エイリアン3のレビュー・感想・評価
全17件を表示
『怖がる事はない。私たちは家族よ』
現実社会に対するアイロニーの様な作品と考えよう。
いずれ滅ぶしか無い男系社会に、子供(?)を宿した物理的な女性が流れ着く。そして、怪物のもう一匹がそのリプリーを探し回る。そんなブラックファンタジーだ。
シリーズとして見るよりも、この映画こそエイリアン2だと思う。
『クレメンズ』の履歴経緯は正にチェルノブイリへの警鐘だと感じた。
この映画の上映時には社会主義社会の崩壊は事実上終わり、一時的に世の中は一曲化する。さて現実はどうなるか?言うまでもない。
リプリーが怪物を探し回る。
その時の台詞『怖がる事はない。私たちは家族よ』
二極化だった社会がもう一方の社会に対して鎮魂する台詞と感じた。
男たちの考える戦いが狂気と化す。それが正に現実だ。
さて、この映画の演出の上で凄いと思った事は、
リプリーは髪の毛を丸坊主して、男達は髭を剃る。つまり、中性世界なのだと思う。キリスト教原理主義社会と話していて、ある意味に於いて、911の預言も含んでいるのかなぁなんて考えている。また、最後はカトリック教徒が一番問題視している女性に対するあの問題。奥が深い。
傑作である。
序盤から中盤は眠くなる
序盤から中盤はエイリアンがあまり出てこず、主に人間の言い争いばかりでつまらない。エイリアン、出てこーい!って感じです。
後半、エイリアンを追い込むあたりから面白くなりました。
ラストは分かっていたけど切ないですね。生まれてきた赤ちゃんを抱きしめるように、チェストバスターを抱きしめて溶鉱炉へ。本当はもっと違う人生があったのにと思うと、いたたまれない気持ちにさせられます。
ニュートさえ生きていてくれたら…。
エイリアン、「ロムルス」から7本観たからもう、いいや。
「エイリアン ロムルス」観賞を機にエイリアン・シリーズをBDで振り返る。
今回は「エイリアン3」(1992)
「エイリアン2」のラストでエイリアン・クイーンを倒し、冷凍睡眠に入ったエレン・リプリーは宇宙船スラコ号の火災発生により冷凍カプセルごと脱出艇に移され射出され、惑星に衝突する。そこは囚人・管理者25名のみが暮らす流刑の惑星フィオリーナだった。脱出艇に侵入していたフェイスハガーはエイリアンとなり人間を襲い始める。流刑地のため武器はない。リプリーは如何にしてエイリアンと戦い、倒すのか。
この映画の最大の問題点は、リプリーを男性しかいない惑星という環境に置くために、「エイリアン2」のラストで生存し一緒に冷凍睡眠に入ったニュートとヒックスを脱出艇での事故死であっさり抹消してしまった事である。共にエイリアンと戦い、生き残った二人がいきなり消されてしまっては「エイリアン2」を観ている者にはガッカリな展開だ。
シガニー・ウイーバーは、本作でプロデューサーとしても名を連ねており、撮影中も監督と折り合いが悪かったらしい。監督デビッド・フィンチャーも初監督作でエイリアン・シリーズでもあり会社の要望に不満だったらしい。編集にも大分不満で、30分以上長い完全版を2003年に発表している。
例えば、劇場版では犬だったフェイスハガーに取り付かれる動物が完全版では牛である。
この星では荷物の運搬に牛を使っており、(完全版では)脱出艇の残骸を運ぶのにも牛で引いていたので脱出艇に潜んでいたフェイスハガーが牛に取り付く方が筋は通っている。牛の死体を処理した囚人がフェイスハガーの死体を「何だ、これは?」と持ち上げるカットもある。牛に寄生したため出てきて走り去るエイリアンは4足歩行である(このCGがしょぼい)。体内から出てきたカットは公開版も同じだった。
本作では説明されていない事が多すぎる。
○エイリアン・クイーンはどうやって冷凍室内に産卵したのか?
冷凍室内に卵があるカットがあり、フェイスハガーが出現し火災が発生する。その前に床が酸で溶けるカットもあるが、フェイスハガーは血液が酸でも自ら酸を射出することはないのでは?エイリアン・クイーンはスラコ号までやって来たが、リプリーと対決して冷凍室内に入る余裕はなかったはずだ。リプリーに再起動されたビショップによれば「ずっと一緒にいた」との事だが冷凍室内に産卵したのはいつ?
○何故フェイスハガーは複数?
冷凍室内には卵が一つしかなかったようだが、フェイスハガーはリプリーに取り付いたものと牛に取り付いた2匹?いた。1度取り付いたら死ぬのでは?
○何故リプリーはエイリアン・クイーンが体内にいるのに気付かなかったのか?
リプリーは体調不良を感じて体内をスキャンして初めて知る。リプリーを襲おうとしたゼノモーフは既にリプリーの体内にエイリアン・クイーンがいることに気付いて襲うのを止める。どうして判った?リプリーの体調不良の時間が長い。第1作のJハートは食事をしてすぐにチェストバスターに食い破られる。
前作までを観ているファンには、これらの事は納得出来ないのではないか。ちゃんとした説明か、判るようなカットが必要だった。
ウエイランド・湯谷社の表記で、初めて映画内で漢字表記が登場する。リプリーが脱出艇のフライトレコーダーを取り出すシーンでカバーを外すと中に「ウエイランド・湯谷」の表記が読み取れる。また、リプリーが司令室内に入った時に壁に貼ってある紙に「ウエイランド・湯谷株式会社」と印刷されている。本作では、惑星内の壁に「鉄」とか「超高温危険」という漢字が書かれている。
ノストロモ号の船内にあった青いドリンキングバードは、本作では所長室のテーブルの上に置かれている。暗い画面の中で青い色がアクセントになっている(ロムルスにも登場する)。暗いのは画面だけでなく、シラミがわくという理由でリプリーまでも坊主頭にされ、囚人を初めとする出演者は全て坊主刈りで宗教的な雰囲気も暗い。
そして、ラストシーン。前年公開の「T2」のラストを真似たとしか思えないが、自分の身に宿ったエイリアンを葬るためにリプリーは自ら溶鉱炉に我が身を落とす。公開版ではその瞬間にリプリーの腹を食い破って出ようとするチェストバスターを押さえ込むが、完全版ではその表現は無く、まるで十字架のように両腕を開いたままリプリーは溶鉱炉に消える。
「エイリアン4」に登場するのはリプリーのクローンであり、エレン・リプリーは以後2度と登場しないのだ(「ロムルス」の後に登場の可能性は残されている)。
エレン・リプリーとエイリアンの戦いは終わった。
「エイリアン」 (1979) 公開版117分 ディレクターズ・カット版116分
「エイリアン2」 (1986) 公開版138分 完全版155分
「エイリアン3」 (1992) 公開版115分 完全版145分
「エイリアン ロムルス」の後、完全版等を含めエイリアンを6本、13時間以上観た事になる。もう、疲れたからいいや。「エイリアン4」以降は、またいつかね。
デヴィッド・フィンチャー監督によってダークでホラー映画に振りきったシリーズ第3弾
完全版の方で鑑賞
デヴィッド・フィンチャー監督の長編劇映画デビュー作として有名なシリーズ3作め、作品の出来自体は1&2のレベルには届かずひたすらダークでサスペンスフル、ホラー映画のキャラクターの様にエイリアンを描き、やたら観客を脅かしにかかっている作りが特に違和感のある作品ではあるけど、まぁこれはこれで単体作品としては面白い
でも本作を観終わっても、なぜこの3作目を作ったのか意図がよくわからないのが正直なところ、人気にあやかって作られた続編ものということでしょうが、その域から出られないのが残念です
今回は牛(劇場公開版では犬)を媒介しエイリアンが誕生する設定と衝撃の映像が素晴らしいが、その誕生した4足歩行のエイリアンが人々を追いかけ回すシーンのCGが安っぽい映像なのが超残念なポイント
本作の舞台となるリプリーが不時着し救助される監獄惑星フィオリーナ161、そこで医師を務めるチャールズ・ダンスさん演じるクレメンズにリプリーからセックスを誘う謎の狂行があり意味不明
どうやって・いつリプリーはエイリアン クイーンを身ごもったのか?という疑問を抱えたまま終盤を迎え、リプリーが体内のエイリアンが生まれてくる前に自ら溶鉱炉に身を投じ自決する「ターミネーター2(1991)」と同じラストは衝撃の展開でした
感想メモ
リプリーとエイリアンの物語の終焉に相応しい最後だったと思う
ネコって2で置いてきたまんまだっけ?
もうコールドスリープするのやめませんか、全然安全が保障されていない、いつのまにかエイリアンが忍び込んでいた、って設定よりも誰かが寄生されてたって方がリアルかなと思う、どうせ殺すならね
ラストの闘争劇、エイリアン目線の自由なカメラワークが良い
そして、真の敵とも言うべき会社の偉い人が初お目見え!2のアンドロイド、ビショップと同じ顔!
医者が序盤で死んで驚き、もっと活かせそうなキャラだったのに…
リプリーのアフロヘアは私の中で低評価だったので、スキンヘッドになって大正解!嬉しかった
次の話からは誰が主人公になるんだ…
初期設定にガッカリし、主人公のお腹CT画像に驚き、そしてシリーズ終了を宣言した様な最後のシーンに驚愕
デビッド・フィンチャー 監督による1992年製作(115分)のアメリカ映画。
原題:Alien³、配給:20世紀フォックス映画、劇場公開日:1992年8月22日。
昔の記憶が薄れていたせいだが、結果的に2回目の鑑賞であった。それなりに面白かった記憶なのだが、昔と異なり今回はエイリアン2に続けて見たせいで、最初の設定にまずはガッカリしてしまった。リプリー(シガニー・ウィーバー)が前作であれだけ必死に救い出した美少女ニュートが、いきなり死んでいたという物語設定は、安易で酷いと思ってしまった。前作で演じていたキャリー・ヘンが出演出来ず、代役も見つからなかったせいなのか?
舞台が流刑惑星で武器が無いという設定も、ウィーバーの銃規制賛成派というポリシーが関係しているかもしれないが、迫力が無くなり今一つ。彼女が丸坊主になるというのも頂けないとと思ったし、医師(チャールズ・ダンス)とセックスする設定も不要と思った。
ただ、エイリアンをコンクリート詰めにするという発想はユニークだと感じ、それで痛めつけられながら、なお這い上がってくるエイリアンの姿にはアメリカ映画らしく、かなりの迫力を感じた。
そして、主人公リプリーがエイリアンに寄生されてしまうという設定には少なくとも最初見た時には大いに驚かされた。そして最後、溶鉱炉へのリプリー身投げとその最中でのお腹からのエイリアン誕生映像には圧倒された。
このシリーズも流石にこれで最後と思ったのだが、まだ次が制作されたのに更にビックリ。
監督デビッド・フィンチャー、製作ゴードン・キャロル 、デビッド・ガイラー 、ウォルター・ヒル、製作総指揮エズラ・スワードロウ、共同製作シガニー・ウィーバー、キャラクター創造ダン・オバノン 、ロナルド・シャセット、原案ビンセント・ウォード、脚本デビッド・ガイラー 、ウォルター・ヒル 、ラリー・ファーガソン、撮影アレックス・トムソン、
美術ノーマン・レイノルズ、編集テリー・ローリングス、特殊効果監修ジョージ・ギブス、
特殊効果デザインアレック・ギリス 、トム・ウッドラフ・Jr.、クリーチャーデザイン
H・R・ギーガー、視覚効果リチャード・エドランド、衣装ボブ・リングウッド デビッド・ペリー、音楽エリオット・ゴールデンサール。
出演
シガニー・ウィーバーエレン・リプリー、チャールズ・S・ダットンディロン、チャールズ・ダンスクレメンズ、ポール・マッギャンゴリック、ブライアン・グローバーアンドリュース、ラルフ・ブラウンアーロン、ダニー・ウェブモース、クリストファー・ジョン・フィールズレインズ、ホルト・マッキャラニージュニア、ランス・ヘンリクセンビショップ、ピート・ポスルスウェイトデヴィッド。
製作陣はジェームズ・キャメロンに恨みでもあったのか?
人気SFシリーズ『エイリアン』の3作目。
男性囚人を収監する惑星に不時着したリプリーとエイリアンの新たなる戦いを描く。
鬼才デビッド・フィンチャーの映画監督デビュー作。
密室を舞台にしたSFホラーの名作『1』。
前作から大きくジャンルを変え、エイリアンvs海兵隊というド派手なアクション映画として作られた『2』。
そして、気鋭の新人デビッド・フィンチャーを迎えて作られた『3』は、原点回帰ともいうべきスプラッターホラーであった…
…いや、スケールダウンしとるやないかいっ!
あれだけウジャウジャ登場させたエイリアンが、本作では1匹だけ。
前作でエイリアン=ザコ(は言い過ぎにしても、割と倒せる怪物)として認識してしまっているから、1匹のエイリアンが人類を襲っても盛り上がらない。
とはいえホラーとしての完成度が『1』と同レベル、もしくはそれ以上であるなら文句はないのだが、本作のクオリティは…
まず、『1』がホラーとして成り立っていたのは宇宙船という密閉された空間が舞台であり、その空間がちょうど良い狭さを持っていたから。
本作の様にだだっ広い空間が舞台である上、外部とも連絡が取れる様では、密室サスペンスとしての面白さは半減してしまう。
何よりラストの囚人が命をかけてエイリアンを倒そうとする展開。
熱いことは熱いのだが、正直何やってるのかよくわからない上、グダグダしているので緊張感がイマイチ出ていない…
男だらけの収容所に女であるリプリーが単独で降り立つという、なかなかにエロチックな設定。この設定ならもっと生々しく、面白く出来そうなものなのだが、イマイチ活かし切れていない。
新たなキャラクター達は魅力に欠ける。
何やねん、あの医者…リプリーと関係を持つ意味あったの?
まぁ、単純に出来が良くない作品なのだが、1番の問題は…『2』の登場人物を特に理由もなく皆殺しにしたことでしょ!
あんなもん『2』ファンは怒るに決まっている!
『2』でのあの壮絶なバトルは一体なんだったのか?
悩める観客に追い討ちをかける様なニュートの解剖シーンとかいる?
エイリアンよりこんな露悪的なシーンを入れようと考えた製作陣が怖いわ!
退屈する様な作品ではないですが、制作首脳陣に強烈なキャメロンアンチが居るに違いないと、頭を抱えてしまう迷作です。
言うほどでもないと思ってたけど、
エイリアン祭りを自主的に開催してから3作目のエイリアン3。
デビッドフィンチャーのデビュー作にして、シリーズ最低の作品との悪評高い今作。
前半30分は最低作??割といいじゃん。
と思っておりまして。
ニュートが死んじゃったのは結構ショックだけど、デビッドフィンチャーならやりそうな感じするし笑
リプリーと親しくなる医者のおじさんも、なかなかの過去があって感情移入できる感じでよかった。
でもですよ。
エイリアンが出てきてからのモロ合成感に興ざめしてしまい、1、2のエイリアンを見ただけで身の毛のよだつ感は本当に皆無でした。
なんで、時代的に1.2より新しいのに一番嘘っぽいの?
やはり、下手に合成とかCGに頼るとダメですね。
1作目の方がよっぽど生々しくて、本物っぽくて怖かったです。
しかも登場人物でリプリー以外で唯一感情移入できるお医者さんも、そうそうに殺されるし。
しかも結構どうでもいいところで。
後半はただ、おっさんたちが右往左往する感じで、なんだかなーでした。
リプリーが地球のために自分命を犠牲にしたところはなるほどでしたが。
まー、めげずに4作目も鑑賞してみます。
リプリーの選択
エイリアン・シリーズ第3作。
レンタルDVDで3回目の鑑賞(吹替)。
確か本作がエイリアン・シリーズの初体験だったはず。
本作が賛否両論なのは公開から27年経った今も相変わらずで、そうなった経緯とはデヴィッド・フィンチャー監督の作家性とそれを理解し切れなかった製作側の迷走の果てでした。
今回改めて鑑賞してみて、シリーズの中では異質ではあるものの、個人的にはとても怖く、且つ面白いなと感じました。
満足な武器も無い中、三たびエイリアンと対決することになったリプリー。犬から生まれたエイリアンは俊敏で残酷さも二割増し三割増し。次々と囚人を血祭りに揚げていきました。
リプリーの運命たるや悲惨。助けたニュートは脱出艇の墜落で死亡し、再び娘を失った悲しみに暮れますが追い打ちを掛ける悲劇が。クイーンが体内に宿っていただなんて!
スリル炸裂な鋳型への誘き出し作戦に手に汗握りました。迷路の様な通路を逃げ回りながら、時には先回りされながらの決死のサバイバル。息をつく暇もありませんでした。
多くの犠牲を出しながら鉛を流し込んで一件落着、と思いきや、新たなエイリアンの生態が明らかに。強靭な皮膚の持ち主だったとは。ですが物理法則には勝てず安心しました(笑)。
その後の展開が凄絶かつ悲しい。リプリーが選んだ決着のつけ方はシガニー・ウィーバーが自ら望んだことだそうで。これまで散々な目に合って来たリプリーの魂を救済してあげたかったのかもしれません。ですがその願いは5年後に脆くも踏みにじられてしまうことになりましたが…
※修正(2024/02/02)
微妙だけど嫌いじゃない
最後に主人公のリプリーが死ぬので、4の監督は苦労しただろうと思いながら感想を。
意外と酷評されているほど、つまらなくはなかったです。
1、2とは違う宇宙船外のストーリー展開も挑戦してるなと思いました。ただ、他の方が指摘している通り、男しかいない星の設定や蝋燭を立てにいってエイリアンに襲われるシーンなど、つっこみ要素はいくつかありました。
一番感情を動かされたのは、最初のニュートが死んだシーン。前作であれだけ努力して助けたのに殺されるは、さすがに響きました。
ディビットしかりニュートしかり、色々な物を今作は断ち切っており、それを挑戦と捉えるのか改悪と捉えるのかは人によって違うでしょう。私は、どちらでもないかな。
ホラー映画として楽しめました
ホラー映画として楽しめました。 序盤からエイリアンの恐怖をじょうずに演出していました。 中盤以降は [エイリアンと追いかけっこをして追い詰める] という、 無謀すぎる戦略を実行しました。 それは戦略としては最悪でしたが、 視聴者に恐怖と興奮を与えるには理想的な状況でした。 演出や設定を含め、 非常に良質なホラー映画でした。 できれば、 追いかけっこまでの単調なストーリーをもう少し緊張感のあるものに仕上げてほしかったです。
製作時トラブルが多かった作品で完成度も悪い
単純な会話シーンでも顔がアップの時、お互いの目線が合ってなくて会話しているように見えなシーンが有ります。
声の響きが急に変わって喋っている人が変わったように錯覚したり、同じようなトーンでカメラの外から急に会話に参加してくる人がいて誰が喋っているのか分かりにくい事も多かった。
蝋燭を立てに行ってエイリアンに襲われるシーンは何回観ても未だに繋がりが判らない。襲われている人を見て逃げる→逃げた先が何故か人が襲われていた現場→また襲われる?で合ってる?逃げたのではなく助けに行った?
編集が悪い為なのか、必要なシーンが納得いく形で撮影出来なかった為なのか、兎に角分かりにくいシーンが多かった印象です。
完全版で人間関係等が捕捉されて弱冠面白くなった気がしていますが、エイリアンが寄生する宿主が犬から牛に変わっています。長年、ドッグ・エイリアンと呼ばれていたので何とも拭いがたい違和感が残ります。
前作の生存者が登場する事なく事故で無惨に死んでしまうのもショック大。初見の時は前作まで蔑ろにされた気分で何とも言えない気分でした。
なかなかよかった
公開当時は、なんだこりゃと頭に来るほど面白くなかった記憶があるのだが、改めて見たらけっこう面白かったので、フィンチャー監督には悪い事をしたなと思った。ただ、犬エイリアンのCGはしょぼいと言わざるを得ない。
出てくるのが囚人や刑務所のスタッフばかりなので、嫌な奴とか頭の悪いのばっかりでなかなかコクのある登場人物だった。
坊主頭のリプリーはただでさえぐっと来ないのにきつかった。ドクターはよく抱けたな~と思った。
クライマックスはエイリアンを追い込んでいるようなのだが、順路が不明で何がどうなっているのかさっぱり分からず釈然としなかった。全体的に怖さもなかった。ビショップが殴られるのは痛快だった。
先日「2」を見返したら、こんなにつまんなかったっけ?と思うほど人間性が薄っぺらい映画で、それと比べるとこっちの方が断然面白かった。パワーローダーみたいなのが出てくればなおよかった。
(-.-;)
個人的には「エイリアン2」の方が面白かった!
エイリアン1匹にあれだけの人間が殺られるとは、エイリアンって恐ろしい生物だと思いました(-_-;)
ラストは「ターミネーターかっ!」って突っ込ました(笑)
エイリアンVS囚人。
シリーズ3作目。
前作で生き残ったリプリーですが、映画が始まった初っ端から「そりゃないよ」的な展開で、有無を言わさず不時着(苦笑)。
今回は、凶悪犯が収容されている刑務所を舞台に、エイリアンとの戦いが描かれます。
前作とは違い、武器もほとんど無く、しかもリプリー自身はエイリアンに寄生されているという、全編に悲壮感漂う雰囲気。
女人禁制の刑務所でただ1人の女性であるリプリーは、囚人達からみれば、心を惑わす存在。そんな状況でも戦わざるをえないリプリーは、まるで「聖女」のようです。
ラストシーン。
自ら灼熱の溶鉱炉の中に身を投じるリプリーの姿は神々しく感じました。
全17件を表示