「悪いシリアス」傷物語I 鉄血篇 ムハタスさんの映画レビュー(感想・評価)
悪いシリアス
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相変わらず脇道にそれて、本筋が中々進まないアニメ。
傷物語はまだ脱線が少ない方だが、こう感じたのは アララギの独白、原作地文がないからだと思う。
アララギが喋ると面白くなってしまうから、あえて無くすことでシリアス分、ホラー分を増そうとしたのだろう。
確実に逆効果だったが。
語りが減った分をキャラの動きや表情でカバーしていたが、空回りもいいとこだ。
冒頭のアララギが太陽に焼かれるシーンの前、廃墟を歩くアララギ。何故か目を見開き、息を荒立たせ、汗だくで、いかにも追い詰められている様子。そのくせ足取りはゆっくり。意味不明だ。
アララギの表情は全編に渡っておかしい。羽川との会話でなぜ目を見開く。無駄に風に髪がなびいているし。まさかあの作画のためにこんなに延期になったわけではあるまい…
兎も角、全三部作とのことだが、この様子では続く二作も期待が持てない。
また、冗長で面白みのない表情芝居、オーバーリアクションがあるなら、次は観ない。
第一、尺が長過ぎる。三時間もいらない。テレビアニメ4話で十分。
評価点
キスショットが狂乱するシーンは中々恐ろしかった。四肢を無くした美人が謝罪を繰り返すというのは、映像にしてみると凄惨さが増す。
あのアララギなら確かに惚れるわ。
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