エイリアンのレビュー・感想・評価
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スター・トレックの『艦隊の誓い』にも示されている。
『エイリアン』を日本語に訳すと『宇宙人』とか『異星人』が一番分かり易い訳になるかと思う。また、
出て来るその異星人は怪物の様な『異様な生物』である。さて、『エイリアン』の意味に『異様な物』と言うのも存在するので、この映画の題名はそれで理解出来ると思う。
さて、
だがしかし、
その『異様な生物』の視点で考えると、この地球からやって来た人間と言う生物がエイリアンなんじゃないかと思う。
『縄張り』と言う考え方は生物である以上、全宇宙に通じる概念だと思う。
さて、この演出家はイギリス人である。アメリカのハリウッドから見れば、イギリス人も『エイリアン』なのかもしれない。
初見は池袋の映画館でロードショーで鑑賞した。『西洋人ってなんで余計な事するんだ』って思った事を思い出した。リプリーの考え方は『宇宙』に限らず当たり前。あえてディプリーの間違いを指摘するとすれば、最初から『縄張り』には近づかない事だ。それはスター・トレックの『艦隊の誓い』にも示されている。
要は干渉しないって事。
ベトナム戦争後のアメリカは、架空のドラマの中では、内政干渉を語る様になったが、現状は今も内政干渉を懲りずにやっていると見える。
『虎穴に入らずんば虎子を得ず』だが『君子危うきに近寄らず』だと思った。
追記
母船で10ヶ月かかるのだから、リプリーにとっては終末旅行だったんだと思う。
何度見ても面白い
一番最初はテレビで見て、レンタルでも見て、最後は午前十時の映画祭で初めてスクリーンで見た。その時は、エイリアンの動かなさがひどくショボく感じた。今回はレンタルDVDで見る。エイリアンは振り向くとそこにいる、みたいなびっくり場面で登場する。両手をあげたポーズがキュートだ。ノストロモ号の搭乗員がやたらと待遇や賃金に愚痴を言う。リプリーは途中まであまり目立たない。若くてかわいい。アンドロイドのアッシュは最後燃やされる。
タイトル画面カッコイイ!
タイトルロゴの出かた!宇宙船造形!なんてカッコイイ…
エイリアンの造形ばっかり印象にあったけど、映画として多方面から良作でした。
あと何よりネコ。ネコ演技してるネコ!
エイリアンも、隠れて飛び出したりびっくりして逃げたり欠伸したり、扱いがネコ。
リプリー、ラスト・サヴァイバー・オブ・ザ・ノストロモ
1979年7月21日公開初日に新宿プラザ劇場で「エイリアン」と遭遇した。あれから45年、「エイリアン:ロムルス」観賞を機に、BDで再観賞(TV他で何度も観ているけど)。
画面中央に縦線が1本、また1本。5本の線が並びそして、それが変化すると「ALIEN」のタイトルが現れる。当時は斬新だった。
宇宙貨物船ノストロモ号は7人の乗員と2000万トンの鉱石を積んで地球へ帰航中。のはずだったが、冷凍冬眠から覚めたクルーは自分達が地球付近では無く、発信者不明の信号を傍受した制御コンピュター”マザー”により進路を変更され遙か彼方の宇宙にいる事を知る(クルーが宇宙船内なのにタバコを吸いすぎるな、45年前には電子タバコの発想は無いね)。
しかし、2000万トンの鉱石積載した宇宙貨物船ノストロモ号ってどんな大きさなんだ?しかもクルーが7人、効率がいいのか、ウエイランド社がケチなのか。ヤフェット・コットーとHDスタントンはボーナスの話ばかりしている。
発信元の直径1200kmの小惑星に着陸し、調査すると卵状の中にいた見たことの無い生物にJ・ハートが襲われる。船長T・スケリットは宇宙船に連れ帰るが、リプリー(S・ウイーバー)はエアロック解除を感染等防止の観点から拒む(この対応は正しい。彼女は規定どおり24時間隔離を主張する)が、アッシュ(I・ホルム)が解除して船内に入れる。アッシュはリプリーが分析した信号はSOSでは無く警告のようだという報告を着陸し調査に向かったクルーに連絡しないなど不審な動きをみせる。
顔に張り付いていた生物は切除しようとすると強烈な酸を放出し、宇宙船の床を2階層通過してしまう。これでは剥がす事は出来ない。生物は顔に張り付いたまま脱皮し、シリコンを吸収しているとアッシュが分析するが、いつの間にか顔から剥がれて死んでしまう。しかし、生物はJ・ハートの体内に卵を産み付けており、内蔵を食い破って現れるが船内に逃げてしまい、脱皮を繰り返して巨大化した生物(エイリアン)はクルーを次々と襲い始める。
アッシュが人類が初めて遭遇した地球外生物にこだわりを見せる中、リプリーはマザーにチャットでウエイランド社の指令を確認する(キーボード入力やブラウン管調のモニターなのが1979年だな)。ウエイランド社の指令は「生体標本の持ち帰りを最優先し、乗員等は場合により放棄してよし」というものだった。
このことで(編集ミスか?リプリーは既に鼻血が出ている)アッシュと小競り合いになるとリプリーはアッシュに殺されそうになり、止めようとヤフェット・コットーがアッシュを倒すとアッシュは壊れる。彼はアンドロイドだった。彼の最後の一言は「君たちは生き残れない」
アッシュが牛乳(若しくは白い液体?)を飲んでいるがその理由の説明がない。例えば、8マンが特殊タバコをすっているのは超小型原子炉を冷却するためだ(例えが古いぞ)。
壊れたアッシュは白い液体にまみれている。牛乳のはずはない。アンドロイドなら飲まなければ良いだけだ。
エイリアンを船内に残し宇宙船ごと爆破しようとするが、シャトルに乗り移る前に残りのクルーはエイリアンに殺られる。自爆装置を起動して間一髪シャトルに乗り移ったリプリーはノストロモ号が爆発するのを見る。やっとエイリアンを葬ったと安堵するリプリーだったのだが、・・・。
無音の演出が凄いと思った。宇宙の静けさが感じられ、無駄に音楽を付けずに怖さが十分に感じられる。この時点(初公開初日時点)では、エイリアンに関する情報があまり無かったので、不気味さが最高に感じられた。完全変態の宇宙生物も45年前は相当新鮮だった
最後の通信が「ノストロモ号の他の乗員は全員死亡した、6週間後に銀河系に到達するので回収を期待する。リプリー、ラスト・サヴァイバー・オブ・ザ・ノストロモ」だった。
「おいで、ジョーンズ」どこへ行くか判らない猫を宇宙船内で飼っててもよいのかな?
太陽系どころか銀河系の外かい、遠いにも程がある。ということはロムルスも銀河系外にあったという事になる。「エイリアン2」でリプリーが地球に戻るのが57年後の設定だとすればあと37年。1と2の間のケイリー・スピーニーのエイリアンシリーズはまだ作られるのか。
『エイリアン:ロムルス』を公開初日に観て、その後自宅で再鑑賞。 何...
『エイリアン:ロムルス』を公開初日に観て、その後自宅で再鑑賞。
何回観てもシガニー・ウィーバーの真剣な顔がいいですね。
マザー・コンピューターとチャットする白い部屋はやたらとピカピカして画面が小さくてチープ。登場は大きなモニター(ディスプレー)がなかったからだろう。それと煙草吸い過ぎ。
そういえばリプリーが起爆装置のキャンセルが間に合わなかった時に「 You Bitch!」とマザー・コンピューターに怒鳴っているのに今更気付いた。キャメロンの2作目はオマージュしたのかな?
「Get away from her, you bitch」
子どもの頃テレビで観てた当時の感想↓
「宇宙船に猫がいるんだー」
「まるで巨大な工場内の様な船内」
「乗組員が工場の作業員みたいな服装」
「宇宙船内が水漏れ?雨漏りみたい」
「なんでリプリー突然に鼻血?」
「アッシュ牛乳飲み過ぎ?!」
「やっぱ船内無重力を描くのは難しいのだろう」
恐怖と作品の虜となり、もう逃げられない
私なんぞが説明するまでもないSF映画の名作。
SFとホラーを融合させ、今後もこれを超える作品は現れないであろう、同ジャンルの金字塔。
リドリー・スコットにとっても本作と『ブレードランナー』でSF映画史に足跡を残した。
元々リドリーにSFやホラーのセンスがあったかはちょっと疑問。その後の作品を見ても、この御大はダイナミックで硬派な作品がスタイル。
やはり本作は、H・R・ギーガーによるエイリアンのデザイン、ラヴクラフトのクトゥルフ神話を彷彿させる世界観を創造したダン・オバノンの脚本によるものが大きい。
リドリー御大にとってたまたまの巡り合わせだったかもしれない。しかしそれを、見事自分のものにした。それも才だ。
『2』のジェームズ・キャメロン印のミリタリー・アクション、『3』のデヴィッド・フィンチャー印のサスペンス・スリラー、『4』のジャン=ピエール・ジュネ印のダーク・ファンタジー…。シリーズ化されてからは各監督の色が反映されているのが非常に面白い所。
エンタメ性は抜群に『2』だが、完成度やクオリティーは圧倒的に本作。
スペースジョッキーの美術は荘厳ですらある。エッグ、フェイスハガー、チェストバスターの不気味さ。未知の生命体の究極とも言えるゼノモーフのインパクト…。
ノストロモ号のセットも素晴らしく、我々ももう一人の乗組員となってそこにいる感覚に陥る。
『スター・ウォーズ』でSFX時代が到来して間もない1979年。全く古臭さを感じさせないSFX技術。
主題曲の作曲だけでも一ヶ月を費やしたというジェリー・ゴールドスミスの格調高い音楽。
そして、本作の見せ場である見せない演出。暗闇の中から、突然背後から…。嗚呼、ギーガーによるデザインをもっとよく見たいのに…! しかしそれがより好奇心と恐怖心を煽る。
各々が才気が炸裂し、相乗した。
実は私にとって、トラウマ映画の一つ。初めて見た時が中学生か小学生高学年の頃。
人間の胸を突き破って現れるチェストバスターに受けた衝撃…! 以後敬遠してしまった。暫く経ってから改めて見たら、作品の完成度に感嘆。
もう一つ。白い体液まみれのイアン・ホルムも…。
ちなみに私のトラウマ映画/トラウマシーンは、『スプライス』、『ロボコップ』でピーター・ウェラーが蜂の巣にされるシーン、そして本作である。
45年前。シガニー・ウィーヴァーの若い事! 今でも凛とした美しさ。今、何歳…?
ゼノモーフのモチーフが男性器である事は有名。
ラスト、エロチックな下着姿のリプリーに襲い掛かり、何かを連想させる。このおぞましさが、『エイリアン』の不気味さ、恐ろしさでもある。
将来、人類が本格的に宇宙に進出した時、こんな生物と恐怖に遭遇したら…? それをダイレクトに描き、100%絵空事ではない…かもしれない。
唯一生き残り、エイリアンを倒したリプリー。脱出シャトルのコールドスリープで宇宙を漂い、救助された時再び…!
それとはまた別の場所で、奴と遭遇したクルーたちが…。
完全生物
非常に静かな映画だと思った。エイリアンが人に襲いかかる瞬間、極限まで高まった緊張が解放される瞬間だけ静寂は大きく打ち破られる。
H.R.ギーガーのデザインするエイリアンは邪悪そのものだが、まさに完全生物と言われるにふさわさい佇まいをしている。
ノストロモ号が謎の電波を辿って着いた先の惑星で発見した宇宙船のフォルムもどこか崇高な感じがする。
まるで神殿のような宇宙船の内部、腹部が内部から破裂し既に化石化した異星人の姿、そしてレーザーの靄の中に無数に並べられた何かの卵。その全てが何か神話の一部分を覗いているような神々しさを感じさせる。
この作品が正体不明のエイリアンが襲いかかる恐怖映画の域に留まっていないのは、この神々しさがあるからだと思われる。
実は貨物船として地球に帰還予定だったノストロモ号には、秘密裏に異星人を持ち帰るという指令が出されており、謎の電波の正体を探るために惑星に向かうことになる。
そのために乗組員はエイリアンの犠牲になってしまう。化学部長として就任したアッシュは実はアンドロイドで、乗組員の安全は二の次で彼らをわざと危険な任務に当たらせようとした。
後から考えると不自然と思われる彼の行動の理由も後から明らかになっていく。
エイリアンも恐ろしいが、人間の邪な考えこそ最も恐ろしいものだともいえる内容だった。
乗組員が次々と殺されていく中で、一人残されたリプリーが恐怖の中でエイリアンと対峙するシーンは息が詰まるような緊張感があった。
決して派手な作品ではないが、じわじわと身体に染み込むような恐怖が忘れられない。
逃げ出したエイリアンが驚くほど成長して、頭上から乗組員に襲いかかるシーンは思わずため息が出るほど素晴らしかった。
見た
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かつて見た。普通におもろい。
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今見ると…
エイリアンの続編はところどころ見てるような気がするけど、第1作は見てなかったような気がするので初めて通しで見ました。
エイリアンが本格的に襲ってくるのは映画開始から1時間以上のち。しかも、襲い方もなかなかに焦らしてくる感じで、エイリアンの出番もそれほどない。しかし、あのビジュアルが当時としてはインパクト大だったのだろう。今見ると、かなり物足りない感じで、今時だともう少しテンポ良く襲われる感じだと思うけど、すごく地味な戦いではある。当時の映画ってだいたいこんな感じで、今のエンタメとは程遠いのだが、この映画も例に漏れず。
ただ、登場人物の緊張感はあり、今でも楽しめる作品ではある。ラストに脱出艇の中にエイリアンが潜んでいるのはかなり怖い。
SFホラーの傑作と言うけれど。!
この映画劇場で見ました。!
「もう40年もたったのか」と思います。
最初に見た時「え、これで終わり」と言う印象で納得出来なかった為、そのまま劇場に残り二度見しました。
納得出来なくて二度見した作品はこの映画だけです。
(当時は入れ替えがなかった。)
前半部のエイリアンの卵がある宇宙船内の造形は良く出来ていて素晴らしいと思いました。
特に対空銃座の様な所に座る「スペースジョッキー」と言われる化石化した異星人の造形は実にリアル。
エイリアンの卵から幼体が出てくる所は本当の生き物の様に見えてキモいがリアルである。
だけど私が感動したのはここまで。!
その後ストーリーは一人、また一人とエイリアンに殺害されていくがストーリーが展開が緩慢な感じがする。
そもそもエイリアンは何故他の生物を殺害するのか不明である。
(食べる訳でもなく動機無き殺戮。)
この事がストーリーを浅くしていると思う。
最後はリプリーが緊急避難艇からエイリアンを宇宙に放出して終わる。
このシーンのリプリー(シガニーウェバー)の下着姿になる所がお色気があっていいと言う人がいるが私は長身であの髪形のシガニーウェバーには色気は感じられない。
この映画の後半はH.Rギーガーデザインのエイリアンの不気味な生き物を見せられただけの印象だ。
SFホラーと言うなら同時期に作られたジョンカーペンターの「遊星からの物体X」の方がストーリーの面白さ、怪物の形態や造形の方が断然優れていると思う。
リドリースコットの作品はこの作品も含め前ストーリー「ブロメテウス」もそうだが何か中途半端な作品を作る監督と言う印象だ。!
エイリアン映画の金字塔
得体のしれないエイリアンが襲ってくる恐怖は観ている我々にも伝わってくるほどの臨場感のある映像だ。また、全体的に映像が綺麗で、特にエイリアンの卵がいたところの宇宙船の残骸のシーンの美しさは感動ものである。この魚型エイリアンとでも言えるエイリアンの出現は、それまでのタコ形エイリアンから脱却したエポックメーキング的存在だ。
この作品が1979年の作品なので、1968年作品「2001年宇宙の旅」から11年しか経っていなかったんですね。「2001年宇宙の旅」が公開されたときは、その特撮に非常に驚きましたが、技術の進歩はすごいですね。
1979年度キネマ旬報で外国映画14位でした(読者選出では5位)。この頃はまだまだこの映画の良さが理解されていなかったんですね。
例えると
旅の途中の宿でゴキブリが出て、ウワッとなっているときに、たくましいカミさんが叩き潰してブシャッと汁が飛び散る感じ。
ヤレヤレと思っていたら車の中に別のゴキブリが紛れ込んでて驚き、
実は子供がそのゴキブリを飼おうとしてたと知ってまた驚く。
…
例えになってない(笑)。
濃密なホラー映画。そして、それ以上に濃密なネコ映画。
SFモンスター映画の金字塔『エイリアン』シリーズの記念すべき第1作。
宇宙船を舞台に、凶暴な宇宙生物の恐怖を描くSFパニック・ホラー。
監督は後に映画界のレジェンドとなるサー・リドリー・スコット。本作の成功により、映画界に確固たる地位を確立することになる。
第52回 アカデミー賞において、視覚効果賞を受賞!
映画史に残るエポック・メイキング的な作品でありながら今回が初鑑賞。
40年以上前の映画ながら、映像がカッコ良い!SF描写のリアルさや臨場感のあるエイリアン描写は流石リドリー・スコットといったところ。
70年代の映画のため、技術的に仕方ないことかもしれないが肝心のエイリアンの出番が実は少ないのが残念。完全体が画面に映ったのは3分にも満たないのでは?
エイリアンの出番が少ない分、宇宙船のクルー達の間に起こる確執や、彼らの感じる恐怖が描かれる。
エイリアンとの戦い以外のシーンは少し冗長だったようにも思う。
宇宙船の爆破装置に関してはかなりご都合主義。あんな自爆機能が貨物船に必要なのだろうか…?
爆破5分前になると操作不可という緊張感を煽る謎仕様もよく考えると不思議すぎる。
わずか20分で火炎放射器を作れる黒人のオッさんが有能すぎる。たくさんボーナスあげて下さい。
エイリアン以上にネコの出番が多い。勝手に船内をうろついて、それを追いかけることでエイリアンと鉢合わせるという恐怖演出のために使い勝手が良かったのだろう。
とはいえ、あれだけ繰り返し出てきていたのは、本来はエイリアンに寄生されるという役回りだった為ではないのかなぁー、と思ったりします。動物愛護の精神?まぁ可愛いから良いんですけど。
昔の映画なのでどうせショボいだろうと思っていたのですが、結構怖いしビックリしました。
現在まで語り継がれる映画はやっぱり凄いんだなー、と感心しました。
悲鳴は宇宙の闇に呑まれる
エイリアン・シリーズ第1作。
Ultra HD Blu-rayで2回目の鑑賞(吹替)。
もはや説明不要、言わずと知れたSFホラーの古典にして金字塔。シリーズはその後迷走してしまうものの、本作と2作目の安定感と完成度は抜群だなと思う今日この頃である。
殺戮の本能だけで生きている生物なんて、よくもまぁこんな発想が浮かんで来るものだなと思う。H・R・ギーガーによるエイリアンのデザインが恐ろしさの塊過ぎて堪らない。
エイリアンの初登場は何度観ても衝撃的。腹を食い破って飛び出す、ヘタすりゃトラウマものな名シーンだ。飛び出して来るのが食事中だから、余計にエグく感じられてしまう。
満足な武器も無く、次から次へ血祭に上げられるクルー。人間は狩られるしかないと云う恐怖が全編を支配していて手に汗握る。映画を観てこんなに絶望したのは初めてだった。
安堵をどん底へ突き落とすクライマックス、勇気を振り絞ってエイリアンに立ち向かったリプリーに魅せられた。緊迫感がすごい。怖いし手に汗握るしで、とてもハラハラした。
後にエイリアンが「男性器」を模したデザインであり、リプリーはフェミニズムの象徴として描写されていると云う裏話を知り、なるほどと納得した。戦うリプリーはカッコいい。
※修正(2024/09/05)
SFホラーの全て
SFホラーの金字塔とも言えるこの作品
SFの設定もこの頃はまだまだ技術も無い中でとても満足出来る物だし、エイリアンも完全生物と呼ぶに相応しい存在感でモンスターホラーとして王道コースを全て通っていた(一人になったら死ぬとか、裏切り者がいるとか)
新作前に観ておこうと思ったが、やっぱり原点は凄いなと
この頃はリプリーが生き残るなんて知らないだろうから誰が生き残るのかハラハラだし、分かっててもどうするのか見応えはあった。
これで新作も楽しめるかな?
この頃からアンドロイド設定あったのねw
他の人のレビューを参考に
この時代でも全然違和感のないセットや宇宙船の内装も確かに素晴らしい
面白い部分と詰まらない部分が共存している映画
面白い部分と詰まらない部分が共存している映画でした。
序盤、 エイリアンが登場するまでの間が非常に長く、 退屈でした。 エイリアンが登場してからは、 緊迫したホラー映画になります。 それでも、 全体的にテンポが悪く、 冗長でした。 丸で 60分間のはなしを力づくで映画の尺に伸ばしたようなかんじでした。
また、 主人公の女性が途中で急にかみを切りました。 そのため、 丸で別人のようになってしまっていました。 しかも、 その説明は一切ありませんでした。 複数登場する女性のうち、 この人は [かみの長い方の女性] という特徴がありました。 そのため、 途中でかみを短くされると意味不明になります。 最後まで特徴は統一するべきです。
また、 脱出用宇宙船にエイリアンがついてきますが、 これも不自然でした。 どうみても脱出用宇宙船との出入り口は一箇所のみで、 そこは完全に密封したからです。 恐怖を演出したかったのでしょうが、 さすがに不自然さが突出してしまっていました。
シガニー若い……
40年以上前のあの時代でこの完成度は凄い。
そして、ギーガーのデザインしたエイリアンが存在感と禍々しさを出しきっている。
その後のクリーチャーに多大な影響を与えた事は誰が観てもわかる。
ジャンルはともかく一回見て欲しい作品。
あの生々しいエッグチェンバー(卵)の中身にショック(鶏肉とか生肉使ったらしい)
宇宙服のヘルメットを溶かして張り付くフェイスハガー。
食事中に胸を突き破って出てくるチェストバスターがキョロキョロとしてシャー!猛スピードで逃げて行く姿には登場人物と共に唖然とした。
脱皮して急速成長し恐るべき生物になった怪物への無力感は当時見たホラーには中々比肩するものが無かったほどだった。
公開時に映画紹介の番組で予告を観たせいでかなりショックを受けた。
時代的に水洗トイレから手が出ているような怪談が語られる時代であったので、エイリアンは衝撃的だった。
怖かったので実際見たのは中学になって夜中に地上波放送された時、怖かったがハマってしまった(笑)
輸送船でろくな武器もなく、次々と殺られてしまうクルー。
個人的にランバートの断末魔が堪らなくツラい。
あんなもんと遭遇して下半身から串刺しにされたら…と思うと怖すぎる。
ラストは当然の結果ではあるがそこからシリーズやコラボ作品が大量発生するとは流石エイリアンである。
大好き
小学生の頃に地上波で観てハマった作品。エイリアンの生態が妙にリアルで子供ながらに感心していた。いかにも主人公っぽい船長が中盤で死んでしまう(実際は捕らわれているだけ)ってのも当時は新鮮だった。学校でも話題に成ってシャツの中に腕を入れてエイリアンの誕生シーンを真似て遊んでました。
その後VHSやDVDでも観ているが結構長く喋っているのに字幕が出てこない等、全体的に字幕がスカスカだったのは残念だった。
全21件中、1~20件目を表示