傷物語I 鉄血篇のレビュー・感想・評価
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大変満足
他の方のレビューにあるような作品の短さはまあしょうがないかな、と思う。
しかし何といっても作画がよく、また間の取り方がなかかなかどうして心地よい。
展開も、冒頭のインパクトを回収しながら進んでいく点は非常に良かった。
また、特に驚いたのはキスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレードの遭遇シーンである。
原作とは多少なりの差異はあるが、エスカレーターで下っていく演出や、血だまりや壁に大量にこびりつく血痕を辿っていく過程は、緊張感が肌で感じられる凄みがあった。
さらに怪異の王の命乞いには圧倒された。流石としか言いようがない。このシーンを見るためにもう一度映画館に足を運ぶかもしれない。
一本の映画としては…
まず作画は素晴らしいの一言です。60分と短めの作品ですが、その中にぎゅぎゅっと詰め込まれています。
声優さんの演技も相まって。記憶に残るインパクトのあるシーンも多いです。
演出面は…正直好みがかなり分かれると思います。
TV版の演出がさらに強化され、映像芸術を見ているような気分になりました。
たっぷりと「間」が取ってあるため全体的なテンポは悪く、その影響で軽妙な掛け合いもキレのあるギャグも少なく…。
TV版は好きだったけどこれは…という人もいそうな気がします(自分はわりと好きでした)。
そして、恐らく批判点としても最も多く上がっているのが「短い」ということでしょう。
1冊の小説作品を3分割したため、ここで終わるの?という微妙な所で終わってしまいます。
覚悟はしていたものの、やはり物足りなさを覚えました。
じゃあ2分割なら良かったのかというと、原作的にもっと微妙な所で終わった可能性があるので、何とも言えない部分でもありますが…(地上波でやれよというツッコミはナシで)。
というわけで、一本の映画作品としてはやや不満、という感想でした。
残り2つの出来次第で評価は大きく変わってくると思われれます。
TVシリーズ以上にアヴァンギャルドでアート的
コレ、理屈抜きで楽しめた。作画が思っていた以上に上手く仕上がっていて、尚且つ、時々出てくる手抜きの作画も絶妙。そして、TVシリーズでは微妙に難解なストーリーが、今回は何故かシンプル。コレは初心者にもついていけるかね。
普段アニメを観ないアート系映画ファンが観たら、どんな感想を出すのか見てみたいねぇ...
物語シリーズの原点
数多くの作品を生み出してきた西尾維新。
その中でも物語シリーズは、実に面白い作品で、ひとりひとりのキャラクターの特徴がとても個性的であるのが素晴らしい。
アニメ化され、数多くの物語が語られることになったが、今回は傷物語という阿暦々木暦と忍野忍の原点が語られている。
なんというか、|艸゚Д゚| ナヌ!!っていうタイミングで終わるので、続きを観たくなるという生殺し感があるが、物語ファンなら観ておくべき作品。
因みに羽川翼ちゃんがめっちゃ可愛いっす( ˶´⚰︎`˵ )
映画化とアニメ化の違いというか、
アニメのシリーズはところどころ抜けた状態で見ていたので、時系列がわからない状態になっているが
原作での表現が非常に気になるので読みたくなった。
いきなり傷物語から読んでいいのか・・・
映画ならではの画の作り込みに圧倒される。
キャラクターもアニメより性格も見た目も濃くなってる。
羽川の胸が・・・、
メメってあんなにすげーの?
阿良ら木君は・・・ジブリのかぐや姫みたいになってるし
キスショットアセロラオリオンハートアンダーブレードって名前は癖になるし
スト―リィは、先に何があったんだよ!?っていう引きつける手法(?)が今回も効いてますね。
世界観は、日本…なんだが、間違いなく日本なんだが、人がいない…ありえない…
いや…赤の他人を排除したら、ああなるのか
このなんとも言えない、独自の世界観がとても魅力的な作品は訳で、こんな綺麗な世界を眺めていたい。
物語シリーズの初見。80年代頃には仕上げのシャフトだっただけに背景...
物語シリーズの初見。80年代頃には仕上げのシャフトだっただけに背景のクオリティが素晴らしい。今回は導入部だけどぐっと引き込まれた。夏の第2部前に"化物語"見とくべきかな。
アニメーションの進化
直前に見に行くことになったので、全くアニメとかで予習を出来ずに観賞しました。
アニメを映画館で見ることがあまりないですが、面白い作品だと思いました。
映像の途中途中に作り込まれたCGがあったり、年代を感じる音楽が流れたり、シリウスな場面かと思ったらいきなりお笑いみたいになったり、見てて飽きなかったです。ただ、一つ一つのくだりは長い気がしました。
次が夏に公開するらしいので予習しようと思います♪
忍ファン向け
3部作の序章だから途中で突然終わるって感じ。
背景がCGで人物が手書きなので若干違和感があるがリアル感はある。
アニメシリーズとは全然感じが違うが、声優陣が一緒なので一安心。
忍のヘアスタイルがショートボブだが、やはりロングのほうがいいな〜。
しかし60分ってのはねー。スターウォーズじゃあるまいし3部作にする必要あるのかね? 次が夏ってのは長すぎるのでは? 忍ファンじゃなきゃ全作見る前に忘れてしまうんじゃないかなw
コレで1800円取っちゃいけないよ。
自分の映画人生上、最も時間単価が高額だった一本。
三部作の頭とはいえ、大山鳴動してねずみの尻尾も出てこないのには驚いた。
「コレでいいんだ?」
今時?感溢れる古臭い上にチャカチャカ喧しい演出。
テンポが悪すぎて正味60分が、まぁ長いこと長いこと…
湯浅監督風の演出もあったり、ところどころ「おぅ!」と思う部分はあれども。
やはりいまだに進化を見せない、というより90年代で時間の止まったヒロイン描写に意気消沈。
それより何より…
黒でも赤でもしつこいから早く話を進めてくれ!
と思った自分がロートルなのも確かなのだが、悲しいかな。
原作は魅力的だが、過去作の模倣と曲解とで水増しして。
とりあえず目先の金をとりあえず稼ごうとする今のアニメ業界の実情を見たような気がした作品。
久々に睡魔とたたかう映画に出会った。
もー、だらだらな感じなんですが…原作もこんななん?
三部作で一作目、なのに60分。もっと尺詰めて二部作くらいに出来たのでは?
これで一般料金はコスパが悪すぎ。全部みたら3倍かい!みないな、これ。
美しいが、短い
とにかく作画が美しい!
キスショットは特にうつくし姫の名に恥じぬ美しさ!
アニメとはテイストが違いますが、よく動くし、非常に丁寧に作り込まれているのがスクリーンから伝わってきます。
肝心の内容ですが、三部作な上に今作は60分程度しかない為、序盤も序盤、これからというところで終わってしまいます(原作本の厚みでなんとなく予想出来ますが…)
私自身は当シリーズがとても好きで、更にキスショット及び忍野忍の熱狂的なファンですので、劇場まで当然の如く赴きましたが、ライトなファン層はレンタルでも充分かと。
鉄血篇は起承転結の起しかありません、本当に。
作画や演出の美しさは最高でしたが、故に一作品の上映時間が短いのがネックです。
原作の展開を見るに、熱血篇からは盛り上がるのではないかと思います。
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