実味がなくて受け入れ辛いです。 部長も変に萌えキャラ風で逆に萌えません。 想像とは違う予想もつかない話でしたが、いい話が作れそうもないから、場面をローマにしようとした様にしか思えませんでした。 <金ロー>
お正月TVスペシャルのような内容!!
折角ローマロケまでしているのに、凄くつまらないです。別に「干物女」じゃなくても良い内容です。綾瀬はるかにも萌えません。これは本当に劇場映画なのでしょうか。2012年の作品ですが、「干物女」という言葉はもう誰も使ってないですよね。2017年現在は「タラレバ」が流行っていますが、すぐ死語になるでしょう。ゴミ製造機のマスコミ乙と言う感じです!!
駄作映画なのに、なぜか幸福感に包まれる。
まず第一に、この映画は「ドラマファン以外まるで無視!」で作られた作品です。 ここまで割り切って作る潔さは逆に凄い。 キャラの性格も関係性も過去のいきさつも、なんの説明もないまま、さりげない会話にドラマシリーズの出来事をちりばめ、ドラマ後の進化を描きます。 何の事件もなければ危機感もない、ドラマ知らないで見たら、見知らぬカップルの旅行を見させられるだけです笑 初めて見る人にも楽しませる作品を作ってこそ映画なので、この時点で映画としては終わっています。 そもそもドラマファン殆どの人が、最終回での映画告知に 「このドラマ映画にしちゃダメでしょー!(°□°;)」 という驚きと不安の気持ちになったはず…笑 とはいえ、やっぱりほたるとぶちょおが見たいんですよ。 普通ドラマって、あくまで見てる側は第三者というか、登場する人達と同じ立場や目線で見れるわけじゃないけど、現実とは違う世界観を楽しめることが醍醐味だったりするじゃないですか。 でもホタルノヒカリってドラマは、ほたるが嬉しいとこっちまで嬉しくて、傷ついたり後悔してるとこっちまで胸が苦しくなる。 視聴者がほたる達と同じ目線で感情移入させられ、自分ごとのように2人と一緒に一喜一憂しちゃうドラマだったんです。 でもこの映画で初めてホタルを見たら、ホタルはガサツでグウタラな変人でしかない。 「のだめ」と同じにしか見えないはず。 脚本家はシリーズ1のホタルを忘れちゃったのか。 ホタルは「干物女」であって、ドジで抜けてるから「アホ宮」であって、 「おバカ」でも「変人」でもないんだよー!! 本来のホタルとは、人一倍責任感があって、いつも一生懸命で、やな事をNoって言えない内気さもあって、でも誰かの為となると人目も気にせず全力で尽くすお節介さで、困ってる人無視できない正義感もある。 な、の、に。自分のためには一切がんばらない。 自分の事だとすべてがめんどう、努力はおろか悩む事もどうでも良くなる、ノーテンキで諦めも早いから「干物女」なんです。 自分の為だとがんばれない、人の為ならがんばれる。 でもホタル自身は自分を干物としか思ってないし、しかもポジティブに捉えてます。 実は、人の為・仕事の為なら夢中で面倒なことをがんばってる事を、本人は全然気付いていないんです。 でも、ぶちょおは知っている。 そういう頑張り屋ホタルを知っているから、仕事や人助けに夢中で、つい恋愛のこと、ぶちょおのことなんて後回しになっちゃうホタルの事を理解してあげているんです。 今回の映画は、そういう2人の見えない愛情の描き方が足りず、雑なストーリーで隠れてしまった気がしました。 部長も「ぼくちん」連発なやりすぎ演出で、今回甘えん坊おじさんでちょっとキモかったし… 花嫁ドレスを買っておいてくれたサプライズも、誘拐事件を心配する気持ちが感情移入しにくいために、ドラマの指輪程は感動できなかったな。 ただ、映画スタッフは、ホタルの世界観を壊したわけではありません。 松雪泰子を諭そうと必死になってるホタルを、見守りつつも行き過ぎそうな時は制止する部長、見えない愛情を凄く感じたし、2人の性格が繊細に行動に現れてる瞬間でした。 ホタルノヒカリというドラマは間違いなく傑作で、誰よりも好きなヒロインでした。綾瀬はるかという女優が大好きになりました。 映画はそんないい作品を作ったスタッフ&監督&キャストへの、ご褒美作品かな? イタリアロケは楽しかったに違いない!
干物映画
外ではお洒落な格好で仕事も出来るが、家ではジャージ姿でゴロゴロしてばかりの“干物女”の恋愛を描いて人気を博したTVドラマの劇場版。 TVドラマは第1期の最初の方は見てたけど、何となく見なくなった。 なので、蛍とぶちょーが結婚しててびっくり。いつの間に!? TVドラマはもうちょっと面白かった印象があったんだけど… この映画版、酷ぇや。 単なる綾瀬はるかのおとぼけショー。 話がまるで面白くない。 仕事と新婚旅行を兼ねてローマへ行くって設定なんだけど… とりあえず海外行っとけばゴージャスな映画になるという安易な企画。 邦人が誘拐された事件が起きたばかりのローマでぶちょーが誘拐され…みたいなアホな展開。 蛍とぶちょーのおままごとみたいな恋愛、最後は勿論絵に書いたようなハッピーエンド。 ローマで出会ったもう一人の干物女、松雪泰子と手越“テイッ!”祐也の姉弟も無理矢理ねじ込んだ新キャラ。 本当にこんなの見て、あ~面白い映画だった、と言う人居るんだろうか。 (まあ、居るんだろうなぁ、一応興行成績18億円) 外と家でギャップある女性は別にいい。 が、こんな天然は勘弁。 確かに綾瀬はるかは可愛い。 でも役柄に魅力(りき)を感じず、全く魅力(りき)的に見えず。 これなら、やたらと綺麗なパンテーンのCMを見てる方がずっといい。
期待はずれ
映画だからか 海外のせいで全然面白くない。 やはりこれはドラマだからこそ面白いと痛感した。 内容もありがちなものの オンパレード! 飛行機で隣の男と後で繋がるとか カバンを取り間違いとか 実は昔 事故で暗い過去背おってたと とにかく独創性がまったくない。。 酷い映画でした。
干物女なんか流行るんじゃねー!撲滅しやがれ
映画評価:35点 前置きとして、私はドラマを観たことがない。 でも「干物女」を題材にしているドラマだったことは知っていた。 そして、私の妻も干物女だ。 とても見ていて他人を見ている気がしない。 そういう立場(干物女と生活している)の人間の感想である所まで前提で聞いてほしい。 仕事は真面目、家ではいつもゴロゴロ、荷物も多く余計な物だらけ、勘違いも多く、こちらの気持ちを知ってか知らずか無反応。 そんな干物女特有の特徴にばかり気を取られてしまい、ストーリーの大部分があんまり入ってこなかったけど、干物女の生態を知るには素晴らしい作りだと思います。 もっと他人事で見れたら、もっと楽しめただろう、妻が似ている生態だと思うと笑えない事だらけでした(汗) 【2015.3.6鑑賞】
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