「情熱が伝わってくる」はやぶさ HAYABUSA ずんさんの映画レビュー(感想・評価)
情熱が伝わってくる
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はやぶさプロジェクトの7年間。
水沢という博士号を目指している広報担当を軸に据えることで、プロジェクトリーダーに近い専門的な視野から、子供たちまで幅広くとらえている。
専門家たちが各分野でチームを組んでそれがまとまって一つのプロジェクトを成し遂げる様が、比較的淡々と描かれるす
下っぱはバイトをしなければならないし、部門のリーダーであっても家にあれば町内会にも出なきゃならない。
契約で雇われている科学者は、契約期間が終わればプロジェクトそのものが継続していても任期満了となる。
国家的規模のプロジェクトであっても、結果の見えないものには金をかけられないということも。
ですが、各人が情熱をもって取り組みプロジェクトを成し遂げる。
宇宙にとってはたった一つのちっぽけなプロジェクトでも、人の上には永い時。
子が生まれ、死ぬ人も。
そこから命が大も小もない、重いも軽いもないという、宇宙の一部で繋がっているという結論になるが、それはちょっと説教臭い。
だけどそれを竹内結子が言っている。
なんとも悲しい。
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