「昔とは違うボンドでした」007 スカイフォール torasanさんの映画レビュー(感想・評価)
昔とは違うボンドでした
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久しぶりに007を観ました。
ショーン・コネリーこそボンドだと思ってましたが、ダニエル・クレイグも渋くて良かったです。
アクションシーンや、ウイットに満ちたやり取りなど、ボンドの人物像があまり変わってなくて、すぐに作品に入り込めました。
結局最後は肉弾戦、というのも以前同様ですし。
007は水戸黄門のような様式美があって、お決まりの展開があるけどそれを分かっていながら楽しむ作品でした。
米ソ冷戦、NATOvsワルシャワ条約機構 という分かりやすい対立の構図の中で、作られてきた作品です。
なので、昔のボンドにこだわる人には、この作品はあまり面白くないかもしれません。
敵役がなぜ、あんなに強大な資金力や組織力を持っているのか、全く語られていません。
ちょっと唐突な感じを受けました。冷戦時代なら説明不要なことなんですけどね。
でも、ボンドの魅力が非常に大きな要素を占めている作品なので、ダニエルのボンドなら次回作もぜひ観たいと思います。
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