劇場公開日 1979年7月21日

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「宇宙では、あなたの悲鳴は誰にも聞こえない‼️」エイリアン 活動写真愛好家さんの映画レビュー(感想・評価)

4.5宇宙では、あなたの悲鳴は誰にも聞こえない‼️

2023年12月14日
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興奮

知的

確か小学校の3年生くらいの頃でしたか、ウルトラマンや東宝特撮映画の怪獣たちを特集した "怪獣大図鑑" を見ていた私の眼に飛び込んできたのは、この世のものとは思えない得体の知れない一体の生物だった‼️後方に伸びた細長い頭部や、舌にさらに口があって牙まである驚愕のビジュアル‼️それこそ「エイリアン」のゼノモーフだったのです‼️ところが親父はすでに今作を観ていたのかどうか知らないが、なかなか鑑賞させてくれなかった。多分小学生だった私にはショックが大きすぎると判断したのかもしれない。そして遂に鑑賞した「エイリアン」‼️やはり一番強烈だったのはゼノモーフの生態だった‼️卵状の「エイリアンエッグ」、そこから孵化したクモのような「フェイスハガー」が宿主の顔に貼り付き幼虫を体内へ、「チェストバスター」が宿主の胸を突き破って誕生、最強の成体へ‼️もう幼い私にはトラウマです‼️どんな死に方があってもエイリアンにだけは寄生されたくない、本気でそう思っていました‼️今でもそう思ってる‼️ストーリーはいたってシンプル‼️地球に帰還中の宇宙船に入り込んだエイリアンが次々にクルーを殺害、最後に残ったヒロイン、リプリーと対決・・・‼️そんなシンプルなB級映画的な企画を、薄汚れた宇宙貨物船の閉鎖空間のリアルな描写、巧妙に仕組まれた突然のショックシーンと貨物船爆破のカウントダウンのハラハラドキドキ、唯一無二のエイリアンのデザイン、牛乳が苦手になるアンドロイドのアッシュの存在感、スリリングこの上ないジェリー・ゴールドスミスの音楽、ヒッチコック作品でお馴染みのソウル・バスがタイトルデザインを手掛けていたり、汗にまみれた下着姿のシガニー・ウィーバーの色気とか、いろんな才能が奇跡的にこの作品に結集、それらをまとめ上げたリドリー・スコット監督の素晴らしすぎる才気がこの作品をSFホラーの金字塔に仕立て上げ、7年後の今作をさらに上回る続編の誕生にも影響を与えたと思います‼️最後に一言、この作品の隠れた功労者、それは猫のジョーンズ‼️エイリアンに初めて遭遇した時のビビリ方、リアクション、表情まで映画史に残る名演だと勝手に私は思っております‼️

活動写真愛好家
マサシさんのコメント
2024年11月18日

すみません。訂正です。
イギリス人でした。

マサシ
AKIRAさんのコメント
2023年12月19日

中学生の私もトラウマとなり、一生付きまとわれる友となりました。

AKIRA