劇場公開日 2012年9月7日

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「やっぱりデンゼル・ワシントンは好きな役者だ」デンジャラス・ラン 近大さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0やっぱりデンゼル・ワシントンは好きな役者だ

2012年12月20日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

単純

興奮

CIAの新米エージェント、マットが管理するCIAの“隠れ家”(=セーフ・ハウス)に、ある男が連行されて来る。
その男トビンは、CIAの元敏腕エージェントで今は国際指名手配犯。突如南アフリカの総領事館に出頭して来た。
だがトビンが連行されて来てすぐ、隠れ家が何者かに襲撃され、トビンとマットの逃走劇が始まる…。

ハリウッドらしい娯楽サスペンス・アクション。
昔は正義感のイメージが強かったデンゼル・ワシントンだが、「トレーニング・デイ」の悪役演技でオスカーを受賞して以来、すっかりワルなイメージも定着した。
本作でも凄みのある演技と共にワルな魅力が存分に活かされ、“ワル”デンゼル・ワシントンのアクションにハズレ無し。
ワルと言っても決して極悪ではない。
CIAのヤバイ秘密の口封じの為命を狙われ、傲慢な権力に抗う。
毒をもって毒を制す、だ。
また、頼りない新米エージェントがアクの強いベテランと相手する内タフになっていく構図は「トレーニング・デイ」や「アンストッパブル」を彷彿させ、今回もデンゼル先輩が一筋縄ではいかない世間のルールを身を持ってレッスンする。
ワルを演じても何処か人間味滲む、そんなデンゼルがやっぱり好きだ。

正直、特に目新しい話では無いが、ハラハラドキドキ王道エンターテイメントとして、無難に楽しめる。

近大