「いい仕事をしたと思いますよ、サム・メンデス。」007 スカイフォール ONIさんの映画レビュー(感想・評価)
いい仕事をしたと思いますよ、サム・メンデス。
前作より15%予算減で50周年企画を担おうというサム・メンデス監督作品、非常に面白い映画に仕上がったと思います。007映画は男性優位時代の能天気でいい加減な魅力が必要なのですが、新シリーズはかなり渋い系になっていたので、古いファンにも目配せしないと、ととってつけたようなアイデアを盛り込んだりするお祭り感覚、というか商売の要請に乗るのは嫌いではないです。
「派手な設定とグラマラスな美女、新メカ、大物俳優のゲスト出演で楽しめればいい」、というロートルファンがここぞとばかりにいろいろ言うと思いますが、今頃そんな薄ら寒い設定のまま大作の企画が通るはずなく、そいつらはDVDで昔の作品でも観て褒め合ってろ、と言いたいですが、「スカイフォールの意味は?」とか「悪役はどうやってMI6から脱出したのか」とか「クライマックスMI6の仲間を呼べばいいじゃん」とか言ってる方々もいったい何を楽しみにお金を払って観に行っているのか本当にわからないが、まあ、いろいろな観方があるんだなと思いました。
コメントする