エイリアンのレビュー・感想・評価
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シガニー・ウィーバー若い!
今観ても怖かったです。エイリアンは今観ても気持ち悪いし、昔作られた作品だけど、そんなに違和感なく観れました。所々2001年宇宙の旅を彷彿とさせる。。。現実逃避したい時にオススメ。
宇宙SFホラーの伝説はここから始まった。
最新作『エイリアン ロムルス』鑑賞前にBlu-rayで復習。
1979年の公開時私は高校生で、シガニー・ウィーバー(撮影時27〜28歳だったと思われる)に悩殺されたのだった。
カンヌ国際映画祭で審査員賞(新人監督賞)を受賞したイギリスのリドリー・スコットが、ハリウッドに招かれて撮った監督デビュー2作目にして出世作。
『2001年宇宙の旅』(’68)で、コンピュータだけがが極秘の指令を受けていて乗組員の生命よりもその指令を優先するというアイディアを参考にしたと、リドリー・スコットが語っていたのを何かで読んだ。
原案・脚本のダン・オバノンは、学生時代にジョン・カーペンターと共同で脚本を書いた低予算映画『ダーク・スター』(’74)(監督はカーペンター)で、宇宙船から投下する爆弾の切り離しに失敗し、その爆弾には“納得する理由がなければ爆発を止めない”という思考機能があるため、乗組員が必死に爆弾を説得する…という内容が『2001年…』のパロディーだと言われた。
宇宙貨物船ノストロモ号は居住エリアが白基調で、このビジュアル面にも『2001年…』の影響を感じる。
宇宙空間を巨大な宇宙船が往く構図は『スター・ウォーズ』(’77)以降スタンダードになったものだが、これも『2001年…』に起源がある。
映画のオープニングで、乗員が凍眠している無人状態の船内で何故かノートのページが風になびいている。
機関士が犠牲になる船内の加工場(?)で、雨のように水が滴っていて、高い天井(というか、天井がなくて外から光が射し込んでいるようにも見える)から長く太い鎖が何本もぶら下がって揺れている。
こういう宇宙船らしからぬヴィジュアルにリドリー・スコット独特の芸術性を感じる。
ノストロモ号を小惑星LV-426に向かわせる信号を発していたのは、巨大な異星人の死骸が化石化してしまっている宇宙船の残骸だった。
後続のシリーズではこの異星人の存在は無視されているが、リドリー・スコットがシリーズに復帰した『プロメテウス』(’12)でこれについて説明している。
最初、エイリアンは副船長の腹を破って出てきたから小さいくて素早いと思われた。それはそれで怖いのだが、猫を探しに行った機関士を襲ったエイリアンは巨大に成長していて、しかも背後に音もなく忍び寄る狡猾さなのだ。
人に寄生して宿主の体内で成長し、外に出てもなお脱皮して変態・成長するエイリアンの三段階変態のアイディアをダン・オバノンは構想の初期から持っていたらしく、彼のオーダーに従ってH・R・ギーガーが生み出したデザインは実にオゾマシイ。
さらに、成体の身体は金属質の黒鉄色で、それが保護色となって船の機材に同化してしまうのだからより怖い。ノストロモ号の船内はその映像効果を計算してデザインされている。(白に統一された居住エリアが映し出されることは、もうない…)
そもそも光がない宇宙空間はそれだけで恐ろしい。そこを航海する人が唯一支配できる空間のはずだった宇宙貨物船の中がクルーを拘束する場と化し、闇の中から化け物が襲ってくるという、この恐怖の舞台設定は周到だ。
ダン・オバノンの脚本を買い取ったウォルター・ヒルがデヴィッド・ガイラーとともに加えた改変は、アッシュをロボットにしたことと、男だけだった乗組員に女性を加えたこと。その女性の一人を主人公にしたのは、20世紀フォックスのアラン・ラッド・Jr.のアイディアだったと言われている。この改変がなければ、リプリーというキャラクターは生まれなかったのだ。
また、当初はウォルター・ヒルが自ら監督する予定だったらしく、そうだったら全くテイストの違う映画になっていたかもしれないし、これほどの成功があったかどうかは分からないのだから、伝説の作品は運命がそうなるべく導いたのだ。
リプリーの最後の戦い。
猫を寝かせてシャワーでも浴びるのかしらと思うほどに色っぽく身支度をしていると、“ほら、そこにいる!“
悲鳴を上げずに恐怖する女性の図としては、本作のシガニー・ウィーバーと『羊たちの沈黙』(’91)のジョディー・フォスターが双璧だと思う。
一人、また一人と登場人物が犠牲になっていく密室恐怖映画のパターンを、『スター・ウォーズ』で活劇の舞台として市民権を取り戻したばかりの宇宙に持ち込んだことに、当時は驚き、恐怖した。
「怖い」という評判が広まったために、逆に劇場へ行いかなかった人も私の周辺には多くいた。
宇宙SFとホラーをかけ合わせた新しいスタイルは、シリーズ化されただけではなく様々な亜流を生み出すテンプレートとなった。
ダン・オバノンとH・R・ギーガーとリドリー・スコットによるこの発明は、画期的だったのだ。
私の記憶が確かなら………………
『悪魔の受胎』(’81)というイギリスの低予算映画があった。日本でロードショー公開されたかどうかは知らないが、私は1985年に企画上映でこれを観た。
下品で非道徳的で陳腐な映画だった(内容はほとんど覚えていない)が、怖がらせ方だけは本家を超えていた気がする。
『エイリアン』が人の体に寄生するのを受胎のメタファー(エイリアンのデザインがペニスを彷彿させるため)だと評す意見があって、それをまんま頂いた映画だったが、実はこの映画の脚本はイギリスで『エイリアン』が公開される前に完成していたとのこと。亜流ではなかった…m(_ _)m
SFの歴史を変えた名作
異星人とのリアルなコンタクトを描いた「未知との遭遇」、宇宙の冒険アドベンチャー「スター・ウォーズ」と並んでSF映画の初期三部作の1つにもなっている名作だが、1979年の作品なんて存在すら知らない世代が増えて来たのは悲しい現実である。実際私も平成生まれの為リアルタイムで劇場で鑑賞した世代ではないが、リバイバル上映は勿論出向き、今の希望としてはIMAXで観たい位のファンである。何回観ても本作の完成度の高さに脱帽し、これを超えるSFホラーは今でも無いと断言できる。
H.R.ギーガーがデザインしたエイリアンことゼノモーフのビジュアルは一度見たら忘れられないインパクトがあり、エッグの状態から成体になるまでの過程も丁寧に描かれている為、誰が見ても宇宙最強の完全生物だと分かるだろう。
基本はエイリアンから逃げるか戦うかの攻防戦となる訳だが、今後のシリーズでも度々登場し、ゼノモーフさながらのブラック企業、ウェイランド社の陰謀だったり、初見だと驚く様な裏切りや、登場人物の意外な正体が明らかとなったりと、120分以内に収めた本編でぎっしりと詰まっている。また、本編では明かされない「スペースジョッキー」などのあえて謎のままにしているエイリアンの出所など、見応え十分な要素が多く用意されており、観客をどっぷりと世界観に浸れる様に良く練られている印象だ。
正直今観るとしょぼく感じる部分も当然あるが、今から百年以上も後の話なのに使っている機材がレトロ感満載なのも「味」として楽しめるのではないか。むしろそれだから良いという部分も当てはまるだろう。現代の思い描くSF的世界観でエイリアンが暴れるのも良いが、どこか古臭くて薄暗いディストピア的描写の方がよりゼノモーフの存在を引き立たせてくれるのではないか。
2003年にディレクターズカット版が公開されているが、劇場公開版では安否不明だったダラス船長が登場する等のシーンが追加されたりしている。勿論両作品とも鑑賞済みだが、どちらも無駄の無いストーリー展開であり、この先も語り継がれてほしい名作だと思う。
ジワジワ来る恐怖‼︎
ロムルスを観たので過去作も観ようと思いまず1作目を観ました!
ロムルスと一緒でエイリアンはやっぱり怖いし、気持ち悪かった!
ロムルスを先に観ていたので、ロムルスのあのシーンはこのシーンをオマージュしてたのか!とかあのキャラクターが出てる!などこういう感じでも楽しめました!
古い映画ですが、名作と言われるだけあって今観ても完成度が高いと感じれてとても面白かったです!
アバター、前日譚
「エイリアン ロムルス」の予習。
リドリー・スコットと云えば、「テルマ&ルイーズ」や「最後の決闘裁判」みたいな、一風変わった人間ドラマのイメージが強く、実はスコットのSFものはこれが初めて。「ブレードランナー」も「オデッセイ」も、こんだけ映画見ておいて未だに見たことないんだよねぇ...。
まあそもそもSFが苦手だから本作もハマるか不安だったんだけど、かなりホラー色が強くて、しかもとても70年代の思えず、これぞ映画!って感じてすごく楽しめた。金字塔と言われるだけある。時代と技術が合っていない笑 45年前でこのクオリティ、そりゃ衝撃的だっただろうな...。
この特撮感溢れるエイリアンのビジュアルがもうたまんないんだよね。目がなく、口元がリアル。しっかりとした歯並びに、異常な唾液量。そして血液は金属や皮膚を溶かす強酸性。見た目から入り、身体的な特徴までも恐怖。こんな奴に出会ってしまったら、最期。見ている側も冷や汗が滴る。こんなゾクゾク、なかなか体感出来ないから本当に楽しかった。登場シーンが少ないのにこのインパクト。いやぁ、すごい。またエイリアンに出会うために、何度も見てしまうんだろうな。名作たる所以。
ただ、エイリアン以外のシーンは結構冗長で少し眠たくなった。終盤の畳み掛けも弱くて、ストーリー的にはあんまり好きじゃなかったかな。シガニー・ウィーバーを見ると「アバター」を思い出すのは、自分だけじゃないはず。後の2をジェームズ・キャメロンが撮ることも考えると、これはアバターの前日譚だったのか?と思ったり...。
真のリーダー
この時代に、女性をここまで力強く描いているとは。
そもそもリプリーは軍人ではありません。だだの航海士です。
しかし聡明で勇気がある彼女だけがエイリアンとの闘いに生き残ります。
主人公が男だったなら、この作品はレジェンドにはなりえなかったでしょう。
トラウマ級
この映画との出会いは、むかし久々に幼馴染みの友と会い、無料券貰ったからと何も知らないまま田舎の映画館に連れて行かれ、かなり前よりの席に座って観せられた…
余りに怖くて恐ろしくて忘れられない作品となった
ある意味トラウマ級でそれ以前に観た「悪魔のいけにえ」や「ジョーズ」「エクソシスト」に匹敵した
その後、前よりの席で鑑賞するようなってしまった
リドリーはこの後ヒットメーカーの巨匠となって行く
この過程は「ターミネーター」を作成しこの後の「エイリアン2」の監督となったキャメロンにも受け継げられている
この作品を映画館でオンタイムに鑑賞出来た幸運に感謝すると共にこの様な映画体験が中毒となってしまった
しかしそれらを観てしまった為、最近の米国映画のつまらない事くだらない事
嘆くばかりである
SFホラーというジャンルにおける金字塔
巨匠リドリー・スコット監督が手掛けた、SFホラーシリーズの原点。
とても1979年作とは思えないその斬新な世界感、エイリアンの造形。
アイデアとデザインがもはや神がかっている。
近代作品と比べたら映像や音楽が劣るのは仕方のない事。
それよりも年代を考えたら驚かされる部分が多い上に戦う強い女性を描いた先駆け的な作品でもあり、間違いなく新しい風を呼び込んだ映画と言っていいと思います。
やはりここに帰って来てしまうのか。
最初に見たのは、今はなき池袋のテアトルダイヤで2本立ての1本だった記憶がある。もう一本はとうの昔に忘れた。それくらい衝撃的な映画だった。
棒状の図形?がだんだんとAILENの文字になっていくオープニングから、何か異常事態が起こってコールドスリープから順番に目覚めていくノストロモ号のクルーたち。給料や待遇に文句を言いながら食事を取る現代のサラリーマンにも通じる和やかな風景。そして…
今更ストーリーをあれこれ言うのも何なのだが、腹を食い破って出てくるエイリアンの幼生体が一瞬動きを止めてあたりを見渡した後に一直線に走り去っていくシーンは、ほとんどクルーたちと同じ恐怖の中で見ていた。
0180 平凡パンチが世界に告知される。
1979年公開
ハリウッド初のスプラッターホラー。
このシーンは正直ビビりました。
宇宙服のファッションが当時の若者層風で
SFといえば制服という概念を覆す。
世界観を覆うデザイン的もすぐれており
特にギーガーの登板は人間の心理面まで迫って画期的。
物語の伏線も見事でほとんど謎として投げっぱなしなのだが
クリエイターの思考が次回作にて拡がっていく情況は
素晴らしい。
卵から幼虫が取りつく。
生まれる。
攻撃したら酸を出す。
ユタニ社はなんかあったら地球に回収せよ、の指示
忠実に守るアンドロイド。
こんなシナリオよく完成したと思う。
これ以降リドリースコットの期待感が爆上がりになる。
95点
1979年7月31日 OS劇場
パンフ購入
サスペンス三段活用
1979でこの質感は驚異的です。
SFの名作ですが、ストーリーが単純でセリフが少ないゆえに演出の腕が問われます。
何といってもサスペンス→スリラー→ショッカーの繰り返し、その間の取り方と静と動の絶妙なバランスが名作たらしめた要因でしょう。
一般的にはショッカーが目を引きますが、強固で安定したサスペンスの基盤故です。
逃げ場のない宇宙船のなかで、襲い来る未知の生命体=エイリアンの恐怖...
逃げ場のない宇宙船のなかで、襲い来る未知の生命体=エイリアンの恐怖を描いた、SFホラーの金字塔。「デュエリスト 決闘者」で映画監督デビューしたリドリー・スコットの長編監督第2作で、世界的ヒットを記録。エイリアンと戦う航海士リプリーを演じたシガニー・ウィーバーの出世作にもなった。
地球を遠く離れた広大な宇宙で就業していた宇宙船ノストロモ号は、ほかの宇宙船からの救難信号を受けて、未知の惑星に降り立つ。そこには異星人の宇宙船があり、船内には卵のような謎の物体があった。その卵の中から奇怪な生き物が飛び出してきて乗組員に寄生し、やがてそれは宿主の腹を食い破り、ノストロモ号内に潜伏。その後、成長した宇宙生物は乗組員をひとりまたひとりと抹殺していく。生き残った女性航海士リプリーは、逃げ場のない閉鎖された宇宙船内で、たったひとりで絶望的な戦いを繰り広げることになる。
エイリアンの特徴的なデザインは、スイス出身の画家・造形作家のH・R・ギーガーによるもの。リプリーを演じたシガニー・ウィーバーは本作以降「エイリアン4」までシリーズ4作に出演。
エイリアン
1979/アメリカ
配給:20世紀フォックス映画
SFパニック映画の最高峰
久しぶりに観たが、エイリアンの造形美を堪能し、展開も素晴らしい‼️
初見は、日本初公開時(1979年8月21日)、池袋劇場(封切館)で鑑賞🎥
その後、何回も観ているが、初見から45年経っているのか…🤗
初公開前には、この映画の情報は極端に少なかった。
したがって、ほとんど前知識なしに本作を観たのだが、映画館で驚いた😳⚡
宇宙船ノストロモ号に乗っているのは男5人+女2人の計7人、プラス猫1匹。地球に帰還するところが、実は地球から遠い宇宙。定期的な発信音をキャッチしたことから、その音源に近づいていく。地球外生命体がいたら確認最優先なのである。
ノストロモ号からのシャトルで音源確認に行った3人だが、そのうち1人(ジョン・ハート)の顔にへばり付いた物体。彼を抱きかかえてノストロモ号に戻る乗組員たち。
顔に付いた物体はジョン・ハートの気管に入り込んでいるが、しばらくすると生物体は姿を消す。すると……といった展開😲
個人的には、このジョン・ハートからのシーンが大好きで、購入DVD特典映像では「あの場面の撮り方」も含まれていて、「こうやって撮ったのね状態」が楽しい😄w
映画『エイリアン』と言えばシガニー・ウィーバーだが、本作では前面に出て激しく戦う姿はまだ無い。やはり「エイリアンと戦争だ!」の次作『エイリアン2』からが「強い女シガニー・ウィーバー」であろう。
映画『エイリアン』シリーズは2作目までは見事だったが、だんだんとクオリティが……(^^;
本作は傑作のひとつ🙌
初めて映画館で観た時は、もの凄くドキドキしっぱなしで、そのドキドキが続いているところに、腹から場面では、映画館じゅうの観客が飛び上がるほどの驚きの反応が楽しかった。
今は、「次はこうなる」と知っているので、初見時ほどではないが楽しいドキドキ💗
SFパニック映画の最高峰と言って良いだろう🌟
エイリアン最恐
最新作前に再び鑑賞。何度観ても面白い!
一人ひとり消えていくハラハラドキドキと
絶対絶命に立ち向かう最後の一人、
という王道の展開。秀悦。
弱点がほぼなく、感情も無い生命体。
だからプレデターみたいに駆け引き的なのも出来ない。
かといってゾンビみたいにおバカでもない。
見た目もかなり醜悪だし、血はめっちゃ強い酸だし、なにより人間に寄生するわ、成長は早いわ、、、
エイリアンはやっぱり最恐、、、
エイリアンが 攻撃的な異星人を意味する単語として 定着するきっかけになった。 キャッチコピーは 「宇宙では、あなたの悲鳴は誰にも聞こえない」
動画配信で映画「エイリアン」を見た。
1979年製作/116分/G/アメリカ
原題:Alien
配給:20世紀フォックス映画
劇場公開日:1979年7月21日
トム・スケリット
シガニー・ウィーバー30才
ヴェロニカ・カートライト30才
ハリー・ディーン・スタントン
ジョン・ハート
イアン・ホルム
ヤフェット・コットー
監督のリドリー・スコットや
主演のシガニー・ウィーバーの出世作。
外国人を意味する名詞「エイリアン(Alien)」が、
「攻撃的な異星人」を意味する単語として
広く定着するきっかけになった。
キャッチコピーは
「宇宙では、あなたの悲鳴は誰にも聞こえない」
In space no one can hear you scream.
物語の時代は西暦2122年らしい。
2024年の今から98年後。
宇宙貨物船のモニターはCRTで、
オペレーションシステムはMS-DOSようなもの。
AIのようなマザーと呼ばれる中央コンピューターがある。
映画が
撮影された1979年はたぶんwindowsはまだなかった。
この時代にはMicrosoft BASICが存在した。
1999年でもモニターはCRT全盛だったと思う。
リプリー(シガニー・ウィーバー)
は宇宙貨物船ノストロモ号の二等航海士。
宇宙船に潜入したエイリアンに船員5人を殺害された。
科学主任のアッシュ(イアン・ホルム)は
会社の真の目的を知ったリプリーを殺害しようとする。
しかし、駆け付けたパーカー(ヤフェット・コットー)によって破壊される。
宇宙船は爆破された。
リプリーは脱出用シャトルに侵入したエイリアンを
間一髪やっつけることができた。
ひとり生き残ったリプリーは自動運転で6週間後に地球に近づいたころに
回収されることを期待して眠りにつく。
満足度は5点満点で5点☆☆☆☆☆です。
中学生の頃を思い出しました😭
忍び寄るエイリアン、超怖っ😱
でもってエンディングのリプリー、セクシーでドキドキ💗
中学生の頃、友達と一緒に観に行ったの思い出しました〜😆
中学生の夏休み
感想
1979年7月29日。同級生友人3人。かつて銀座1丁目に存在した、東京で唯一のスーパーシネラマシアター、テアトル東京で鑑賞。
これが、リドリースコット作品との最初の出会いとなる。
当時、自分は青春とも呼べる、多感な時期を迎えており、この映画からはなんとも言えない面白さと、強烈な印象を受けた。
独特なタイトルバックからはじまる、深宇宙空間。
遥か彼方に精製コンビナート建物群の塊のような飛翔体。カットが変わり、近くが投影されると超!巨大な宇宙船であることがわかる。
さらにその先端にカメラが迫っていき、誰もいない船内が投影される。突然、計器のスイッチが入り、人工冬眠から乗組員7人が目覚める。そこは地球ではなく、自動航行中に緊急救難信号を受けたAIコンピュータMOTHERが判断し、向ったある星系域であったー。
映画の序盤からすでに誰も助けに行く事ができない宇宙空間であり、とんでもない閉塞感が漂う船内の雰囲気。救難信号が発せられている惑星へ救難者を助けるべく、着陸を試みる乗組員たち。
そこで彼らの見たものとは?
全編を通して緊張感を高める音楽。映像を通して想像を絶するエイリアンの変態形態と極端な酸性体液などの驚くべき生態が徐々に判明。
そしてとうとう惨劇がー。
宇宙船という閉鎖空間内で展開する、息がつまる程の壮絶な死闘。
一度接触してしまうと取り返しのつかない、寄生生物。考えられる究極のリスク回避展開。意図的にミッションとして仕組まれていた事実も判明し、一気にラストまで見せていくスリリングな描写と驚きの展開!
本当、映画を観たその日は眠れず、数日後、エイリアンが夢に出てきたっ!あー、もーぅ、トラウマになってしまった。中学生の俺。
音楽は変幻自在の大映画音楽作曲者である、ジェリー・ゴールドスミス。場面で印象に残る楽曲多し。
特殊効果は、ジョージ・ルーカスからのILM創立とスターウォーズEP4の特殊効果撮影への参加依頼をジェリー・アンダーソンのスペース1999製作中の為に一旦は断ったブライアン・ジョンソン。
この年の米国アカデミー視覚効果賞を本作で受賞。翌年のスターウォーズ帝国の逆襲には、ILMと同列にクレジットされ、製作に参加している。着陸した惑星の不明瞭な世界観やノストロモ号の爆破、脱出等の撮影全般、起爆装置起動時の効果、蘭室シーン、当時、斬新であったスモークとレーザー光線の交差する視覚効果などHR・ギーガーの超絶な美術設定と相まって独特で印象的な映像を創り出す事に成功している。◎
素晴らしいアイデアが満載された脚本はスターウォーズEP4のCG制作等で名をはせる、サブカルぽい映像制作のパイオニア的存在であったダン・オバノン。宇宙船内の言い知れない閉塞感はダークスターの踏襲か。一世一代の強烈なインパクトを残す。本作の後にも先にも本人からは全く出てくる事のなかった、緻密に構成された原案と生涯最高の脚本であった。◎
監督は俺を映画の虜に変貌させてしまった、リドリー・スコット。監督が創り出す作品は、関心の焦点と話のベクトルがわかりやすく、毎作品ごとに起承転結、筋に納得するものが多く、映画として良質なものが多い。2年後、ブレードランナーを特殊効果撮影の神と呼ばれるダグラス・トランブルを迎えて制作。SF映画界と高校時代の俺に再び一石を投じることになる。
⭐️4.5
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