「重く、静かに、そして激しく」一命 panamamanさんの映画レビュー(感想・評価)
重く、静かに、そして激しく
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この作品はぜひオススメします。
日本人なら特に。
そして日本贔屓してくれる外国人の方に。
おすすめできかねるのが、単純なものを求めている人々。
ちょっと重いし、悲しいし、訴えるものが伝わりにくいかも知れません。
配役はまさにバッチリです。
瑛太さん、海老蔵さん、役所広司さん。一つの文句もありません。
狂言切腹の話ですが、本当に必要としている人に狂言が伝わらないのです。それを伝えにやってくる浪人の回想録ですが、とにかくリアルです。
まず瑛太さんの切腹シーン。
家族がどんどん壊れていくシーン。
毅然とした武士である海老蔵が、おろおろと不安になっていくシーン。
最後に海老蔵が放つ「これだけの武士がいながら、誰一人わからないとは一体(人の命を)どうお考えか!?」シーンは特に印象が残ります。
「ショーンシャンクの空に」のような根底に明るいものを感じますが、映像とテーマはかなり重く暗いです。僕も鑑賞後、しばらくイスから立ち上がれませんでした。
でも絶対オススメします。一人でご覧下さい。
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