「濃密なホラー映画。そして、それ以上に濃密なネコ映画。」エイリアン たなかなかなかさんの映画レビュー(感想・評価)
濃密なホラー映画。そして、それ以上に濃密なネコ映画。
SFモンスター映画の金字塔『エイリアン』シリーズの記念すべき第1作。
宇宙船を舞台に、凶暴な宇宙生物の恐怖を描くSFパニック・ホラー。
監督は後に映画界のレジェンドとなるサー・リドリー・スコット。本作の成功により、映画界に確固たる地位を確立することになる。
第52回 アカデミー賞において、視覚効果賞を受賞!
映画史に残るエポック・メイキング的な作品でありながら今回が初鑑賞。
40年以上前の映画ながら、映像がカッコ良い!SF描写のリアルさや臨場感のあるエイリアン描写は流石リドリー・スコットといったところ。
70年代の映画のため、技術的に仕方ないことかもしれないが肝心のエイリアンの出番が実は少ないのが残念。完全体が画面に映ったのは3分にも満たないのでは?
エイリアンの出番が少ない分、宇宙船のクルー達の間に起こる確執や、彼らの感じる恐怖が描かれる。
エイリアンとの戦い以外のシーンは少し冗長だったようにも思う。
宇宙船の爆破装置に関してはかなりご都合主義。あんな自爆機能が貨物船に必要なのだろうか…?
爆破5分前になると操作不可という緊張感を煽る謎仕様もよく考えると不思議すぎる。
わずか20分で火炎放射器を作れる黒人のオッさんが有能すぎる。たくさんボーナスあげて下さい。
エイリアン以上にネコの出番が多い。勝手に船内をうろついて、それを追いかけることでエイリアンと鉢合わせるという恐怖演出のために使い勝手が良かったのだろう。
とはいえ、あれだけ繰り返し出てきていたのは、本来はエイリアンに寄生されるという役回りだった為ではないのかなぁー、と思ったりします。動物愛護の精神?まぁ可愛いから良いんですけど。
昔の映画なのでどうせショボいだろうと思っていたのですが、結構怖いしビックリしました。
現在まで語り継がれる映画はやっぱり凄いんだなー、と感心しました。
自分はamazonで北米版DVD買いました。
確かに改めて凄いキャストですね。ただ主人公の声が沖田浩之さんの為か国内販売無いようで、今後も難しそうですね。
因みにamazonで¥2000ほどでした。画質も良く国内プレーヤーで視聴可能ですが、英語部分に当然字幕が無いのが玉に瑕です(笑)
MAKOさん、コメントありがとうございます😊
『リリィ・キャット』という作品を知らなかったのでwikiってみたのですが、監督が押井守の師匠である鳥海永行さん、キャラデザが梅津泰臣さん、モンスターデザインが天野喜孝さん、録音監督が斯波重治さんという、正に自分のために集められたような製作陣で興奮しました😆
機会があれば見てみたいですね♪
この作品が気に入って、猫とアニメが好きなら「Lily・CATリリー・キャット」というアニメ作品もオススメですよ。
中編ですが見応えは大作並みです。視聴困難とは思いますが(;ŏ﹏ŏ)