「MもMで人使いが荒いからなぁ」007 スカイフォール movie mammaさんの映画レビュー(感想・評価)
MもMで人使いが荒いからなぁ
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ダニエルクレイグの立ち姿が、落ち着いていて足が長くて何回観てもかっこいい!
世間のIT化に伴って、得体の知れない個人犯によるテロや犯罪と組織は戦う時代だけど、こんな時代でも、個人の能力よりも、組織と仲間を信じる忠誠心が勝つ、って言いたいのかな?
Mの裁量で過去にクビになった問題児スパイシルヴァの復讐計画がメインで、狙われたMをボンドはひたすら身を徹して守る役。トラウマの子供時代の記憶が眠る故郷に敵を誘い込んで、地の利と勝手知ったる有利点をいかして、PCに精通した敵をアナログなやり方で追い込み、最後にナイフで仕留める。Mは敵の手下の流れ弾にあたり、結局助からず!新しいMは男性になる、受け入れ難い。
うーん、ボンドはMに暗い幼少期から面倒を見てもらった恩があるし、仕事だから命をかけてMを守るのわかるんだけど、Mが憎まれるのもわかるなぁ〜。007以外の番号のスパイって昔の作品にしか出てこないし、お気に入りの007でさえ、死にそうな思いしまくってるし。ボンドがスパイとして老朽化しているのと共に、Qの道具も、最新兵器が発信機って笑。シャーペンのカチカチで爆発させたり昔はすごかったし、消える車まで進化した事もあったのに。ただ、道具は適度にアナログで、単純だけど使い所で活きてくる知育玩具要素が残っている方が個人的には好み。
体力が落ちても時代遅れでも少し暗くても、仲間を信じて生き残るダニエルボンドの泥臭さはブロスナンボンドよりも好きだし、敵の女性の心まで大切にする感じが良かった。
スペクター、楽しみ。
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