スーパー!のレビュー・感想・評価
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「ダークナイト」に嫉妬
「キック・アス」が幼○ポ○○であるならば、これはスカ○○。
以上終わり、 ってしてもいいんだけど、主人公の動機が極めてパーソナルな事情というんがまあ、違うよね。
これヒーローに憧れてっていうんは全然違うでしょ?
なんか見返したい、なんか腹立つ、精神衰弱な嫁さん運良く手に入れたけど
なんか餌食になった。
かわいそうだね。同情するよ。
しかし彼はその積み重ねが彼のキャパシティを「過ぎて」しまい、「悪を制裁したい」が動機でなく、ただ「殴りたい」から「殴っていいと思われる相手」を「殴れる姿」で実行するようになっただけである。
まあ、このへんは「キック・アス」の父娘も同じっちゃ同じだけれど。
だけどこの主人公はさらに、映画の行列に割り込みをする人間に対し、みんなが不満を持っていることをいいことに誰もが正体バレバレの状態で、割り込みの男女の頭をカチ割る。
エレン・ペイジの登場で大いに盛り上がりを見せるが、その登場は変態が大喜びするだけでしかなく、映画的には、主人公のキャラ設定がブレブレになっただけ。
彼らの努力で妻を救いだせた、ぶん殴ってきた相手が悪人だったということが報道されだした。
しかしその客観的な成果よりも彼は壁1面になった絵に思いをはせる。
その姿の「イタさ」を描いている点は好きではあるけどね。
だけどこういう映画がポロンポロンでているのって、まあそういう趣味が好きな人がいっぱいいるってことなんだろうけど、個人的には、業界が「ダークナイト」に嫉妬した、っていう現象が流行っているってだけで終わってほしいなあ。
「I WANT YOU♥️」
『割り込みは悪だ
麻薬売買も悪だ
児童虐待も悪だ
私欲の為に人を苦しめるな
遠い昔に定めれた不変の掟だ』
と言いながら人を殺す。さて、言うまでもなく、遠い昔に定められた掟だ(?)って掟の中に人をあやめてしまう事が「悪」と定めていない。なぜなら、人類が誕生して間もなく兄が弟をあやめるのだ。そして、神はそれで兄を悪として裁いていない。人の心のなかに「贖罪」として残すのだ。
つまり、贖罪があれば人をあやめる事は悪と思っていないと言う事である。
僕はまさにこの考え方がイスラム、キリスト、ユダヤの人達の根幹にあるような気がする。良くも悪くもである。
以上 【僕の仮説】
全く、賛成できない薄汚い西洋的な正義感を見せて貰った。
自虐ネタで会ってもらいたい。
朝鮮戦争もベトナム戦争もその他の戦争もそう言った正義感で発動されているのだ。
「I WANT YOU♥️」
こんな複雑な感情にさせられるとは
ポンコツでマヌケ、冴えない亭主がヤク中の妻を助けるため出来る範囲で立ち上がる!
一瞬で正体のバレる主人公!
相棒に犯される主人公!
そして足が遅い!遅すぎる!
不器用すぎるし、やり過ぎちゃうけど人ってそんなもんよね、と。
ヒロインは一度マスクを被ってスーツを着れば残虐性が解放されるところが最高
ヒーローは切なくて孤独。
仲間の死で吹っ切れる最後は、人として、ヒーローとして王道の展開
コメディ苦手でも頑張って観てみると何か得られるものがある…かも?
タイトルなし(ネタバレ)
最初はテンポ良くてリビーがイかれた感じのキャラで面白いと思った。キックアスに似たかんじ。でもリビーが死んでからはバッドエンドなのにハッピーエンドっぽく終わらそうとするかんじが嫌いだった。リビーを生かしといたほうが無理矢理ハッピーエンドっぽくしなくてもハッピーエンドになると思った。
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自宅(CS放送)にて鑑賞。『キック・アス('10)』の或る種の亜流。如何にもと云うオープニングタイトルのアニメは良いが時間と共にプロットを含めた作りの粗さが目立ち始める。ゴア描写も下品で中途半端。愛すべきキャラ“リビー(ポルティー)”のE.ペイジがキュート。“サラ”のL.タイラー、最近のこの人は魅力が無い。刑事殺しや成り行き任せなクライマックスの大暴れでも逮捕出来無い無能な警察。そして度重なる暴行と殺人にも関わらずお咎め無しでフンワリ迎えるラストと云う陳腐なヒロイズムに大きく首を傾げた。50/100点。
・“ジョック”役、贔屓のK.ベーコン、身体を絞ったと云うより、窶れた印象で驚く。“エイブ”のM.ルーカー、燻し銀の存在感で忘れ難い演技。脚本・監督のJ.ガン、劇中劇『ホリーアベンジャー』の“デーモンズウィル ”役で出演している。亦、“トビー”を演じたS.ガンは監督の実弟。
・鑑賞日:2013年3月4日(月)
面白かった
2025年5月4日 二度目の鑑賞
・おぼろげな記憶の中で、妻のサラがヤク中だったのをすっかり忘れていた。そしてサラを取り返す話だったのもすっかり忘れていた。悪人を殺しまくる映画と記憶違いをしていた。色々と雑な攻撃で悪人を裁いていくシーンがスカッとした。身の回りの道具を使っているせいだろうか。
・薬の売人のボス?に妻のサラを取られた印象が残っていたけど、どんな男だったかの記憶がなかった。カリスマ性の高い風でラストの大口の取引相手にヘコヘコしたりして中身のない感じがして良かった。
・どうしてヒーローに開眼したのかをすっかり忘れていた。あんな神秘体験だったのを忘れていたし、あそこまでいかれた感じの事がなかったらレンチで街を回らないよなって感心する素晴らしい演出だと思った。初見の時はそこまでの体験がなくてもヒーローになってるんじゃないかなとかって思ってたと思う。
・ヒーローに憧れてリビーがラストで死んだのが一番印象深かった。そのため、テンションの異常ブリとかを一切忘れていた。あとフランクの名前をいじってくるのが面白かったしフランクが引いているのも面白かった。
・売人のボスを殺す際に割り込み、麻薬売買、児童虐待を悪だから、許されないという感じの台詞があって物凄い説得力を感じた。ラストで覚醒してフル装備になるまでの非力な主人公を知っているからだろう。
・最後に人生で完璧な時だったかが増えていって人生が光って見えている感じで終わっていて驚いた。全然覚えてなかった。サラに猛烈に執着していた気持ちも離れていた。すがすがしかった。改めて観て、凄い映画だと再認識した。
コマとコマの間
人はやり直せるのだろうか?
やり直す方法は人に聞けばいいのか。それとも自分の信じた道を歩むのか。又は流れに身を任せるのか。
フランクは自分の信じた道を選択した。天啓を受けたとは言え彼の中に有ったものが導かれたのだろう。しかしそれは現実と虚像の狭間をもがくことであり、いつしか求める答えすら変わってしまったのではないだろうか。
人はやり直せるのだろうか?
自分の思い通りの未来なんて努力して掴めるのだろうか?
フランクはある種の答えに辿り着いた。
臨んでた未来ではない。
ただ完璧な瞬間を数々手にした。
でも答えはコマとコマの間。
ひとつだけ確かなのは変わろうと行動した者にのみ、完璧な瞬間を手に出来るのだ。
狂ったヒーローの迷惑振りったらない(;´∀`)
とにかく正義のヒーローをこれでもかとダサく、そして独りよがりのヒーローの駄目っぷりを描ききった名作です(゚∀゚)アヒャ
OPのアニメーションからしてもういっちゃってる(笑)
このフランクの目の恐さガクガク((( ;゚Д゚)))ブルブル
そして敬虔なクリスチャンであるが故の日常に対する怒りや不満が高じて、さらに奥さんを寝取られてしまい、悪を退治しろと神様からご宣託があったという理由で、適当なスーパーヒーローの漫画を元に色々衣装を考えて自作するわけだけど・・・
この神様からのご宣託がまた皮肉たっぷり(;・∀・)
天からどでかい神様の手が降りてきて、フランクの頭を切開して脳みそに触れるという狂いっぷり( ゚д゚ )
そして悪党(と言うか町の悪がき、チンピラども)を倒すのがレンチってのも、かっこ悪いけど実際に殺傷能力抜群の道具を使う残酷さ。
そしてケビン・ベーコンの安定感はさすがΣd(゚∀゚d)イカス!
アメコミオタクの女の子を演じたエレン・ペイジの狂いっぷりも(゚д゚)イーヨイイヨー
フランクは一応分別はあるんだけど、ヒーローに変身すると完全にぶっ飛んで累々と屍の山がガクガク((( ;゚Д゚)))ブルブル
セックス中毒でフランクを無理やり犯すのも゚+。(σ゚∀゚σ)⌒Nice♪
そして殺され方も頭を半分吹っ飛ばされるというむごたらしさ(;´∀`)
それで奥さんを寝取って奪い取った男に復讐を遂げるわけだけど、奥さんはまたすぐ別の男の所に走ってしまい、フランクは兎を飼い始めて平穏になろうとはするが・・・
やってきたことは一体なんだったのか???
そして本当の平穏って何なんだ???
「クリムゾン・ボルトの怒り!!!」と言ってどんなにレンチでぶん殴っても
「割り込みは悪だ!!盗みは悪だ!!!」と言ってどんなに拳銃をぶっ放しても
結局奥さんはまた消えちまった。
何ともほろ苦いラスト(^_^;)
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