メタルヘッドのレビュー・感想・評価
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タイトルなし(ネタバレ)
ジョセフ・ゴードン=レヴィットを「(500)日のサマー 」やクリストファー・ノーラン系の作品でしか知らなかったから、彼がヤンチャなヘッシャーを演じている事に驚いた。
オープニングで彼が廃屋から出てくるシーンは「悪魔のいけにえ」っぽく、その後も学校にフラッと現れたりするシーンは、それっぽい曲を被せれば完全にホラー映画。
エンドクレジットに流れてくる落書き調の文字や絵は観ていて楽しいが家族で観ると気まずい。
メタル好き
事故車を牽引するレッカー車を追う自転車の少年TJ(『E.T.』みたい)。なぜポンコツの車を追いかけ、しかも買い戻そうとしてるのか?後半になってわかるのだが、その車の助手席に座っていた母親は側面に追突され、彼女だけ死んでしまったのだ。そんな事故車をなぜ欲しがるのかも理解不能だが、それよりもヘッシャーの行動がすべて理解不能だ(笑)。
きっかけはTJが廃屋の窓ガラスを壊したときに、中にいたヘッシャーが偶然通りかかったパトカーに爆弾を投げつけたとき。学校の中にも現れ、なにかとTJにつきまとうヘッシャー。イジメっ子でもあるダスティン(ブレンダン・ヒル)にいじめられていたときも助けようとしない(笑)。なぜかおばあちゃんマデリン(パイパー・ローリー)と気が合っていたヘッシャー。深夜に他人の家の車を燃やしたり、TJの憧れるレジ係のニコール(ポートマン)とともに売家に侵入し暴れまくったりと、とにかく常にラリった状態のようなヘッシャーだった。
やがてマデリンが死に、傷心状態のTJはニコールのアパートへと向かうが、そこで目撃したのは、ニコールがヘッシャーとセックスしていた光景・・・粗暴ながらも嫌いにならなかった彼だが、今回だけは許せなかった(俺も許せないぞ!)。ひとりスクラップ工場へと向かい、事故車の中で眠ったりしたのだ。
マデリンの告別式。ヘッシャーは現れる。「俺は車を爆破したとき、キンタマをひとつ失った。君は妻を、君は母親を亡くした・・・」。だから何だってんだよ!(笑)。それでも祖母との約束した散歩を忘れなかった。棺とともに散歩へ・・・
結局はヘッシャーのおかげで家族の絆を取り戻した?許せない行動も多いが、なぜだか憎めない男なんだよなぁ。ギターを持ってて、メタルが好きというところも・・・
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