幸せの教室のレビュー・感想・評価
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言い訳・誤魔化しの痛快人真似社会を暗示
大卒の印象を必死によくしようと現在の大学の状態を褒めるつもりが現実にダウン!社会状況で経済の神秘性を難解に紹介。野性味の単純思考を推奨。子孫はますます混乱を極める痛快傑作。
見ている方は歴史と苦労を思い起こさせて大爆笑!
バイクで徒党を組んで走るあたり、行き着く所まで行き着いてどうしようもない背景を絞り出している。黒人がきれいに描かれ必死に持ち上げようとしているが欲望を煽れば瞬く間に元の木阿弥で悪徳磁場に飛躍すること間違いなし、のスーパーケナサレ駄作。
タリアLOVE
『映画の日』で普段劇場で観ない人が来てたから?マナーの悪い同列の客がちょいちょい喋るせいで台無しの、悲しい作品になってしまいました(T_T)
でもトムの魅力は相変わらず。
理不尽な解雇にもめげず、前向き・意欲的な姿に励まされるし、素朴で素直で純粋のキャラに癒やされます。
ジュリアは…やっぱり笑ってるお顔が良いですね。
彼女がどんよりやる気が無い仏頂面は、カエルみたいでこちらまでつられて口が一文字になってしまう。
それを払拭したのがタリアの存在でした!!
キュート!!
ユニークでキュート!!
小悪魔的魅力に溢れ、なのに可愛らしくて知的でもあり…そしてちょっとおまぬけ。
(ソイソース!!!!)
“誰もがホレる”のが分かります。
私も惚れました!!
最後に教室のメンバー全員が好きになる。
確かに『幸せ』があった『教室』でした。
気さくでホッとする作品でした
軽やかでスッキリした後味。ライトビール片手の日なたぼっこみたいな、気さくでホッとする作品でした。
小話でつづる、オジさん学生・ラリーの大学生活って感じ、お話は繋がってるのもそうでもないのもあるけど、それぞれに優しい味があります。スクーターの軽やかさが効いてます。
経済学の授業のお話、というか日系の教授が面白かったです。社会を経験してからの学び、羨ましいです。
ゆっくりでも彩り豊かなら悪くない歩みです。気持ちを切りかえて、出会いがあればさらに良し、色々あって明日は作られていくもんです。
大人の恋はもっとゆっくり描いても素敵だったかもしれません。スクーターがここでも効いてました、エンドロールはちょっと楽しかったです。
スピーチの講師を演じたジュリア・ロバーツ、相変わらず元気をくれます。同級生のスクーターガールを演じたググ・バサ=ローはとてもキュートでした、タトゥーはちょっと笑いきれなかったけど。
好きな俳優2人でも、ラブコメには既に賞味期限切れの御二人様、感情移入出来なくてごめんなさい!
長い人生では時には、行き止まりを経験し、引き返して人生出直す事になってしまう様な経験など、思い通りにならない失敗体験の1つや2つは誰の過去にもあるものだ!
そして、そんな体験をもしも貴方して、悩んでいるとしたならば、そっとその答えを一緒になって探し出す手助けをしてくれそうな秘密の映画がコレ「幸せの教室」なのだ!
トムハンクスからあなたへのプレゼント「あなたの行き止まり人生の答えを見つける方法」と言うわけだ。
つまり、ラブコメと言うよりは、「SELFHELP」の教習本を観ている感じのする映画だった。
トム・ハンクスが演じるラリー・クラウンは何事にも真剣に取り組み、のめり込むタイプのキャラクターだ!真面目なのは良いが、見方を代えれば廻りが見得ない、融通が訊かないタイプの不利なマヌケ人間タイプと言うわけだ!そして、こう言う気真面目で、人の良いタイプの人間は損な役回りを強いられると言うのが制作者の意図する事?今の世の現実と言う事?そうトムは言っているらしいのだが・・・
でも諦める事は無い!人生は、思い立ったが吉日、人生は何時からでも、誰でもがやり直すと決心をすれば、必ず新しい自分の将来との出会いが出来ると言う訳だ。
本当に、同感で有ると同時に、また、それってウソでしょう?と言う気がするのだ!
自分自身が新たに歩み出した再出発は、決して無駄な事では無いし、きっと必ずや、貴方の将来にプラスの作用を提供してくれる事は、間違えは無いのだが、しかし、その1つは1つの結果は必ずしも、本人の思惑通りには結果が出ない事も有ると言う現実のシビアな事を知る時もあると、この映画は物語っている気がする。
映画とは、どれ程良い素材や、テーマであっても、そして大スターの夢の競演でも、恋愛適齢期の賞味期限切れの二人が演じる映画では、お客さんの入りは決して良くは無いと言う現実が見えて来るのだ。映像的に綺麗に観えないのだから、夢を提供する映画として、その価値が半減してしまっても、こればかりは、残念だが人生の現実で手も出ない!
トムの制作意図などは良く理解出来るのだが、アメリカでは、いえいえ現在の日本でも大学へ行くのは当たり前事で、この競争社会で人よりも少しでも有利な立場を得るためにはと、大学院卒の人達が増えている昨今、その彼ら達でさえも、希望する職業に就職出来ない時代である現実を考えれば、高卒では当然不利だと言うのが理解出来るのだが、この主人公のラリーは8回だか、9回も表彰される優秀な社員だ。その彼を簡単に解雇するこの会社は、訴えられないのだろうか?アメリカ社会で、いささか納得がいかないところだった。
また、キッチンドリンカーと化するマーシー・テイノー教授も設定的に現実味が薄い。この様な才女なら、もっと早い段階で策を講じていたはずだ。
トムも、無理矢理ラブコメ映画の企画を全面に描かずに、もっと家族との繋がりや、葛藤の中で、お互いが成長して行く過程が描かれる作品を作れば良かったのに、何処に観客のターゲットを絞り込んでいないのだろうか?
アメリカも日本でも、高齢化が進んでいる現在の状況で、人間は幾つになっても恋愛をしていたいと言う気持ちがあるのも充分納得出来るし、高齢者の恋愛を描いても全く構わないのだが、「愛と追憶の日々」の続編の「夕べの星」のシャーリー・マクレーンとジャック・ニコルソンの様な大人の恋愛を表現して決して悪くはないのに、どうしてこの映画は陳腐な映画になってしまったのだろうか?
「すべてをあなたに」はとってもパワフルで情熱に溢れた素敵なストーリーで演出もとても良かった記憶があるのだが、何故か今回のトム・ハンクスは、こんな平凡で感動出来ない作品を監督した事自体が不思議だ!!
そして何となく、全体に冴えない顔色であったのだが、シリアスな病気で無ければ良いのにと、急に気になるほどだった。そう言えば、「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」でも出番が少なく、妙に不自然な感じがした。「男はつらいよ」の寅次郎こと渥美清の事とトムの事がダブってしまった。
病気では無い事を祈りつつ、トム・ハンクスの素敵な次回作に期待したい。
大丈夫か???ヾ(゚Д゚ )ォィォィ
シネハスで宇多丸さんが言ってたけど、ハリウッドのスターが監督した映画今までにいくつもあるし、スター監督って結構打率いいと思う(^O^)
代表的なのはクリント・イーストウッド、ロバート・レッドフォード、メル・ギブソン、ジョディー・フォスター、ドリュー・バリモア・・・
トム・ハンクスもこの例に漏れず、初監督の『すべてをあなたに』は後半ちょっと分からん展開にはなるけど結構おもろかったヽ(・∀・)ノ
なのになぜ・・・
なぜこんな映画を???∑(゚ω゚ノ)ノ
まずこの映画どういうストーリーなのか全っっっっっ然分からん(;・∀・)
スーパーで働いてる真面目な男が大卒じゃないからっていう理由でリストラされて、一念発起してコミュニティカレッジに入って・・・
とまあここまでは分かるけど、予告編だけでどういう話か大体読めるとは思ってたけど、そこからどんどん意味不明な展開に(・ω・)
そこでやる気がない先生のスピーチの授業を受けるはいいけど、この先生一切講義してねえ!!!(*゚Д゚)
適当に生徒にしゃべらせて教室の後ろでただため息つきながら適当にコメント言ってるだけ
大学の経営状況も楽じゃないから生徒が10人以上いないと授業にならんとか抜かしてるくせに・・・適当過ぎんだろ!!!( ゚Д゚)
原チャリに乗って通学するのはいいんだけど「俺たちの仲間になるか?」って言われて全員で指を鳴らして・・・「OK!!」何この展開???(;・∀・)
つうか原チャリであんな大勢の徒党を組んで街を颯爽と走り抜けてって・・・
何か全体的にだせえんだけど( ´Д`)=3
あとこのラリー・クラウン、若い友達に言われるがままにしてファッションも変えて家も勝手に模様替えされ、さらにかけてる眼鏡まで勝手に壊され・・・俺だったら殴るぞ???
あと隣に住んでる黒人のガレージセールやってる人が「おいお前!!何買ってにガレージセールしようとしてんだ!?俺に許可なく勝手にやるな( ゚Д゚)ゴルァ!!」とか言ってて
「実は会社を首になっちまって・・・」
「おおそうかそうだったのか~お前も災難だったな~~~(。ノД;`)ヾ(・ω・ )イイコイイコ」
何だこの豹変ぶり(;´∀`)
そのガレージセールにも原チャリ仲間を大勢連れてきて値切り交渉をしたりとか
行きつけのレストランにも連れてって筋肉自慢の話をするわ
何もかも関係ねえ話ばっか(o゚ェ゚o)
あとテイノー先生の旦那がポルノぱっか観てるって下りで巨乳の水着ギャルの画像を観てるシーンがあるけど・・・あれポルノか???
酒に酔って喧嘩してバス停で1人で待ってるところにたまたまラリーが通りかかって後ろに乗せて家まで送って行って・・・それまでそんな酔ってなかったのに何で家に着くなり急に泥酔テンション???
そこでのキスシーンも唐突過ぎる(;・∀・)
そしてドアを閉めてからのラリーのハイテンション振りも( ゚Д゚)ハァ?
お前先生を女として見てたのか???今までそんな描写全然なかったろ???
その直後の授業のシーンでなぜテイノー先生はでかいサングラスをかけてんのかも分かんねえし
大体この先生、最初ラリーは「どうせ若い子目当てで大学に通ってんだろ???」みたいな感じだったのが・・・
その友達のタリアは「あたしそんな関係じゃないから」
って言われたとたんに何か目がハートになってるってどういうこと??
つうかそれれっきとした不倫ですから~~~~!!!!アッヒャッヒャ!ヽ(゚∀゚)ノアッヒャッヒャ!
( ´Д`)キモッ
旦那が酔っ払って飲酒運転して警察にとっ捕まって次の日家に帰ってきたら家財道具一式が全部外に放り出されてて・・・
旦那その後どうしたの???離婚したの????全然その辺りを描いてないし(;´∀`)
つうかいくら甲斐性ない旦那だからって扱いが雑だし何よりキャラクターに対する愛情が感じられないくらいの適当さ(;´Д`)
あとタリアは大学辞めて店を開いたけど、その資金とかどうしてんだろ?
全然そのあたりの生活感が見えん。
ラスト近くになって「ここで学んだこと以上に勝るものはない」なんて言ってるけど・・・リラックス準備運動と「話す時は前列の3人を意識して話す」以外ほとんど何も教わってねえだろ???
ジュリア・ロバーツって何か『食べて祈って恋をして』とか『ノッティングヒルの恋人』とか『世界中がアイラブユー』とか・・・こんな感じの映画ばっか出演してるというイメージが(゚∀゚)
ただ経済理論の教授役のジョージ・タケイとパム・グリアーが出演してるのは貴重(・∀・)イイ!!
そこで0.5点
あとは駄目( ゚д゚ )
ハリウッドもやっちまうことがあるんですね~(^_^;)
何でこれを誰も注意しなかったんだろ?トム・ハンクスのワンマン体制でやりたいことをやった結果なのか?
それとも周りにイエスマンしかいなかったのか?
『すべてをあなたに』おもろかったのにな~
まじで「トム・ハンクスさん大丈夫?」って心配になってくる(;・∀・)
タトゥーを見せるくらいなら。
そもそも大卒じゃないからという理由で、長年真面目に働いて
8回も今月の人(優秀従業員ってことか)に選ばれるような男を
安易にリストラする会社がおかしい。
いや、今ではそれが当たり前になっているのか…こんなんじゃ、
世の中良くなっていくワケがないじゃん!と小学生でも分かる
リアルな現象の冒頭…日本人も笑っていられないこの生活難。
トムが演じるから妙に説得力も湧くけど、離婚して家のローンは
残ってるわ、この不況でどこも雇ってくれないわ、で散々な目に。
こうなったらガレージセールだ!と家具を売り払おうとした矢先、
隣家の夫婦から大学入学を勧められる…。もともとトムが演じる
ラリーは20年間、軍隊でコックをやっていた人間だ。それなりに
苦労も辛酸も舐めてきただろうオッサンが^^;一念発起!こういう
語り口にトムは最も適役じゃないの!…と思ったんだけどねぇ。
いや、決して悪い話ではないし、つまらなくはない。
だけど…なんか魅力に欠ける話なのだ。どこをとってみても。
大学入学までの経緯、クラスメイトとのやりとり、教師との出逢い、
生徒の一人と仲良しになり、集団でバイクを乗り回してみたり、
女教師と仲良くなって飲んだあげくに…となったり^^;
いわゆる「いいヒト」が周囲に弄られてあか抜けていく様子など
まぁ分かり辛い話ではないんだけど、だからどうした?感も残る。
グッとくるようなシチュエーションに欠ける授業風景、
(スタトレのタケイ氏が演じるマツタニ教授の授業は面白い)
説得力に欠ける学生生活(風水をモチーフに模様替えしてみたり)
あっちへこっちへと話が散漫になる。
誰が主人公で、何を描きたいのか。そもそものタイトルがラリー
の名前なんだから、このラリーという男をもっと面白く魅力的に
描けばよかったのに…と思えてならない。様々な作品で主人公を
演じてきたトムだが、なんかこの作品では周囲に華を持たせようと
しているのか?ハッキリしない。だからジュリアも魅力的ではない。
嫌味な女教師と素直だけが取り柄の男が、まぁブッチュブッチュv
するのを見てもねぇ^^;退けてしまうのだ。。好きな俳優なんだけど。
今のご時世、そうはドラマチックにいかないんだろう。
ある程度リアル感を入れて、人種も様々取り揃えて、は分かるけど
別に私は「醤油」のタトゥーなんか見たくなかったよ^^;
あんなシーンを入れるなら、もっと学生生活なり授業風景なりを入れ、
教師や生徒達を活き活きと描いて欲しかった。
どうして「幸せの教室」なんていう邦題をつけるまでになったのかを、
その幸せ感がどこに漂っていたのかを、ぜひ私に講義して下さいな。
(上司がピザ屋になっていた、あのシーンだけは切なすぎて泣けるね)
無理やりな感も
大学卒じゃないから解雇と言うのが・・・
米国ではありうる話なのか?
冒頭、多数の社長賞を受賞した優秀な店員のように描かれているが大卒じゃないことを理由に解雇される主人公。隣人の勧めもあり大学に入学するのだが・・・という映画予告を劇場で何回も見た。
このため、話の内容は予想できたが、最後が教師と学生(卒業後)の恋愛話の結末とは・・・ そこまでのプロセスが少なすぎて、いまひとつ共感できないものがあった。
スピーチや経済学の授業を受け、若いクラスメイトとの交流もあり、進歩する主人公の姿は良かった。
また、スピーチのコツは実用面で参考になった。
大口の先生は好みじゃないが。
シャツ・インはダサいのね・・・(^^;
ファッションショップを開こうと言う、クラスメイトの指摘。
最初と最後が納得しかねる部分であるが、全体的に楽しめる映画だと思う。
スピーチの実演でスタートレックネタがあったのは笑えた(ファンなので)。
追記
TVで吹き替え版を鑑賞
ジョージ・タケイ先生もいたのを失念。
なるほど、スタトレネタがあるわけだ・・・
(映画館では、気づけず)
予告編では感動の予感、しかし…
「ハリウッド二大スター共演の話題作」、見てきました。
まず正直な感想を言わせていただくと、
「この二人が主演で、この平凡極まりなさは、なぜ?」です。
直接的に言えば、笑えるポイントも泣けるポイントも無く「退屈」ということです。
残念なことに…。
レディースデイで1,000円で鑑賞して正解でした。
通常料金で見てたら損した気分になっていたと思います。
郷ひろみはこの作品のどの辺りが気に入って、TVCMであんなに推していたの?
私は共感できる部分が少なかったです。
「最後に二人は幸せになって…。それで?」と。
主人公の中年男ラリー(トム・ハンクス)が「スーパーの店員」である必要性がよく分かりません。
別に、他の職業でも何でもよかったんじゃ?
短期大学の女講師テイノー(ジュリア・ロバーツ)はダメ夫(ろくに仕事もせず家事もせず、家のPCでHなサイトを見ている、いわゆる“だめんず”である)に多大な不満を募らせ、大学の仕事にも全く情熱が湧かない。
彼女のストレス解消法は、「毎日酒を飲むこと」のみである。
そんな、人生に生き甲斐を見失った二人が出会い、恋に発展。…で、ハッピーエンド。
なんだか、二人の恋愛に大きな障害もないし、恋のライバルもいないし、わりとすんなり恋愛成就しちゃって、ラリーとテイノーどちらにも共感できなくて。
スピーチ・クラスの他の生徒達と、ラリー、教師テイノーの、絆が深まるような出来事も特になし。
ラリーが大学で知り合うスクーター仲間の若い友達とも、友情を強く感じさせるようなエピソードが無くて。
「高校を出てすぐ海軍のコックに就職して20年働き、この歳になってから大学生活の楽しさを知ったラリー」の心情を描いているんだと思いますが、いまいちこちらに伝わってきませんでした。
彼は大学に行きながら、レストランの厨房に再就職してますし、やっぱりラリーの天職は調理師であって、大学でスピーチや経済学を学んだことに大きな意味があったのでしょうか?
テイノーと知り合って、若い友達もたくさんできた。
特に“成果”と言えるのは、それくらいしかないような…。
まあ、人生において「人とのつながり」は大切ですけど。
この作品を見て「わぁ~大学って楽しそう」とは思えないです。
ここの総合評価の点数は、妥当な数字だと思いますよ。
なんか、心がホッコリしました
共にアカデミー賞を受賞しているトム・ハンクスとジュリア・ロバーツの共演。リストラされた中年男性が再就職のために入学したコミュニティ・カレッジでの、教師や学友たちとの交流を描く。
プロダクションノートによれば、この作品は、トム・ハンクス自身が高校卒業後に進んだ“短期大学”での経験を踏まえた物語だそうです。当時は1970年代だったそうですが、そこでは、人種、年齢、経験(職歴)などが様々な人物がいて、非常に強烈な印象を受けたそうです。確かに、出演者の役名を見てみると、ラリー・クラウンはアイルランド系(?)の名前のようですし、テイノーはTainotと書くところからフランス系(?)。マツタニなんかはモロ日系ですし、アフリカ系、スペイン系など、様々な人種の人物が登場しています。その意味では、トム・ハンクスの描こうとした世界の一端は十分に表現されていたと思います。
それと、少しネタバレになってしまいますが、書かずにはいられないので書いちゃいます。物語の終盤、ラリーが家を退去する引越しパーティーのために頼んだピザを頼むんですが、その配達員が、ラリーにリストラを通告した人物の一人だったと言うシーンがあります。これは、アメリカの就業事情を炙り出す、中々、興味深いシーンだと思いました。こういう事は、結構あるんでしょうね。
さて、ラリーが通学する“コミュニティ・カレッジ”ですが、“短期大学”と訳されています。ですが、これを日本の短期大学と同じだと思うと少し誤解があるのでは無いかと思います。むしろ、専門学校と言うか、職業訓練校と言うか、そう言う要素が強いかなぁ。だから、年間のカリキュラムと言うより、もっと短期で、しかも授業単位での資格になっているんですよね。
いやぁ、それにしても、こう言っては失礼ですが、トム・ハンクスは冴えない中年男性を演じるのが上手い!生きるのが少し下手だけど、実直で良い人であるラリー・クラウンを、十二分に演じきっています。
しかし何と言っても、ジョージ・タケイじゃ無いですかね?「ふふふふふ・・・。」と言う、少し(かなり?)不気味な笑いで存在感を示していました。あ、それと、彼の出世作スター・トレックへのオマージュなのか、テイノーの授業でスター・トレックの良さを熱弁している生徒がいました。
アメリカの一般市民の生活を描いた作品です。ちょっとホッコリしたのは私だけでしょうか?原題が『Larry Crowne』何ですが、邦題の『幸せの教室』の方が良いような気がしました。
ラブコメとしても娯楽作としてもいまいち・・・・
ラブコメのキング&クイーンの揃い踏みながら
脚本がいまいちで、すべてにどっちつかず・・・
相変わらずの演技のジュリア&トム安定感はあるはずが
そこが逆に先も読めてしまい、感動も↓↓↓
時の流れが2人にも来てしまったのか、と少々悲しくなってしまった。
暇つぶしにはちょうどいい尺でしょうが
DVD鑑賞で充分ではないかと・・・・
ゆったり、まったり、ほのぼの。
ラブストーリーは、あまり好みではないので、トム・ハンクスとジュリア・ロバーツの共演じゃなかったら、見に行っていない作品。
今までに、8回も表彰されている男を、大学を出ていないというだけでリストラの理由とするところに、脚本の違和感あり。
トムは冴えない中年男。離婚歴あり。
慣れない大学生活が、タリアやその友人、クラスの友人達のおかげで、楽しく充実したものになっていく。
ジュリアは、結婚相手に恵まれなくて、酒びたりで、いつも怒鳴ったり、眉間にしわを寄せているような教授。
そんな二人の心に変化が・・・。
最後のトムのスピーチは、思いやりにあふれ、良かった。
でも、二人が恋に落ちるというには、説得力に欠ける。
最初に、「恋愛ありき」なのね。
トムとジュリアの二人の存在感は、さすがだし、爽やかさは抜群。
ゆったり、まったり、のほほ~~んと、軽く、かる~く楽しめば良いかと。
タリアがすごく可愛い。
トムが大学に来た最初にフォローしてくれた男の人(学生部長さん???)と、経済学の日系の教授の存在感も好き。
ふたりの共演に過度に期待しすぎなければ、ほっこりする中年男と中年女のラブストーリーとしてそれなりに楽しめますよ。
「フォレスト・ガンプ 一期一会」などで2度のアカデミー賞主演男優賞に輝くトム・ハンクスが、製作、監督、脚本、主演を務めたハートフル・ストーリー。失業した中年男性が、再就職のために通い始めた学校で情熱を失った女性教師と出会い、互いに希望を見出してゆく。共演は「食べて、祈って、恋をして」のジュリア・ロバーツ。
あらすじ - 幸せの教室
大卒ではないという理由で、長年勤めていたスーパーをリストラされてしまったラリー・クラウン(トム・ハンクス)。再就職のアテもなく落ち込んでいたが、心機一転、再就職のためのスキルを身につけようと、短期大学に入学する。そこで出会ったのは、スピーチの授業を担当する教師メルセデス・テイノー(ジュリア・ロバーツ)。いつも仏頂面で、酒に酔って暴言を吐くメルセデスは、結婚生活の破綻からアルコールに走り、教師としての情熱も、日々の喜びさえも見失っていた。初めてのキャンパスで年齢も境遇も違う様々な人々と出会うことで世界を広げ、かつてない充実した日々を送り始めるラリー。メルセデスは、そんなラリーとの出会いを通して、再び自分と向き合い始める。果たして2人はこの教室で、幸せな未来を見つけることが出来るのか……?
[2012年5月11日公開]
トム・ハンクス監督、主演で、ジュリア・ロバーツが共演するヒューマンドラマなら、映画ファンなら必見ですね。実際に試写会では、人が入りきれなくなるほどの満員御礼ぶりでした。
ところが蓋を開けてみてみると、ただのラブコメだったのでがっくり。もう少し失業した主人公と結婚生活の破綻からアルコール依存症に陥ったヒロインの女性教員の間で、教師関係の逆転が起きて、ヒロインが立ち直っていく姿が描かれるのかなと期待して見ていたのです。でもふたり失望が解決されて、希望に変わるのは、お互いが出会って恋に結ばれることでハッピーエンドでは、余りにありきたりではないでしょうか。
それでもトム・ハンクスが演じるラリーの懐の深そうな好人物ぶりとジュリア・ロバーツが演じる、すぐに切れそうな苦悩する女教師メルセデスのキャラの立て方は、ツボにはまった演じっぷりで、それなりに楽しめます。
気にくわないのは、だからふたりを共演させておけば、当たるという安直な打算ですね。せっかくヒューマンの大御所ともいえる二大俳優がぶつかるのだから、『アーチスト』みたいな大胆で特色のある企画を立てられなかったのかといいたくなるのです。
まぁ、トム・ハンクス監督が、前向きに人間の善意を信じて未来を切り開いていく姿を作品にまとめたところは評価したいです。
アメリカも一時は経済が落ち込み、街は失業者であふれかえっていましたからね。主人公のラリーも妻とは離婚し1人暮らしの自由な立場という典型的なむバツイチ男だったのです。洋の東西を問わずスーパーの販売員の前は海軍のコックという経歴しかない中年男の再就職は難しいものでしょう。ただ、だから次の一歩を踏み出すとき、隣人のラマーから「知識は武器になるから教育を受けろ」とアドバイスを素直に聞いて、地元の短期大学に入学してしまうのが、何ともアメリカらしいところ。社会に生涯教育が根付いているのだなと実感しました。しかも入学した学園のカリキュラムには、面接にも役立ちそうな「話し方」の授業が組まれるなんて実に実学的です。そして経済学の講義も苔むした効用理論でなく、これまた生きた経済に即した内容でした。
高齢化が進む日本でも、年金で全部支えようとするのはどだい無理なこと。本作のように生涯現役で、税金を払えるお年寄りが増えれば、グッと老後の不安がなくなると思うのです。だから本作で、日本の国民が生涯教育ってイイネと感じてもらえば、日本の未来にとって凄くいいと思います。だから、単に学校かよったら恋人が見つかってよかったねでお茶を濁して欲しくなかったのです。
この経済学の講義を担当しているのが、インド系のマツタニ教授。経済の講義に東洋哲学を織り交ぜて語る語り口に凄みすら感じました。ちなみに演じているのはジョージ・タケイ。『HEROES/ヒーローズ』でヒロ・ナカムラの父親役を演じた人といえば、ご存じの人も多いのでは?
ふたりの共演に過度に期待しすぎなければ、ほっこりする中年男と中年女のラブストーリーとしてそれなりに楽しめますよ。
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