はやぶさ HAYABUSA BACK TO EARTHのレビュー・感想・評価
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もとはプラネタリウムで上映されたもの
人間が出てきて感動ストーリーが繰り広げられる。
そんなテイストを期待して観に行くと肩透かしをくらいます。
もともとこれはプラネタリウムで上映された、
それもはやぶさが地球に戻ってくるずっと前に作られた
はやぶさミッションの紹介映像作品なのです。
映画じゃないと言うなら確かにそう。
ただ、小惑星探査機に「はやぶさ君」と名付けて
擬人化したことで
より世間で人気が出て感情移入して「泣ける」と評されたと
心構えしていかれるのがいいと思います。
自分は宇宙も大好きなので…冒頭の全視界宇宙からずっと号泣でした。
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同名映画がたくさんあるので要注意ですが、これが一番。
「タイタニック」以来の経験でした。
観客の6割が女性。
そのうち半分がハンカチを手に目頭を押さえている光景ってのは……。
その映画が、人間も動物も植物もなんにも登場しない、単なる人工衛星「はやぶさ」の映画なんです。
オタク少年ばかりが多くても不思議ではないテーマなのに、でも女性客が多数。
そして不覚にも、私も胸が熱くなりました。
昨日見たクソ映画の、おそらく予算は数十分の1だろうと思うけど、秀作でした。
そもそもプラネタリウム用に作られた映画らしいですし。
しかもストーリーはみんなが知っている話。
打ち上げて、戻ってくるだけの話です。
それで、これだけ人を感動させられるって、どういうことでしょうか。
惜しむらくは、公開映画館が少ないことでしょうか。
女性客が多いというのは、やはり口コミの威力なのかも知れません。
良いものを嗅ぎ分ける能力において、われわれ男性は、とても彼女たちの足元にも及びませんから。
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