「もっと滅茶苦茶でも良かったんじゃないかなあ」劇場版 SPEC 天 ロロ・トマシさんの映画レビュー(感想・評価)
もっと滅茶苦茶でも良かったんじゃないかなあ
テレビドラマの時から「SPEC」は観てました。
よくあんな超常サイキックバトルストーリーをドラマでやっちゃうよなあ、と感心しながら毎週観ておりましたよ。
それと自分の大好きだったドラマ「ケイゾク」の続編的内容でもあったんで、前作とのリンクも楽しんだりしてました。
それで、この映画化ですよ。まあ「ケイゾク」も映画やったし「SPEC」も当然やるんだろうな、て予感はありました。作っちゃいましたね、やっぱ。
そりゃあ観に行きますわね。
うん、面白かったです。ただね、ただ、う~ん。
何ていうのかなあ。
あー、なーんかイヤな予感通りになっちゃったなー、ていうか。
あーそうだね、やっぱふざけちゃうんだよねー、ていう。
いや、ふざけるのは別に良いです。
別に大マジメにリアル追従にやれとも云わないし、堤作品特有のこの“やりたい放題”は最早お家芸だし、好きにやっちゃって構わないと思うんですが。が。
んーでもなあ、テレビと同じことやられても仕方ないですよ?
テレビスペシャルで充分だと思うんですよね。これだと。
物語が破綻してるのがこのドラマの魅力なんだから、破綻させるなら徹底的にしてよ、ていう。
“やりたい放題”ならもっと滅茶苦茶やってよ、ていう。
特殊効果使うなら徹底的にグッチャグッチャにやってよ、ていう。
テレビサイズの内輪的盛り上がりを映画でやられてもなあ、ていう。
テレビでやったことをちょっと大きくしてみました、つーんじゃねー。
まそんな感じでした。
ただ楽しめたことには変わりないです。結?欠?の完結編も多分観に行くと思います。
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