「Skyfall」007 スカイフォール もんさんの映画レビュー(感想・評価)
Skyfall
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007シリーズ第23作
『スカイフォール』
前二作から時は経ち、007/ジェームズ・ボンドは最年長の老いぼれエージェントという設定に。
今回はMとの関係と“古いものと新しいもの”について重点が置かれています。
悪役はMに復讐を企てる、元MI6の優秀なエージェント、ラウル・シルヴァ(ティアゴ・ロドリゲス)まるで“もう一人のボンド”とでも言うべきキャラクターです。
007シリーズでダントツの狂気じみた悪役だと思いますね。シルヴァ役のハビエル・バルデムの演技力も素晴らしく、とてもいいキャラクターになっていました。
また、シルヴァの『二匹のネズミ』の話はとても良かったです。(祖母がM、本性を変えられたら2匹のネズミがボンドとシルヴァだ)
内容は前作よりも深くなっていて、老いぼれエージェント007が復活していく様が特に面白かったです。
とにかく内容が深くなり、重厚な物語と作品の雰囲気がすごく良かったです。
個人的には前半のイスタンブールのところが特に好きですね。あの乾いた感じと、最初からクライマックスなアクションが良かった。
ストーリーがしっかりした007てところでしょうか。
QやMも“世代交代”をし、マニーペニーも登場し、『カジノロワイヤル』『慰めの報酬』そして本作『スカイフォール』を通して、ようやく新しい007シリーズが完成。
原点回帰を果たした007
これからが実に楽しみです。
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