劇場公開日 2012年4月13日

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「日本贔屓で評価高め」バトルシップ Cape Godさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5日本贔屓で評価高め

2017年9月16日
PCから投稿
鑑賞方法:TV地上波

総合65点 ( ストーリー:15点|キャスト:65点|演出:70点|ビジュアル:80点|音楽:65点 )

 物語は少年向け漫画程度の幼稚で出鱈目さで、『インディペンデンス・デイ』と同様な程度の低いものにすぎない。敵の宇宙人も何かとしょぼいし、戦艦ミズーリが復活しさらに洋上で攻撃するのをわざわざ待ってくれているのは、主人公に切り殺されるのを待っている昔の日本の時代劇の切られ役みたいだ。
 アメリカ強いぞ万歳、敵をやっつけてすっきりと爽快になろうというお目出度い作品に過ぎない。人々がそういう内容の前作を忘れ始めた10年おきくらいに1本は、こういう映画が流行るのかなと思う。しかもわざわざ退役した大型戦艦を引っ張り出してくるのが、大きなおもちゃをもらってはしゃいである子供のようだ。米国ではあまり興行収入が善くなかったようだがそれも頷ける。
 でもそれもそれでいいのではないか。ある程度は映像の迫力で楽しめるし、真珠湾攻撃もあったハワイを舞台にしながらも日本が活躍する。観ていて馬鹿馬鹿しいと思いつつもそれなりに楽しんだ。でも浅野忠信はいい役だけど人物としてはやや存在感薄め。

 テレビ放送版を観たが、原作は130分あるので相当削られている。それで余計に物語の繋がりが悪いようだ。通常版を観ればもう少し評価出来るかもしれない。とりあえず日本が活躍するので少し贔屓目に採点しておく。

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Cape God