「原点にして最高傑作」エイリアン いちごだいふくもちさんの映画レビュー(感想・評価)
原点にして最高傑作
エイリアンシリーズは親父に映画館に連れられて観た記憶があり、私を映画好きにしてくれた作品で個人的には思い入れあり。さすがに1作目に当たるこの作品のみ映画館ではなくTVで観たのですが、体をつきやぶって出てくるミニエイリアンと人間と思っていたが実はロボットだったシーンに子供心には衝撃的な映像で手に汗にぎり観た記憶がよみがえります。
前半はエイリアンの姿がほとんど観ることができません。どこかに潜んでいるが見えない恐怖が非常に緊張感を出しています。視覚、聴覚を駆使しながら、エイリアンを探し戦う宇宙船の乗組員達、それをあざ笑うかのごとく、1人また1人と餌食にしていく・・・。限られた場所で、逃げることすら出来ない彼等にとって、絶望的な状況ですね。
そして、あらわになったエイリアンの造形は・・・。
このエイリアンをデザインした人は天才ですな。長い頭に、口の中からさらに口と想像もできない生物を生み出したものです。今ではお馴染みのエイリアンですが、当時はその外見には震え上がりました!
リプリーを演ずるは、シガニー・ウィーバー。エイリアンシリーズに無くてはならない存在になってしまった彼女は、男勝りで自分の芯を変えない女性で強い女の象徴的存在になりました。1作目では序盤は控えめな出番で有りつつも、中盤から後半にかけての彼女の活躍は目を見張るほど。
原点にして最高傑作と思います。今観ても色あせない名作。
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