「思い出はいつも綺麗だけど」るろうに剣心 はち公さんの映画レビュー(感想・評価)
思い出はいつも綺麗だけど
薫のイメージが何か違うなぁ…とか思っていたのですけど、これはこれで、この世界の登場人物としてはアリかもしれない。原作とイメージが合っているという訳ではないのですけどね。
逆に、映画館の前にあった等身大ポスターでは以外にはまっていると思った恵が、あれ?こんな感じだったっけ?と。
剣心はどうしても、元宝塚の涼風真世さんのイメージが強くて不安だったのですけど、佐藤健さん意外とはまってます。
全体的に幕末明治の人っぽくない感じもしなくはないですが、まあ、それはそれで。
人気ジャンプ漫画の実写化ということで、ドラゴンボールやこち亀なんかが頭をよぎって不安だったのですが、良かったと思います。世界観なんかは上手く再現出来ていると思います。
本作の売りである戦闘シーンは良くできているとは思うのですが、特に集団戦のシーンは暗い&動きが早くぶれるという感じで見づらかった印象。夜のシーンだから仕方のない面もあるのでしょうが、そういう所はアニメにかなうべくもない。
原作は初回から最終回まで連載をリアルタイムで読んでいたのですが、映画の尺に収めるためとはいえ、原作を読んでいない人には駆け足なストーリーになってしまっているのではと思わなくもないのが難点かなと。その分を考慮しての減点です。
まあ、細かい部分にはあまり突っ込まず、軽い剣劇物として見ればいいかもしれませんが…
原作を知っている人間ならば、それなりに楽しめると思います。
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