「頑張れ!カーリング女子」シムソンズ kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
頑張れ!カーリング女子
この映画のおかげでルールもわかり、試合を見る楽しみもできましたが、今トリノではカナダチームと日本チームが対戦してます(2006年2月)。日本チームはこの映画のモデルとなった小野寺選手と林選手が出場しているようです。
日本では『がんばっていきまっしょい』、『スウィングガールズ』、『リンダ、リンダ、リンダ』と秀作ガーリームービーがヒットを続けていますが、トリノ・オリンピックに合わせて作られたこの映画はどこまでヒットするのかも気になるところ。しかも実話に基づいているので、ツッコミどころがあったとしても納得できる内容の青春映画です。主人公伊藤和子(加藤ローサ)がテストで0点ばかり取ってるダメダメ女子高生なんてところはSGの上野樹里そっくりの設定。笑いをとる演出面や他のメンバーの設定を見ると、どうしてもSGと比較してしまいそうになりますが、苦悩あり、挫折あり、葛藤ありと、性格の違う仲間が徐々に結束を固めていく。これぞ青春ムービーの王道なのだと感じます。
学校のトイレ、授業中、どこでもストーンを投げるポーズを練習する彼女たち。競技中以外ではそれほどカッコいいポーズではない。柔道のたい落としみたいなもので、笑わせてくれます。ここで川姫が太ももを見せてくれたら最高だったのですが、笑いの主導権は彼女の父親(徳井優)に取られてしまいました。
それにしても“常呂の恥”と言われていた大泉洋が良かったです。流氷ソーダも食べたくなってきた。
【2006年2月映画館にて】
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