スピークのレビュー・感想・評価
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自宅にて鑑賞。オレゴン州のドン・パーク・ホテルなる廃墟で起こる一夜の物語。POVによるほぼ1カット(当たり前だが、途中何度か編集点と思われる箇所を見付けた)と云う謳い文句は、以前観たウルグアイの『SHOT/ショット('10)』を髣髴させるが、本作の方が圧倒的に判り易く、出来が良い。このタイプの作品では展開が難しいと思われるが、途中ダレる事も無く、全篇を通し雰囲気やテンションに一貫性が有り、好感が持てた。短めの尺も佳い。唐突に迎えるラストはやや残念に思われたが、恐らく好みが分かれる処だろう。70/100点。
・興行的に成功を収めた『パラノーマル・アクティビティ('07)』に代表される超常現象を扱ったPOVでは、無理に引っ張る様な何も起こらない画面を延々と観せられるが、本作はサービス満点、コレでもかと観せ付けられる──特にM.クリンガー演じる撮影者の“ルイス”が皆と逸れて、一人彷徨うシーケンスは見応え有り。ポストプロダクションの頑張りが凄いなと思ったら、エンドロールに沢山の方々がクレジットされていた。亦、アチラでは白眼を塗潰すのが流行ってるのかとも感じた。
・鑑賞日:2012年6月10日(日)
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