劇場公開日 2023年11月17日

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「おうち-210」007 スカイフォール かいりさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0おうち-210

2020年3月1日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

興奮

ボンドガール不在?と思っていた私が間違いだった。
彼女がいた。

ラミマレ&アナ・デ・アルマスちゃん参戦により、ダニエルボンドを新作までに見返そう作戦も順調にこなしております。
新作にも登場する役柄が登場してきて、いよいよ!という感じがしますな(私的に)。

オープニングのアクションからは一転、そこからはサスペンスとドラマ。アクションを期待して見ると、オープニングが山だったかもしれない。
オープニングのミッションで心と体に傷を負い、遠くでその日暮らしをしているボンドが目にした、MI6爆破映像。
これを期に復職したボンドが出くわすのが、Mのかつての部下。
ハビバルが演じるこの悪役。スパイものにありがちなサイコさや、『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズで彼自身が演じたようなコテコテの悪役ではなく、
元MI6というスマートさを残しながら不気味で、人を嘲笑っているかのような独特な雰囲気がとてもバランスがとれていて良かった。
印象的な悪役は?と聞かれて、すぐ挙がってこないかもしれないけど、作品の中の調和を乱さない悪役だった。

コイツほんとに人間なのか?と思うような上司同僚(いい意味でも悪い意味でも)は居ますが、Mは人間だった。周囲に悟られないよう苦悩していた。
私達と同じように、罪を侵し、心の中でその罪が確実に生きていた。その罪がハビバル演じるシルヴァ。
ダークサイドに堕ちた彼と、忠誠を誓うボンドとの対比が描かれている。
孤児がスパイとして育成され、慕うのがMだった。だから、シルヴァも母と呼ぶ。その母への刃の向け方が切ない。
きっと彼自身の本心がそうさせたのではなく、許せない何かを心の中で増幅してきたこれまでの思いが今回の事件。
だから、せめて母だけではなく、、、という彼の願い。

アクションももちろん見たいけど、こういった人間の心を描いたボンド作品もなかなかいいと思いました。
いやー、長文書けてホッとした(笑)

かいり
浮遊きびなごさんのコメント
2020年3月2日

かいりさん、コメントありがとうございました!

確かにアナキンVSオビワンの関係にも通じるものありますねえ。
シルヴァの行動は全部「あなたを信じてたのに」という愛情の裏返しみたいなものでしたし、Mも彼の気持ちを重々分かっていただろうし、それを思うとなんとも切ない話でした。

浮遊きびなご
しゅうへいさんのコメント
2020年3月1日

 僕も同じ心境です(笑) お気に入りの座を両者が争ってます。でも結果的に軍配は幼少期から親しんで来たブロスナン・ボンドかなぁ…(笑) 新作でクレイグ卒業なので、次はまたブロスナンのような陽気さを持ったボンドになってくれたら嬉しいです。

しゅうへい
アキ爺さんのコメント
2020年3月1日

「ダニエル・ボンド見返そう作戦」順調そうで何よりです!

本作はシルヴァもMも良かったですよね。

コイツほんとに人間なのか?と思える上司同僚に囲まれてるようでお疲れ様です😣きっとその経験がかいりさんをたくましくしてるはず!What doesn't kill you makes you strongerですよ!

アキ爺