「制服女優・上戸彩」テルマエ・ロマエ 勝手な評論家さんの映画レビュー(感想・評価)
制服女優・上戸彩
マンガ「テルマエ・ロマエ」を原作とする映画。ローマが舞台の物語なので、濃い顔の役者を揃えています(笑)。原作は読んだことがありませんが、映画は見に行って見ました。
先にも記しましたが、出てくる日本人俳優陣が濃い。主演の阿部寛を始め、市村正親、北村一輝、宍戸開・・・。それら主要配役以外は、外国人を使っているんですが、その中にいても、存在感ばっちり。ちなみに、公開初日の舞台挨拶では、会場の投票で北村一輝が濃い顔一番に選ばれています(笑)。
基本的に“マンガ”なので、ものすごく含蓄があるとか、人生を考えさせられるとか言う事は特にありません。むしろ、“マンガ”であることを逆手に取って、演出や映像がいい意味で“マンガ”的。真実が、ルシウスと一緒にタイムスリップした後の最初のシーンでは、右上に小さく『BILINGUAL』と言う、二ヶ国語放送を意味する文字が。いや、実際にはそういう事ではないんですが、ルシウスが“平たい顔族”の属州にいる時は言葉が通じないことを示す意味でラテン語、ローマに戻った時は周囲と言葉が通じるので“日本語に吹き替えられた(笑)”ラテン語でセリフを話している演出になっています。で、本当は“ラテン語”で話をしている筈のルシウスと真実の言葉が“日本語に吹き替えられた(笑)”と言う設定なので、『BILINGUAL』と言う表記を画面にしたんでしょうね。
上戸彩ですが、某携帯電話会社のCMで制服姿を見せている訳ですが、この映画でもアルバイト先の制服姿を見せています。彼女、ある意味、制服女優と化していますね(笑)。
先にも記しましたが、“マンガ”が原作なので、ギャグの要素がかなりちりばめられています。場内クスクス笑う声が、時折響いていました。そういう意味でも面白かったです。