「お涙ちょうだい」臍帯 Makotoさんの映画レビュー(感想・評価)
お涙ちょうだい
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「臍帯{実録 少女監禁事件}」などという、おどろしいタイトルなのでえぐい物語なのだろうと思ったのですが、若い女性が女子高校生を監禁して、しかも、自分も一緒に監禁部屋に入ってしまうという展開にちょっとだけ期待したのですが、ことごとく肩すかしの展開。ある程度、狙ったものではあるのかもしれませんが、そもそも誘拐・監禁されたら普通の人は「なぜ私がこんな目に遭うの?」って犯人に聞くものでしょう。ところが、この被害者はそういうことを聞くでもないし(しかも彼女にはまったく心当たりもないのです)、犯人を襲って、鍵を奪おうするでもない。
さらに犯人のほうも「監禁」とは言いながら、被害者の手足を縛ろうともしない。ひょっとしたら平和国家ニホンを風刺したいのかとか、心中するつもりなのかと深読みしたのですが、そんな意図は何にもない、ただのお涙ちょうだいドラマだったというのが途中ではっきり分かってしまいました。
一つだけ印象的だったのは犯人役の役者さんが藤原竜也にそっくりということでしょうか。
まあ、そんなわけで見るまでもない作品だと思いますね。
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