「自分のわかっていることでも、人に説明するのって難しい」はやぶさ HAYABUSA shimoさんの映画レビュー(感想・評価)
自分のわかっていることでも、人に説明するのって難しい
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映画「はやぶさ HAYABUSA」(堤幸彦監督)から。
小惑星探査機「はやぶさ」の話題でも、
捉え方の違いで、こんな展開になるのか・・とワクワクした。
映画「はやぶさ 遥かなる帰還」(瀧本智行監督)と、
主人公などをはじめ焦点の当て方が違うが、どちらも楽しかった。
今回の一言は、主人公、竹内結子さん演じる水沢が、
子どもたち相手に「(宇宙に関する、何でも)相談員」として、
専門用語いっぱいの長~い台詞を、勢いよく話した後の台詞。
やや自己嫌悪に陥りながら「あの~、自分のわかっていることでも、
他人(ひと)に説明するのって難しいんですね」と。
それに応えて、上司の西田敏行さんがそっとアドバイス。
「自分でわかっているつもりで話しているだけなんだって事に
気付かされるんだよね」
このシーンがあって、主人公は難しいことを簡単に説明しようと
イラスト入りのホームページなどを考えつく。
「簡単なことを難しく説明するのが、大学教授」という視点と
まったく逆の視点で物語が展開し、お陰でわかりやすかった。
「難しいことを簡単に説明する」テクニックは、意外と難しい。
子どもたちにもわかるように・・これは、宇宙関連の仕事でなくても、
どんな分野でも必要となることだから、是非、身につけたいと思う。
P.S
それにしても、あの長~い台詞、よく覚えたなぁ、さすが。
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