劇場公開日 2011年10月1日

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「男の美学を見せつけられる」エンディングノート クリストフさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5男の美学を見せつけられる

2019年9月14日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

笑える

知的

ドキュメンタリーながら、終わりが分かっていながら、
全く退屈しない、常に涙流しっぱなしの作品。
でいて、時々のユーモアで救われる。
「段取り命」のサラリーマンが、
自分の死に際まで段取る。
まさに美学の骨頂。

「孫と一生懸命遊ぶ」という課題とか、
「葬儀に呼ぶ近親者リストの作成」とか、
自分の終演を正に「演じる」姿は、
月並みだが、男の中の男である。

この人の美学に圧倒されたまま進むと同時に、
ずっとカメラを回し続けた、
監督である娘さんの、父への愛が溢れている
素晴らしい作品。

クリストフ