劇場公開日 2011年10月29日

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「社会悪をぶっつぶせ!」モンスター上司 近大さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5社会悪をぶっつぶせ!

2013年2月27日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

笑える

楽しい

ニック、デール、カートの親友3人の悩みは、それぞれの仕事先の上司が“モンスター”である事。我慢出来なくなった3人は、上司に復讐しようとするが…?

いわゆる“パワハラ問題”を題材にしたコメディ。
ただの面白おかしいコメディと思ったらちょっと違う。皮肉と風刺たっぷりのブラック・コメディ。

それぞれの上司がとにかく強烈。
とある会社に勤めるニックの上司は、傲慢狂人上司。演じるケヴィン・スペイシーが嫌みと凄みたっぷり。
歯科に勤めるデールの上司は、セクハラ変態女上司。演じるジェニファー・アニストンがエロセクシー。
薬品会社に勤めるカートの上司は、先代社長のバカ息子。演じるコリン・ファレルが下品・ヤク中・差別主義で怪演。
一癖も二癖も有り過ぎ。
耐えられないほど嫌なら辞めるのも手だが、辞めたら辞めたで次の就職先が無い。世の中不景気…。
そこで復讐する訳だが、その復讐とはズバリ、この世から居なくなって頂く。オイオイ、何て物騒な…。
殺し屋と思われる男、マザーファッカー・ジョーンズに助言を貰い(ジェイミー・フォックスが胡散臭そうに演じて笑わせる)、計画を立てるが、とんだ事態に!やっぱり復讐なんて道徳に反する?
俺たちは真面目に仕事をしたいんだ!…無個性な3人のてんやわんやの姿が訴える(?)。

日本でも体罰という名のパワハラが問題になったばかり。
映画は過激で漫画チックだが、現実はもっと陰湿。紛れもない社会悪。
映画ではラスト、一撃かまし、スカッとさせる。
社会悪は許さない!

近大