「懸念が現実に」劇場版 SPEC 天 HOME802さんの映画レビュー(感想・評価)
懸念が現実に
クリックして本文を読む
# 初めに書いておきますが、私は「SPEC」というドラマが大好きです。
# 1話~最終話を何度も何度も観直すほど大好きです。
「ケイゾク」劇場版での失敗から、今回も同様の心配をしていたのですが、
見事に懸念は現実のものとなりました。
伊藤淳史や浅野ゆう子のSPECは、もはやX-MENのようですし、
ニノマエのクローンはMATRIX RELOADED。
強者を越える強者の登場は、懐かしのドラゴンボール手法。
なんですか、あのタコの手。
なんですか、あのニノマエ達を一瞬で消し去る“世界”SPEC。
苦笑、そして失笑。
ストーリーを面白くさせようという試みが全て裏目に出た作品。
短絡的で古典的。
“ニノマエのSPECが最強”という設定のままで良いんです。
敢えて固定的な設定の上で面白く作り上げていくべきです。
当麻や瀬文の良い部分(個性)ももっと前面に出して欲しかった。
ドラマの内容が大好きだっただけに、この劇場版には相当ガッカリです。
あの流れからして、結局「結」は作られるのでしょうから、
そこでキッチリ上手くまとめて欲しいものです。
いちファンながら有終の美を切に願います。
お願いしますよ、堤監督。
初心忘るるべからず、ですよ!
コメントする