劇場公開日 2012年9月28日

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「ジェイソン・ボーン アナザー・ストーリー」ボーン・レガシー bunmei21さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5ジェイソン・ボーン アナザー・ストーリー

2023年12月20日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

興奮

難しい

マット・デイモン主演の『ボーン・シリーズ』3部作が完結し、3作目の『ボーン・アメテイメイタム』と同時進行で繰り広げていた、一人の工作員の抹殺を狙うアナザー・スートリーの4作目。主演の工作員を、『ミッションイン・ポッシブル』や『アベンジャーズ』でも出演していたジェレミー・レナ―が演じている。

CIA内部での秘密裏の『トレッドストーン計画』で生み出されたボーンに対して、こちらは『アウトカム計画』によって誕生した最強の工作員・アーロン・クロス。その並外れたパワーや戦闘力は、特殊な薬の接種によるもので、ボーンによってCIA 内部での秘密計画の暴露が取りざたされる中、それらの計画を無きものと隠ぺいを図るCIA上層部。そして、アーロンもまた命を狙われ、CIAとの逃走劇が繰り広げられる。

前作までの『ボーン・シリーズ』に関わっていた人物も所々に出演し、主演は変わったが、シリーズ性を印象付ける演出となっている。主演のジェレミーも悪くはないし、これだけ観れば、それなりのアクション大作として面白いが、やはり、それまでのマット・デイモンのスター性やオオラと言う点では、見劣りはするのは否めない。

ストーリーも、ボーンがマリーと共に逃亡したのと同様に、こちらもヒロインとしてレイチェル・ワイズ扮するマルタ・シェアリング博士との逃亡劇。そして、ラストシーンは、ボーン・シリーズの1作目と被るシーンでもあったが、これで終わり…と言うあっけない終わり方だった。

その中で、クライマックスのフィリピンのマニラでのオートバイによるカーチェイスは、ボーン・シリーズらしさが覗える見所。小回りの利いたバイクで、狭いマニラの道路や車列が続く渋滞の中を潜り抜けての逃亡劇は、なかなかのポテンシャルの高まり、緊迫感と迫力がある映像であった。

bunmei21