劇場公開日 2011年10月15日

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「奥行きを感じる作品」一命 FUMITさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0奥行きを感じる作品

2011年10月26日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

泣ける

悲しい

奥行き....まずは3D。
時代劇初の3Dということだが、「飛び出てくる」というよりも「奥行きを感じる」という感じ。
日本家屋独特の室内の陰影を表現するのには効果があったように感じた。

そして作品。
これはもう、何とも哀しい。
誰も救われない。
「一命を賭して」訴えた叫びも、封建の澱んだ空気の中にかき消えてしまう。

生き様は感じるところがある。
「武士」の生き様。「愛するものを守る」男の生き様。

しかし、それは時代の大きな流れの中ではあまりに非力で....。

家族の愛、武士・男の生き様、「時代」の悲劇、色々なことを考えさせられる作品だったな。

FUMIT