デンジャラス・ランのレビュー・感想・評価
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最高のアクション映画と言いたい。
1秒も目が離せない一本。
小気味良く進んでいくストーリーの
所々に仕掛けが仕込まれており、文字通り一瞬も見逃せない。
しかも、主張しすぎず、謙虚に仕掛けられているので これまた探しがいがある。
今作では、「イコライザー」を彷彿とさせる知的さとタフさを兼ね備えた凶悪犯デンゼルを、どことなく頼りなさげなライアンが連行する珍道中。
行動を共にして変わっていくライアンも見所だが、それ以上に影響を受けるデンゼルの演技も見所の一つとなる。
普通に面白い
まぁ全体的によくある展開。
まさか! とか、そんなどんでん返しが!?
なんてのを期待しなければ十分たのしめる作品ではないしょうか。
特に斬新さも無いかわりに、安定感のある面白さ。
とりあえず最後まで飽きない程度には楽しめるかと。
面白かった。
ボーン・アイデンティティーシリーズのスタッフが作ってるそうで、確かにボーンシリーズと雰囲気が似ている。ボーンシリーズは大好きで、この映画も面白かった。監督は違う人?
デンゼル・ワシントンかっこいい。演技力が別格、見た目だけで凄腕スパイの説得力がある。
デンゼル・ワシントンのかなりのファンでない限り、物足りないと思う。
舞台がアメリカやヨーロッパでなく、南アフリカだったり、キャストもデンゼル・ワシントン以外は地味で、本当のCIAの人のようだった。
映像はCGのところはほとんどなく、ハンドカメラで一緒に動きながら撮っているようなシーンが多く、迫力があった。
デンゼル・ワシントンの演じている主人公トビン・フロストは、CIAの元トップエージェントで、心理操作の天才、なおかつ組織を裏切って追われているという設定。
これはすごく悪いやつで、ジェイソン・ボーンか、ゴルゴ13並の能力があり、その悪さと実力を発揮してくれるのだろうと思って期待していた。
しかし、最後まで見たが、まったく実力を発揮しないばかりか、最後はいい人でしたみたいな感じになり、お涙ちょうだい的なことになってしまった。
全体的にも、スパイ物にしては現実的な設定や演出で、最初は面白かったのだけれども、最後まで見たら、中身はどこかで見たようなスパイ物でした。
これはたぶんデンゼル・ワシントンのキャラクターと演技力頼みで、それを生かすため、なんとなくリアルなスパイ物にした、ということだろうと思う。
これでは、デンゼル・ワシントンのかなりのファンでない限り物足りないはず。
アメリカではうけたのかもしれないけど、日本ではきついと思う。
なぜデンゼル出演したのか?
ストーリーがコテコテし過ぎてなぜデンゼルは出演したのが疑問。最近ハリウッドは不況なのか、とりあえず出るか的な価値ぐらいな映画です。ひねりもなし始まって10分で内容が分かりました。デンゼルの演技も映画の内容の無さでチャラかな。
やっぱりデンゼル・ワシントンは好きな役者だ
CIAの新米エージェント、マットが管理するCIAの“隠れ家”(=セーフ・ハウス)に、ある男が連行されて来る。
その男トビンは、CIAの元敏腕エージェントで今は国際指名手配犯。突如南アフリカの総領事館に出頭して来た。
だがトビンが連行されて来てすぐ、隠れ家が何者かに襲撃され、トビンとマットの逃走劇が始まる…。
ハリウッドらしい娯楽サスペンス・アクション。
昔は正義感のイメージが強かったデンゼル・ワシントンだが、「トレーニング・デイ」の悪役演技でオスカーを受賞して以来、すっかりワルなイメージも定着した。
本作でも凄みのある演技と共にワルな魅力が存分に活かされ、“ワル”デンゼル・ワシントンのアクションにハズレ無し。
ワルと言っても決して極悪ではない。
CIAのヤバイ秘密の口封じの為命を狙われ、傲慢な権力に抗う。
毒をもって毒を制す、だ。
また、頼りない新米エージェントがアクの強いベテランと相手する内タフになっていく構図は「トレーニング・デイ」や「アンストッパブル」を彷彿させ、今回もデンゼル先輩が一筋縄ではいかない世間のルールを身を持ってレッスンする。
ワルを演じても何処か人間味滲む、そんなデンゼルがやっぱり好きだ。
正直、特に目新しい話では無いが、ハラハラドキドキ王道エンターテイメントとして、無難に楽しめる。
汚れっちまった悲しみに
『トレーニングデイ』『アメリカン・ギャングスター』等、
最近ときどきド悪党なキャラを演るデンゼル・ワシントン。
本作もそんなデンジャー・ワシントン路線のサスペンスアクション。
まず見所は、手堅い出来のアナログなアクションかな。
本作のアクションシーンはカメラが激しく揺れる上、
画も被写体に対してかなり寄り気味なので、画面が見づらい。
しかしながら本作は、そうやってわざと観客の視界を狭める事で、
アクションシーンに生っぽさ——周囲の状況を把握する間も
ないほどの混乱や緊迫感——を与えているのだろう。
それと本作、ビビるくらいに銃声がでかい、重い。
やかましい!と言う方もおられるようだが、一発一発の重みを感じさせる方が
銃撃の恐怖が伝わってくるので個人的には好み。
また、アフリカという舞台設定も魅力的だ。
雑居ビル、プレハブの街、荒涼とした砂漠など、
見せ場が展開されるシチュエーションが独特で面白い。
ざらついた赤砂色の映像と相俟って、アフリカの熱く雑然とした空気が伝わってくるようだ。
物語的には『辺境の地』以上の意味は無いのだろうが、
アフリカを舞台に据えた事が本作に独特の“色気”を生んでいる。
ま、舞台がここで無ければ特徴に乏しい映画とも言えるのだけれど。
物語のキモである、主人公と謎のメモリの関係、
それを追うCIA内部の裏切り者の正体……
どちらの真相もあまりヒネリは無く、途中でこちらのド肝を抜く展開も無い。
勿体無いっすねえ、あれだけ実力派の役者さんが揃ってるのに、
誰もサスペンスに寄与してくれないんだもの。
だが逃避行を続ける内に、友情や連帯感とは少し異なる、
同種の人間に対する尊敬や同情のような感情で繋がれていく主人公コンビのドラマは泣ける。
デンゼル演じるフロストは長く過酷なスパイ活動で感情が麻痺してしまっている。
人を殺す時はおろか、隣の人間が突然殺された時も、
旧友が殺された時すらも、殆ど表情を動かさない。
今や自分の利益の為にしか動かない冷血漢。
だが彼自身、無情な生き物になってしまった自身を悔いている。
野心と情熱を持った若者に昔の自分を重ね、
お前は俺のように汚れてくれるな、俺と同じ後悔はするなと諭す。
師弟関係にも似ているが、それよりも——父と息子の関係のようでした。
アフリカのように熱く、ドライに見えてウェットな物語。
僕はこれ、結構好きです。
<2012/9/8鑑賞>
ライアン・レイノルズ 憶えとくズゥェ~
ハードロックを大音量で聴いた感じ。やっぱ、ハードロックは音でっかくなきゃダメっしょ。だから、アクションはドンパチ、クラッシュ、なぐりあい、殺しあいがでっかい音で迫力増量。CGでない生のきしみ、ゆがみ、痛みがいいのだ。
面白いが、ライアン・レイノルズではデンゼル・ワシントンを蹴落とせない
どんな局面でも冷静沈着に行動し、相手を言葉巧みに誘導する元CIAのフロストをデンゼル・ワシントンが好演。善人も悪人も演じてきた彼ならではの怪しさがあり、観る者を翻弄する。
対するライアン・レイノルズ演じる新米のウェストンが、実践経験では劣るものの思いのほか頭がキレて、対等とはいかないまでもフロストにがむしゃらに食らいつく。この作品の面白さはそこに尽きる。
はじめはロクに何も出来ない経験不足の若造と高を括っていたフロストも、しだいにウェストンの洞察力と行動力に一目置くようになる。
これは、見ているこちらもまったく同じ目線でウェストンのことを見なおしていく。
もちろん、何を企んでいるのかフロストを観察する面白さもあるが、CIA内部に巣食う汚職だの隠蔽工作といった題材は多くの映画の素材になっているので、それだけでは今さらという感がある。
やはり本作での見どころは、一癖も二癖もあるフロストが若いウェストンに自分を超えるかも知れない才能を認めていくところにある。
これでライアン・レイノルズがもう少し個性のある役者だったら文句なしだった。好感が持てる役者ではあるが、主役よりサブ向きだ。本来であれば、デンゼル・ワシントンによる一枚看板を引っくり返すようなキャスティングでなければ面白くない。「アンストッパブル」(2010)のクリス・パインのようにだ。
さすが!
ストーリー自体はCIAの汚職に関する話で比較的ふつーって感じだが、デンゼルワシントンの深みのある演技がこの映画をよく魅せている。デンゼルワシントンを好きな人は楽しめるのではないか。あまり映画を知らない連れも、デンゼルワシントンの演技力に惹かれたようで大興奮していたので、ある程度映画を観れる人ならそれなりに楽しめると思います。
とにかく、うるさい。ただ、それだけ。
新宿バルト9にて鑑賞。ひどい出来の映画でした。意味のないカーチェイスや銃撃戦には、辟易させられました。そして、神経を逆撫でする効果音。途中で席を立とうと思ったときが、三回ほどありました。CIAだのFBIだのが出てきてスパイごっこをする映画は今の時代に果たして有効なのでしょうか、何か新しい意義はあるのでしょうか。
こんな映画、もう、うんざりです。
朝日新聞8月31日の夕刊に載っていた沢木耕太郎のコラム「銀の街から」を読んで、観に行くことを決めたのですが、完全な失敗でした。
観に行こうか、どうしようか迷っている方へ。もし、あなたが、精神的にタフで、お金と時間が余っていて、なおかつ、デンゼル・ワシントンの熱烈なファンであるなら、お薦めいたしますが、精神的に落ち込んでいたり、お金や時間の使いみちを既に考えている人には、絶対にお薦めいたしません。
今日は、なんとも汚れた一日になってしまいました。
おわり。
派手なアクションが見どころです。
36カ国の指名手配犯トビン・フロスト=デンゼル・ワシントン。“悪役”のデンゼル・ワシントンが見られます。
舞台は南アフリカのケープタウン。南アフリカと言う事で思い出すのが『インビクタス/負けざる者たち』や『第9地区』。『インビクタス/負けざる者たち』『第9地区』はヨハネスブルグが舞台ですが、こちらの『デンジャラス・ラン』の方は、ケープタウンが舞台。違いはありますが、共通している部分もあります。それは、貧困地区。この作品でも貧困地区は描かれていて、さながら『第9地区』。実際の黒人居住区に隣接してセットを作って撮影したそうです。
それにしてもねぇ。悪のデンゼル・ワシントン、中々凄いです。演技もそうですが、その仕草や、表情。特に、終盤見せる、ポスターにもなっている見返りながらの表情は、ゾッとする様な凶悪な表情です。そう言うのが見せられるのが、一流の証拠なんでしょうね。この作品、当然いろんな俳優・女優が出ていますが、デンゼル・ワシントンにすべてが集約されるんでしょうね。それほどデンゼルが良いです。それと、先に記したデンゼル・ワシントンの枕詞の『悪役』を“ ”で囲ったのには、理由が有るんですが、それは、人によって取り方が違うかもしれないかな。私は敢えて“ ”で『悪役』を囲う意味があると思いました。
内容的には、カーチェイス、銃撃戦、肉弾戦と、アクション満載。激しい&リアル。見応えがあります。もしかしたら、撮影の自由度で南アフリカが舞台になったんでしょうかね?
デンゼルが良いですが、冷静にストーリーを考えてみると、結構有りがちなストーリー。それを補って余りあるのが、デンゼルの演技と、派手なアクション何でしょうね。
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