劇場公開日 2011年12月23日

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「楽しさ、おかしさ、アイデア、満足度、満点!」宇宙人ポール 近大さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0楽しさ、おかしさ、アイデア、満足度、満点!

2012年7月21日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

笑える

楽しい

楽しさ満点、おかしさ満点の映画。

宇宙人が出るけど、SF色は濃くなく、SFが苦手な人でも気軽に見れる。
中盤からポールを狙う“黒服の男”からの逃走劇、そして「未知との遭遇」ばりの壮大な(?)ラストへと繋がるが、全編小ネタ満載、笑えるロードムービー仕立てになっている。

とにかくポールのキャラが最高!
見た目は宇宙人の代表例のような姿なのだが、性格は陽気なアメリカ人。ジョークや下ネタ、恋バナや哲学話までする。
超能力も持っているが、何だかノリのイイ“人間”に思えてくるのが面白い所。
日常の中に非日常が自然に溶け込んでいる様は、「ドラえもん」や「うる星やつら」に近い。

SF小ネタはニヤリ。
「未知との遭遇」「E.T.」「スター・ウォーズ」「ロード・オブ・ザ・リング」…その他マニアックなネタがてんこ盛り。マニアック過ぎて全部分からないほど。
スピルバーグの声の出演や、エイリアンの“天敵”の登場もナイス演出。

大掛かりでなくともユニークなアイデアさえあればSFは撮れる。
日本でもこういうSF映画作れないのかな?

近大