「トップに至る者」新少林寺 SHAOLIN Xixiさんの映画レビュー(感想・評価)
トップに至る者
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私見ですが、曹蛮の暴走はこう見ています。
曹は侯の一番有能な部下で勝利の功労者でもある。勝利後武器を購入したい要望に、侯は拒むだけでなく、手厳しく戒めた。最後の決闘からでもわかるように、武術に関しては、曹の能力は侯を超えている。プライドの高い有能な人は、プライドを傷つく恥ずかしい思いをさせられたら、裏切る確率が高い。侯が犯した最大なミスは人の読み違いだったではないかと。(義理の兄と曹に対する判断ミス)その部分はあと一つ二つのシーンで描ければ、筋が通りやすいと思うが、意外感を出すためか、わざと省いたのかもしれない。
トップに至る者は、実務(ここでは武術)よりは、自身の人間性や人を観察する能力のほうがより大切だなと、映画を観て感じました。
余談ですが、豪華過ぎる俳優陣で贅沢感がありました。時間がちょっと長すぎたから、星四つに。
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