秒速5センチメートル(2007)のレビュー・感想・評価
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その時の気分に左右される
何年か前に見たときは全く刺さらなかった。
あまりに印象うすく、ふと、秒速5cmってなんの速度だっけ?と思いもう一度見てみたらやたら心に残った。
自粛生活で弱った心に年甲斐もなく突き刺さり、無為に過ごすことで変わりゆく未来と、頑張らなかった故に今得られていない何かに、胸が痛む思いがした。
映像として心に残るのは1話の雪原の中止まる電車、そして2話、何気ない日常の中ロケットが打ち上がる種子島。3話はテンポよく年月を表していて、急に音量あがるBGMに違和感感じつつも引き込まれる。
前向きに生きてこれからを大事にしなきゃな、と思える回でした。
シンプルに面白かった。共感できないだとか気持ち悪いだとか理解できな...
切ない恋物語。リアルなインサイト
桜の花びらが舞い落ちる速度が表すもの☆新海誠監督のアニメ映画
~ポケモントレーナーみゆきは、82点の経験値をもらった!~
2007年に上映された新海誠監督が手掛けるアニメ映画。
上映時間約60分間のコンパクトな物語になっています。
男女2人の学生時代から社会人にいたるまでの関係を描いています。
各コンセプトごとに3つの話に分かれた映画構成は、2人の人生を時間や成長と共に追っていく分かりやすい展開がなされていて、さすがは新海誠監督です。
子供の頃に焦がれた初恋、物理的な別れと心理的な動き、大人になってどう生きていくのか。
ポケモントレーナーみゆきにも初恋がありましたが、残念ながら成就はしませんでした。
この映画ではよくアニメにありそうな順風満帆な恋愛が描かれるのかと思いきや、その展開はもしかしたら身近に感じられるものかもしれません。
新海誠監督の美しい映像と、少し懐かしい雰囲気に浸りながらあの頃感じていた気持ちを60分間で味わってください。
ぜひ観てみてください。
★大好きなポケモンに例えると★
ヒメンカ
桜の花びらが舞い落ちる速度に自分の心が揺れ動く感覚を覚えます。進化することで得るものも失うものもあるのかも。
「好き」その一言が言えない…もどかしさ
ただただ感傷的なだけな作品。けどそれでもいいと思った
かわりゆく季節の中で、巡り行く時間の中で。
見終わって、「君の名は。」の様にスッキリした気分ではなく、少しどんよりした気分になったがそこがまた良いのかもしれない。
それは「君の名は。」とは違った現実に起こりうることを描いており、「人と別れる傷み」や「桜がキレイだね。と共感できる幸せ」がこの世界に生きる人ひとりひとりに息ずいておりナチュラルに体験できるからだろう。
また誰もが見たことのある風景や感じた事のある風の強さ、電車の雰囲気、コンビニの店内等が美しく描かれており新海監督らしさが素晴らしい。
新海監督らしさといえばSF要素(それで種子島なのね、、、)も若干ではあるがきちんと入っていた。
人物描写もやストーリー、構成も緻密であり、「君の名は。」でも描かれていた「会えない辛さ」を 1話で、「会えるからの辛さ」を2話で描かれていた。
恋愛をある程度経験した人にはどちらも共感でき、また手紙でやり取りしたことのある人間や、すぐに連絡できない不便さを味わった年代にはたまらないと思う。
そういう意味では今のLINEでしか意思疎通出来ない人たちは可哀想でもある。
タイトルも秀逸でいつか誰かが言ったふとしたフレーズは今もその情景を見れば思い出すし、季節が来ると思い出す。
日本人の我々はそういうかわりゆく季節の中で、巡り行く時間の中で生きられている幸福を再確認できる素敵な作品だった。
「君の名は。」の世界につながる
オタクが世界観を共有するだけの作品
切ないけれど決してバッドエンドではない
切な。。。すごく切ない。 結構リアルなのが余計に。 時間や距離はや...
切な。。。すごく切ない。
結構リアルなのが余計に。
時間や距離はやっぱ大事。
分かってた事だけど改めてそれを表現されると切ない。
そうじゃないと思いたい気持ちがあるから。
これは酷だ。面白かったけど。
一つだけ。
面白いのに絵が下手で観賞中に度々気になった。
ちょっと気恥ずかしいライトな恋愛物語
「君の名は」「言の葉の庭」の新海誠監督の作品 この作品出てくる背景...
one more time, one more chance ♪こんなところにいる(ある)筈もないのに…♪人生ってそういう想いの連続かもしれない…実は新海誠作品で一番好き…
映像だけでも
見るだけでも!
ただ簡単には語れない作品でした。
すごく評判が良かったので当時鑑賞しましたが、「おもってたんとちがう」。
悲愛モノといってしまえば陳腐な言い方になりますが、最初の感想はそんな感じでした。
もっとブワーッと感動するものかと…
ノスタルジックな空気感、色合いが本当に美しくて、思わず癒されてしまう映像たち。この物語はそれにちょっとした副菜を添えるくらいのもの?
他の方の考察などを拝見してからは、なるほど!と感心してますが、私は何かはっきりしない物足りなさが残りました。
おそらくこの、何か心もとない感覚こそ、没入出来ている証拠かもしれません。
ただ、共感するところがあまりなかったので、観ていてモヤモヤする所も多々。
恋愛が軸なのと、若干屈折している?ところがあるので、男女で感想が分かれる映画だと思います。
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