「阿呆がいっぱい」ロード・オブ・クエスト ドラゴンとユニコーンの剣 Blueさんの映画レビュー(感想・評価)
阿呆がいっぱい
まぶしいくらいに 阿呆がいっぱい。 小笑いが散りばめられている、まったくのB級映画に ナタリー・ポートマンが出てるから ちょいグレードアップ。 下ネタ満載、セリフも ティーンが喜びそうな俗語てんこ盛りで 「くっだらねぇ。。」と思わせる、たぶんそこが 製作者の狙いだと思います。
ファビアス王子の結婚相手が 悪の手によってさらわれる。 結婚相手を救うため、冒険の旅にお供するのは 世界一ぐうたらな弟のタディウス。。という流れ。
この兄弟の名前、兄貴は fabulous・素晴らしいのような発音 なのに対して、弟は tedious・退屈な、つまらないという意味にとられる 読み。 こんなギャグが 延々とつづきます。
『スモーキング・ハイ』でもタッグを組んだ ジェームズ・フランコとダニー・マクブライド。 同作品は 豪華メンバーを集めたせいか、“遠慮”が見られた → そのため 面白さ半減でした。 特に ファビアス王子(フランコ)のキャラクターは、「もっと大胆に 阿呆にするか」、逆に「阿呆の中に 真面目が一人」くらいの演出があれば もっと映えたかなぁと感じました。
プレビューでもポスターでも 大々的に宣伝に使われている ナタリー・ポートマン。 恐らく 本人希望で出演したのではないかと思われる、アクティブな女性・イザベル役。 いつ見ても お美しい☆ コメディに不向き(だと思う)な女優さんですが、今回は 阿呆あいてに花を添える形で 出演、正解。
ナタリーだけ 美女出演かと思いきや、ファビアスの結婚相手に ズーイー・お人形・デシャネルもいました。 “お人形出演”で 特別な演技なしです。
旬な人、最近 ジェニファー・アニストンと噂になっている ジャスティン・セローと言う人が 悪役で出演中。
劇場で観るべき理由が まったくみつかりません、が、意外な豪華メンバーなので ヒマ潰しにGOODな一本です。