「まともに実写化してくれただけでも良し。次作待望!」るろうに剣心 ひまじん三太さんの映画レビュー(感想・評価)
まともに実写化してくれただけでも良し。次作待望!
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過ってハリウッドで実写化され、日本中のアニメファンにショック(もちろん悪い方の)を与えた大人気アニメ〇〇〇〇ボール。創造性あふれる日本のコミック、アニメ作品を実写化することは非常にリスクのあるトライといえる。(前述の作品はそれ以前の問題であるが・・・。)
しかし現代の進化した映像技術を駆使すれば、そもそも不可能な映像表現は無く、成功への課題は実写化に取り組む「姿勢」といえる。
それは原作への“敬意”と“愛”そして妥協なき“制作体制”である。
その意味で本作は、及第点といえる。原作ファンも「許せる」作品になったといえるのではないか。
ただ、見られるのは最初と最後の30分間。
中盤はどうにもいただけない。説得力がない展開に、妙な間?もあったりでかったるく感じましたね。
特に毒?で神谷道場に患者が運び込まれる段は、
なぜ皆神谷道場に来るの?
どこで毒を摂取?
影響範囲は?
誰が何のために?
など、いきなりの無理な展開についていけませんでした。
そしてラスト、薫が刃衛の「心の一方」を解く場面。重要な場面なのにさらっと解いてしまって・・・・。薫の覚悟と気合いにより解くシーンとしてしっかり描いてほしかった。
とケチもつけましたが、“チャンバラ”の部分は見ごたえあり、キャラクタ-もよく描かれ総じて楽しめました。
次作、「十本刃編」を楽しみに待つことにいたしましょう。
※宗次郎役には是非、神木隆之介君を!
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