「漫画実写化における一つの可能性を見た」るろうに剣心 pipiさんの映画レビュー(感想・評価)
漫画実写化における一つの可能性を見た
最終章鑑賞前に、過去作品&原作のおさらい。本作を観るのは3〜4回目になるかな。
レビューは初見時の感想である。
TVドラマはほとんど観ないので、佐藤クンを観るのは4年前の「電王・ファイナルカウントダウン」以来。
もっとも、電王であれだけ幅広い演技が出来る事を散々見せつけてくれた佐藤クン。剣心が「拙者、ござる口調」から「俺、口調」に変わる時の「目の演技」などはお手のものであろう。
外見の雰囲気などは原作キャラとはタイプが違うが佐藤クンの演技を信頼し、かなり安心して劇場に足を運んだ。
「外見の雰囲気が違う」といえば、江口洋介だ。彼は原作の斎藤とはかなり印象が違う。あまりに違い過ぎるので、佐藤クンと剣心のイメージのズレ程度はどうでもよくなってしまった(笑)
斎藤一よりも土方歳三が似合いそうだ。むしろ伊勢谷友介の方が原作斎藤のイメージに近いと思う。
それにしても、男性俳優陣、キャラが立ち過ぎ!(良い意味でw)
全員、原作キャラとは皆 雰囲気が違うのだけど、自分の中で消化し、魅力的な新キャラを作り上げている!
佐藤剣心、青木左之助、江口斎藤、吉川刃衛、(ついでに次作以降、伊勢谷蒼紫)
そして何より
香川観柳〜〜〜!
見事だ、見事過ぎるぞ、香川照之!
龍馬伝は見た事がないのですが、演出の大友氏を始め、福山、蒼井、青木、伊勢谷、香川各氏が被ってるんですね。
佐藤クンが以蔵ってのは「人斬り」の役どころを見る意図もあったのかしら?
本作では、刃衛のモデルが以蔵ですけれどね。
原作1〜4巻に収められている複数のストーリーを、換骨奪胎、うまくミックスしてオリジナルストーリーに仕上げてある。(まだ登場しない斎藤も、きっちりぶち込んであるしw
まぁ、牙突のないるろうになんて、クリープを入れない珈琲みたいなものだから仕方ないな。)
出来れば赤報隊の辺りには少しだけ言及して欲しかったが、説明するとなると厄介ではあるので端折られたのは仕方ないか。
おかげで左之がただの筋肉バカになってしまっているのは惜しいところ。
CGを使わない点も評価したい。
ワイヤーは多用しているが、殺陣自体がしっかりしているのでスローモーションが非常に活きる。
特技はブレイクダンス、少林寺拳法は黒帯という佐藤クンの身体能力の高さに依るところも大きいであろう。
原作の見どころは充分に盛り込み、ストーリーも「なるほど、こう繋いだか!」と満足いく脚本で楽しませてくれる。
改めて「明治初期」を舞台にしたサムライアクション劇の可能性を非常に感じる事が出来た。
和洋・近代を上手く折衷して盛り込む事が可能なので、江戸期以前を扱った「時代劇」に比べ、若い世代や外国人には理解しやすく、喜ばれる剣戟アクションも工夫しやすいのであろう。
1990年代には創作の背景として敬遠されがちであった明治・大正期は今後の作家達にとって魅力的な時代になってくるのかもしれない。
うむ、文句無しに面白かった。
続編にも期待・大である。
はじめまして、こんにちは。コメントいただきありがとうございます。黒歴史を公開した甲斐があります(笑)
香川さんは原作に寄せたと思いきや、原作を読んだことのある方からすると「全然違うけど、もはやそれでいい」らしいです。香川マジックですよね。
おはようございます。
AM5:00~会社に”いらっしゃる”NOBUです。
(やるべき仕事はキッチリこなしてね!)
さあ、私は今作を観ることができるでしょうか?
私の勤務先は、田舎ですが、車で5分の所に〇〇Sがあるんです・・。
ふふっ。
では、又。
今晩は
孟母三遷ならぬ、”孟母見せん”ですか!(カーン!鐘一つ・・)
凄いなあ・・。 我が家は、フツーでしたね。
家人曰く、息子が、初代ウルトラマンとウルトラセブンに嵌っていたそうで、DVDのテープが擦り切れそうになるまで、観ていたそうです。(父親似)
あと、ジブリは全作品購入してありますね・・。
愈々、剣心も最終作ですね。私は明日観ますよ!。今週頭から周囲に、”俺は金曜日の午後はいないからな!”と言い続け、白い目で見られています・・。けれど、10年ですよ、10年!。
楽しみだなあ・・、けれど、寂しいなあ・・。相反する我が気持ち・・。
おはようございます!
佐藤健さんは仮面ライダー電王で、子供と初めて観たNOBUです。アンナ、凄い俳優さんになられるとはなあ・・。仮面ライダー俳優さんって、凄いですよね。今や邦画デビュー登竜門化している感がありますね。
それにしても、今作、3-4回も観られたのですか!
凄いなあ・・。