「カイル「はーセックスセックス」」50/50 フィフティ・フィフティ mamemameさんの映画レビュー(感想・評価)
カイル「はーセックスセックス」
コメント見ると親友のカイル(セス・ローゲン)の女引っ掛けてセックスだ!というスタンスに嫌悪感を覚える人が多いが、欧米の人たちはサシ飲みするくらいの感覚でセックスするということを忘れてはならない。映画だけの話じゃなくて、リアルでも本当にそう。だから、映画の中でのセリフは日本では2段階くらい下の感覚に差っ引かなければいけない。それが出来なくてブーブー言うのは理解度が低いし、無粋。
重要なのはそこではなくて、彼はおそらく、主人公がガンになる前からそういうスタンスだし、なってからもそういうスタンスだということだ。知り合いがガン患者だと知るとどうしても特別扱いしてしまうが、彼がそれを望むならそうすればよいし、でなければ普段の通りに付き合うべきだ。多少の気遣いはするにしても。
自分の友人にも最近ガンになった人がいた。聞いたのは手術が終わって転移を抑える段階になってからだったので状況は少し違うが、「死にそうな人」ではなく「生きたい人」と相対しているということを忘れてはいけない。
まあ、主題はセス・ローゲンじゃなくて、それに振り回されるジョゼフ・ゴードン=レヴィットの方なんだけど。そして親身になってくれるキャサリンなんだけど。
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