「At Skyfall. 最後の一匹」007 スカイフォール アキ爺さんの映画レビュー(感想・評価)
At Skyfall. 最後の一匹
「スカイフォール」って何だかカッコいい響きだけど、どんな意味があるんだろう?暗号とかかな?オープニングでのアデルの歌詞は「空が落ちる」と訳されてるな。んー、直訳。等と思って観ていたら、まさかの地名でした!!
という訳で2020年のダニエル・ボンド最終作へ向けて観直し007の第3回です。本作も面白かった!
今回はトルコから始まったボンドさん。その後、避暑地でやさぐれて、ロンドン、上海、マカオ、そして軍艦島っぽい何処かを経てからの再びロンドン、最後はスコットランドのスカイフォール(実際の撮影はグレンコー)でした。
本作のボンドさんはいきなりトルコで撃たれてたのでビックリ!しかも味方に。そりゃいくらボンドさんでもやさぐれますわ。完璧にスネちゃってました。それでもMI6の危機にはちゃんと戻って来るのが良い所。でも自堕落した分テスト結果はボロボロの赤点。Mの情けもあり現場復帰。
そこから大きな市場中国への目配せをちょっと感じる上海へ飛んで、マカオでボンドガール発見!と思ったらあっさり捕まっていかにも怪しげなシルヴァ登場。せっかくゲットしたボンドガールはあっさり殺されちゃうものの、見事にシルヴァを捕まえます。
やった!と思うのも束の間、シルヴァには普通に逃げられます。実は全部シルヴァの計画で、上手いこと手のひらで踊らされてたボンドさん。ロンドン地下で危機一髪になりながらもMを救って実家のスカイフォールへ帰郷。でも実はボンドさん実家嫌い。いや、わかるよ。あんな周りに家もなく、学校も遠そうだし、ましてやお店そのものが全くない立地。周りが遠すぎてどう見てもバスも通ってなさそうだし、友達を家にも呼べないしで子供だったら嫌いにもなるでしょう。
そんな嫌いな実家にあれこれ細工してシルヴァを迎え撃ち、家を爆破させたり、池に落ちたりでピンチになりながらも最終的にシルヴァを倒してMI6に返り咲く。そんなストーリーでした。
敵のシルヴァが良かったですね。マザコンっぷりが強烈ですが、見た目に反して?ボンドを手玉に取る知能犯です。ちゃんと敵が強いとストーリーが引き締まります。これまでずっと出てたMが殺られてしまったのは悲しかったですね。
Mとシルヴァの関係が物語を牽引しているのですが、それでも本作のメインはちゃんとボンドさんなんですよね。ボンドガール要素が薄かった分、終始ダニエル・ボンドを堪能する事ができました。ここまで長いシリーズでもしっかり内容もアクションも面白く作れるサム・メンデス監督ってただ者ではないと感じた一作でした。
かいりさん、コメントありがとうございます&見直しダニエル・ボンド キャンペーンお疲れ様です😌💓
サム・メンデス監督の作品って面白いですよね。日本ではそこまでメジャーじゃなくても現代を代表する監督の1人である事は間違いないですよね。
イーライ・ロス監督はいつの間にかホラーの帝王と呼ばれるようになってたんですね。グロ系苦手なので「ホステル」ぐらいしか観ていないのですが、帝王の作品ならいつか通らねばいけない道だと思ってます。
アキ爺さん、同じくキャンペーンお疲れ様です!
サム・メンデス監督、多彩ですね。『グリーン・インフェルノ』とか『ホステル』とか、グロ専だと思っていた(失礼)イーライ・ロス監督が『ルイスと不思議の時計』を監督したときも驚きましたが(笑)