劇場公開日 2013年3月22日

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ジャックと天空の巨人のレビュー・感想・評価

全46件中、41~46件目を表示

3.5何であれ、大きすぎると問題です

2013年4月12日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

怖い

興奮

ブライアン・シンガー監督作品としては珍しい、ド直球のエンタメ大作でした。

巨人の恐ろしさやそれを支配する者の姿にこれまでの
シンガー監督作品との共通項を見出だした方も居られるようだが、
今回は作品の事を調べない限りは、彼が撮ったとは分からない映画だったと個人的には思う。
むしろ多数の人間から疎まれながらも新天地を求める巨人達に対して
多少なりともシンパシーを感じさせる描写があってこそ
ユダヤ的かなあと思うのだが、それはユダヤ人というものを単純視し過ぎかしら。

悪いヤツは悪くて善いヤツは善い。
スジは分かり易いし話のテンポも早い。
なので本作、単純明快で安心して観られるのだが、作り手の個性がよく出ているとは言い難い。
けれどそれは、自分のスタイルにこだわらず、
誰にでも楽しめる映画を作ろうという気概の表れかな。

ジャックとお姫様のロマンスが駆け足過ぎるとか、
物語の鍵を握るあるアイテムがあまりに都合が良すぎるとか、
全体的に展開が性急なのは気になるが、
その分見せ場に次ぐ見せ場の連続で飽きさせない。

目も眩むような高さの豆の木を登ったり跳んだりする中盤や
燃え盛る樹木がこれでもかと飛んでくるラストの戦闘シーンはかなりの迫力!
今回は3Dで観とけば良かったなあとちょっと後悔してます。

本作一番の特徴である巨人も怖い。
ボスも含めて個性が薄いのと、やたらめったら汚ならしい(笑)のがタマにキズだが、
全速力で逃げる人間をホップ・ステップ・ジャンプ(3歩かよッッ)で捕えるシーンや
大平原を集団でズドドドドッと追い掛けてくるシーンの怖いこと怖いこと!
ファミリー向け映画だとは思うが、これ、怖がりな子だったら泣くレベルだよね。

主人公を演じたニコラス・ホルト。
『アバウト・ア・ボーイ』のヘンな子がカッコ良く成長したね〜。
あれだけ勇敢な行動を見せる理由にもっと説得力が欲しかったが、
(これもロマンス部分をはしょった弊害かな)
フレッシュさと古典的ヒロイックさが相俟って良い良い。
ヒロインのエレノア・トムリンソンもこれまた少し古風な感じの美人さん。
庶民的な雰囲気とエレガントな雰囲気を併せ持った所が魅力的。
ユアン・マクレガーはその姫を守る勇敢な隊長なのだが、
いつもと違うチャキチャキした発音や、ミョーに緊張感の無い感じがなんだかユーモラスで良い。

という訳で、観て損ナシの3.5判定!

〈2013/3/22鑑賞〉

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浮遊きびなご

3.5意外と面白かった。

2013年4月4日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

興奮

予告を見て、巨人のグロテスクさで、見るか迷ったけれど、童話を拡大解釈しているけれど、スペード感はあるし、どう展開して行くかのスリルもある。王道の王女とジャックの恋物語あり。2Dで見たけれど遜色なかった。

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未散

2.5肩すかし、物足りない、あっけない

2013年4月1日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

単純

良かったところを考えると、王様や精鋭の騎士などが毅然としていて、考え方・行動に人間味と責任感が備わっていて「格好良いな」と感じられたこと。
主人公のジャックも決して劣っているわけではないのだけど、主役・ヒーローとしてのステレオタイプな感が強いためか感情移入の対象とはなってくれませんでした。

見ていて一番「なるほど!」と思ったシーンは、映画冒頭から流れる呪文のような言葉「フィーファイフォーファム」の意味が分かった時ですし・・・厳しい評価になってしまいますね。

もっとも気になったのは、全編通して描かれる「唐突さ」と「物足りなさ」

話の展開上「え~、今このタイミングでやられちゃうの?あんた何もやってないじゃん!」
と激しく2回ほど思ってしまえるので、どうにもクライマックスが盛り上がりません。
あまりに間抜けなやられっぷりのあとにどんなに頑張ってくれても緊張感が出ないんですよね。

ファンタジー分野なのできちんと創造してほしい「天空の巨人の国」は、「巨人がいる」以外フツーなのも肩すかし。
地面に落ちてる豆なんて人間ですら見逃しそうなのに、あんなに高いところから見ている巨人が見つけるなんて・・・どれだけ目が良いんだろう、と都合良過ぎな展開も興奮度を下げてくれます。
さらに3D向きの場面をムリヤリ入れ込もうとした無意味にグロテスクな破壊シーンもげんなり。

なんとな~く最後まで見られたことだけを評価してちょうど真ん中の点数にしておきます。

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gsacra

4.0童話の世界が目の前に!

2013年3月27日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

興奮

童話の世界が目の前に!
幼い頃から「ジャックと豆の木」は好きな童話だった。
それが、実写映画になって見られるなんて、とってもステキ!と楽しみにしていた。

豆があれよ!あれよ!と言う間に大きくなり、大きくなり、巨大になり、どこまで巨大になるんだろうと思いきや、天まで届く。
なんて凄いんだろう、と幼心に思ったものだった。
それからは、庭に梅干しの種を植えてみたり、ヒマワリの種を植えてみたり、柿の種を植えてみたり・・・ 随分と頑張ったけれどダメだった。
な~んてことを思い出しながらの鑑賞。

ジャックの純真な心と勇気。
個性あふれる巨人たち。
姫のおてんばぶり。
王様の王たる威厳。
悪いヤツのイケナイ企み。
小道具の使い方。
どれもとても楽しかった。

もちろん、映像は言うまでもなく、迫りくる危機を実感できて、素晴らしかった。
私の3D鑑賞時のお約束⇒≪目を瞑ったり、顔を逸らしたりしないぞ≫を、頑張ってできて良かった。ホッ。。。
思わずのけぞったりしてしまうものね。

う~ん、今の私なら、ユアン・マクレガーを選ぶけれどね~。

難を言えば、もう少しストーリー展開を早くしてほしかったな。

それにしても、巨人たち。
水はたくさんあるのに、何であんなに汚れているのだろう。
まあ、身綺麗な悪役巨人も、可笑しいか~。うふふ~。

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りりー

4.0人間対巨人の一大スペクタクルとして満足!

2013年3月26日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

単純

興奮

期待していなかったせいか大満足でした!
アメリカでもイマイチのヒットで制作費もまかなえなそうな話ばかりだからイマイチ感たっぷりで見に行ったのですが…いや〜、単純明快スカっと見れる娯楽作品でしたよ。
メルヘンチックな雰囲気など全くなく、ただただ人喰い巨人と人間との闘いが描かてました。こんなだから、巨人に追っかけられる人間たちのシーンなんて‘ドーンオブザデッド’かと思っちゃいましたよ。
雑な作りと思いきや、オープニングとエンディングのシーンを妙に語呂合わせていたりして好感がもてました。
全体的にテンポが非常に良いです。
出ている役者さんもメジャー級がいないので意外にバッタバッタと仲間が死んでいっちゃったりします。
けど、そんな中にいました、有名人…。
ユアンマクレガー、ホントにこの人作品あんまり選ばないのかしらん…。
さりげなくしっかりと出演されていました。
巨人の出来もよかったですよ。CGなんでしょうけどいろんなキャラ巨人がいて楽しめました。
あと、やはり3Dで観ることをオススめ。このダイナミックさは3Dで楽しみたいものです。
ひとつ難点をいえば主人公のプリンセスとヒーローがイマイチ輝いていないこと。メインキャラには物足りなかったです。

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peanuts

3.5単純明快アドベンチャー

2013年3月22日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

単純

人間 VS 巨人のバトルが豪快に満ちており見応え満点。

意外性を散りばめ、停滞しない筋運びが、
アドベンチャーを気持ち良く盛り上げていた。

そして、最後に用意された王冠の行方には、
伝説が根付くイギリスというだけでワクワク!!

ジャックの半端無い棚ぼた感よりも、
エルモントのユアン・マクレガーの躍動が楽しくて、
冒険心を持ち続ける素晴らしさを伝えてくれる。

自然と笑顔になるシンプル・イズ・ベストのファミリームービー。

2D吹替を鑑賞。
安っぽくて落胆。
イギリス色が消えてしまうので字幕版を推奨・・・。

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AKIRA
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