「だんだんと男まさりヒロイン」メリダとおそろしの森 こまめぞうさんの映画レビュー(感想・評価)
だんだんと男まさりヒロイン
子供のためと厳しく躾をする母と、それの反発してニューウェーブを起こそうとする娘。どこの世界でも共通する普遍的なテーマである。
おてんばが過ぎるヒロインを押さえつけようとするも、魔法にかけられてしまったあとでは、そのおてんばの強さに助けられもする。
最終的には双方妥協点を見つけて親子愛を再確認するわけだが、それまでの親子の上下関係的なものから、助け合う郵便関係的なものに移行したように思う。
確かに血が繋がってると思うからやたらに期待して反発したりするわけで、まるで友人のように最初から他人と思えばそこまで過度な期待もなく、互いの長所を認め合えるのかもしれない。
今ではすっかり強いヒロインが主流になったディズニーだけれど、これはまだ過渡期の作品か。とはいえ登場する男性陣がどれもこれも残念なキャラばかり。一足飛びに加速してる気がする。
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