「小気味の良いラストに拍手。」ミケランジェロの暗号 ロロ・トマシさんの映画レビュー(感想・評価)
小気味の良いラストに拍手。
あのぉ…『ミケランジェロの暗号』て邦題、何かミスリード誘ってませんかね?そんなことないスか?
自分、またてっきりダ・ヴィンチ・コードとかそっちの謎解きミステリー期待してたもんですから(予備知識ほぼ無しw)、鑑賞開始から3、40分ぐらいずっとそこら辺りの歴史ロマンな展開待っててw
…ん?アレ?というw
気が付けば、何だか話の転がり方がロマンなんぞ介入する暇もなく、加速度的に二転三転してて。
あ、そう。これサスペンスなのね、とw
いえ、だからツマラナイってことじゃなくて、これがまた何というか軽妙で、話の先一体どうなんの?ねえ?という。
人間模様のカオス加減がもう懐柔裏切り騙しあい出し抜きばっかw
立場逆転に次ぐ立場逆転でまたまた立場逆転!?
というw
ミステリー要素は皆無だし、謎解き(と云えるかな)部分も早い段階で見抜けるけども、この紆余曲折なる物語展開は『暗号』に到達するまで、ずっとハラハラ。
そして迎えるラストの小気味よいオチ!
オーシャンズ11的?バンク・ジョブ的?な爽快感w
どっちが勝者ですか?どっちが精神的に健やかですか?て問われれば、そりゃ向こうでしょ!と。ガラスの向こうの彼らでしょ!という清々しさ。
素敵なオチに拍手!
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