劇場公開日 2007年3月3日

秒速5センチメートル(2007)のレビュー・感想・評価

全193件中、21~40件目を表示

4.0観る人のそのときの気持ちによって、評価が変わるのではないか?と

2025年10月10日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

幸せ

2007年に劇場公開時に初見。新海監督に興味があったわけではなく、当時「いい意味でも悪い意味でも」話題になっていたからだ。
その時は、とても悲しい映画だなぁと思ったんだけど、それから10数年経過した2020年頃に観直したときは、これでようやく彼の初恋が終わって、新しい人生を始めることができるんだなぁと思った。それから配信で何度か観るようになった。切なくて、いい映画だなぁと、今は思える。

作品自体が変わったわけじゃなくて、変わったのは私の人生に対する向き合い方。年齢のせいじゃなく、作品と出会うタイミングだけだったと思う。
評価が一定でない作品、話題にのぼる作品であることが、本作が名作たる証だろう。
「いい意味でも悪い意味でも」感想を語らずにいられない。こんな作品は、そう多くはないと思う。

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kddgpx

3.0夜空や自然描写が美しい叙景詩

2025年10月7日
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鑑賞方法:VOD

悲しい

実写化に向けて初見。
夜空やロケットの映像がとても美しいのと、山崎まさよしさんの音楽が良い。登場人物は髪形以外、特に横顔のとき同じ顔に見えてしまいました、すみません。

第一話のハラハラともどかしい感じは胸が締め付けられる思いで鑑賞しました。当時は緊急時でも連絡手段がなかったものね。。。

優しくしないで、は学生時代を思い出し、古傷抉られる人も多いのではと思いました。
物語内で登場人物が話す叙景詩のように淡々と瑞々しい恋心を切り取った映画でした。

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しゃら

3.5実写版の予習として観ましたが

2025年10月7日
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鑑賞方法:VOD

泣ける

新海アニメの人物以外は、超リアルというのを実写で超えられるのか?
実写といっても今はVFXがあるからなぁ
尺も2倍になってるようですが、余計な話しと思うのか、上手いこと補完したなとなるのか

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ま

2.5こじらせ恋愛ストーリー

2025年10月5日
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鑑賞方法:VOD

今週末公開の実写版の予習として観賞。

貴樹の初恋からの女々しい感じを描いている。
明里との恋愛模様がグサグサ刺さるのは最初の章だ。

私が好きなキャラは澄田花苗。
彼女がいちばん魅力的。

ラストエピソードはどうなんだろ。
今ひとつ必要性を感じなかったけれど、
初恋は実らないことを伝えたかったのかな。
まあ、その後の世界でどうなるかはわからないけど。

これをどう実写化したのか。超楽しみ。

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ひでちゃぴん

4.5トリガー

2025年9月4日
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鑑賞方法:VOD

桜の花が舞う風景、
雪が降る景色、
ロケットのニュース、
この曲を聴いたとき、
みんな思い出すそれぞれの美しいし思い出。
誰しもそんなトリガーを持って、雑多な心擦り切れる日々を乗り越えている。

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上みちる

4.5タイトルなし

2025年9月4日
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鑑賞方法:VOD

風景が本当に美しい。少し暗い光。光と影のコントラスト。
青春。
種子島コーヒー。
栃木編の雪の過酷な風景。
そもそも新海くんは中二病的世界だけど、気持ちはわかる。
独りよがりだけどな。

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Emiri

3.0第1話だけで良いかな

2025年8月22日
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鑑賞方法:DVD/BD

癒される

昔からタイトルは気になっていました。
実写化されるということで、アニメを見てみました。
①タイトル・・・早々に意味が分かって、ちょっとがっかり
②主題歌・・・・映画と関係なく素晴らしい。
③映像・・・・・深海さんらしく素晴らしい。
④ストーリー・・・第1話だけで十分。劇場用に2話、3話くっつけたな。

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センノカゼ

4.0若い人に観てほしい

2025年7月31日
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最初に観た時は確実に胸に響くものがあった。
十数年ぶりに見返して感じるものは、あの時と同じものではなくなってしまった。
それが少しせつない。

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うまぶち

3.5せつない

2025年7月21日
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鑑賞方法:VOD

泣ける

癒される

カワイイ

今秋に実写版が公開されるということでアマプラでアニメ版の配信を視聴。
切ないなぁ~
いい歳してキュンキュンしてしまった。
やはり新海監督は成就しない青春のはかなさを描かせると上手いな。
特に一話が秀逸だなぁ。
製作が2007年という時代背景だからこそ成り立つストーリーではあるが、日常であり得ることなので感情移入してしまった。
三話は駆け足でその後を描く形になっているがここもじっくり30分かけて見たかったなというのが一つ残念な点。

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sazanami

3.0消化不良な青春群像

2025年7月20日
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鑑賞方法:VOD

遠野貴樹の小学生~中学生・高校時代・社会人の恋愛エピソードがオムニバス形式で構成。
最初のエピソードを中心になるのかと思いきや、繋がりが結果見いだせないただの雰囲気ものになった感が否めない。
実写版が公開という宣伝を受けて興味があって観てみたが人間的に切ない主人公ということで終わってしまった。

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Soulman

3.5おじさんにも

2025年7月9日
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切なく甘酸っぱい気持ちが残っていたなんて、知りませんでした。
そんな気持ちを思い出させてくれた秀作。
私が好きだった同級生のM子さん、どこで何しているのかな。
今となっては、会わずに思い出キャラメル舐めていよう。

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ピッポ

3.5切ない3連発

2025年6月30日
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鑑賞方法:VOD

悲しい

こんな真面目に生きたいなーなんて
声優さんが切なさを上手く出して良い感じ
ただモヤモヤする

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はちみつ

3.5呪縛から解かれた主人公は、笑顔で、新たな一歩を踏みだす

2025年4月20日
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鑑賞方法:DVD/BD

不安で、良いことなんかなくて、同じような毎日を送る。
そこから抜け出す方法は分からず、脱出しようと考えたこともないのかもしれない。
その時に出来ることをするだけ。何か良いことに繋がっているなんておもっていないけど、それしかできない。希望・明るい未来を目指して生きるって実際ないし、作り物だろう。
でも、いつか意図しない場所と時間に、何か自分の人生が変わる何か出会える。焦らないでいい、生き続けるのだ。

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あすか りた

3.5第一話 マセガキの遠距離恋愛 第二話 マセガキ高校でモテ男となる。...

2025年4月16日
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鑑賞方法:DVD/BD

第一話 マセガキの遠距離恋愛
第二話 マセガキ高校でモテ男となる。
第三話 マセガキ腐ったオトナとなる。

初恋の呪縛。そうなんです。男は引きずるんです。めっちゃ分かります。女はすぐ次に行けます(笑)
見る人によって捉え方が大きく変わってくる作品。どんな性格か、どんな恋愛をしてきたか、によるのかと…

おそらく2度目の鑑賞。すっかり忘れてて新鮮に楽しめました。ひょっとしたら初だったかもしれない(笑笑)

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はむひろみ

4.0言葉の投げ合いに揺れる想い

2025年3月20日
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「ねえ…」という言葉の後
続くのは、希望と切なさ

一緒じゃ無いから
積み上がる不安
ふたりの現実は
想いだけじゃ
埋まらない

優しいタッチの絵に
込められたメッセージ
三話に綴られた言葉

優しい絵だから
突き刺さる言葉
重く感じる

すれ違う想い
戻らない想い
夢とは何か
虚とは何か
その一歩先

これは誰にでもある
あるはずの恋の話

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星組

4.0男というのは勘違いする生き物だということを分からせてくれる映画です

2025年2月24日
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鑑賞方法:VOD

泣ける

悲しい

幸せ

現にこの映画を見て少なくとも3回は泣いた男がここに居るわけです。

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Japanese_Idiot

2.5甘酸っぱい青春の物語。それ以上でも以下でもない

2025年1月6日
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鑑賞方法:その他

人気作品だけど今まで観る機会がなかったので、今更ながら鑑賞。なぜか素直になれない、気持ちを伝えられない。そして後悔する。恋愛って本当にそんなもんだし、それを純粋に・淡々と描写している。登場人物たちの気持ちには共感できるし、そういう結果になるよね、というのも分かるが、それ以上に感じさせるものも、メッセージ性も無く、言われるほどかな、とは思った。

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映画好きのあおちゃん

5.0君の名は

2025年1月4日
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鑑賞方法:VOD

この作品が新海誠監督のものだと知って合点した。
そうでなければ真似でしかないと思っていたが、少しホッとした。
そうであれば、レビューのし甲斐も出てくる。
監督は、この切ない恋というものに対する想いが強いのかもしれない。
高校生の登場人物ではなく、小学生にまで遡ってその純粋さの秘密に迫りたかったのかもしれない。
1時間という非常に短い中に三部作を詰め込みながら… そもそも三部作になっているとも思わなかったが、永い人生と永遠に思われた純粋な思いの変化を描いている。
そうですか~ この作品。
綿密な描写はまさに「君の名は」 あのロケットの逆が隕石か?
ただ、波の描写には課題があった。
実在するモノの名前をモジっているのも面白かったが、「君の名は」ではそれをそのまま忠実に書いていたのもまたよかった。
ひとつの作品を作り出すことで次作への課題が見つかり、挑戦する。
そうしてできた大作の前の作品。
さて、
冒頭の踏切がこの物語の顛末を伝えていた。
アカリとカナエの物語は第一話と第二話で語られているものの、大人になったタカキと水野の物語は描かれていない。
タカキはアカリを追いかけるように東京に出てきたものの、お互い次第に当時の思いが薄くなってしまったのだろう。
それはおそらく大人になってからではなく、挿入された描写から想像するに種子島へ引っ越してからだったのだろう。
彼が相手もないままにメールを打つのは、未だ何も整理がついていない心の問題だが、その一挙手一投足こそが、人の心を描写している。
ここが監督が考えたであろう、純粋さがなぜそのままの形で成長していかないのかという「テーマ」のようなものがあるように思った。
誰もが持った記憶がある純粋さ。
それは何故失われるのだろうというごく自然な問い。
第一話の多くはアカリがナレーションをしていた。
タカキはそのナレーションに呼応するかのように純粋さと、アカリを傷つけた反省を持ち続けたことが描かれていた。
風で飛んでしまった手紙
したためた思いは、キスの前後で変わったこと。
第二話ではタカキを好きになったカナエの純粋な思いが彼女のナレーションに乗せられた。
カナエも純粋であるがゆえに、タカキの視線上に自分がいないことを発見する。
言えなかった思いを山崎まさよしさんの曲に乗せた。
第三話では水野という新しい女性とタカキは3年間付き合ったことが語られた。
しかし、二人の距離はたった1センチしか近づかなかったようだ。
さて、、
タカキは種子島に引っ越す前にアカリとの絆を強くしたのに、なぜ、手紙の交換をしなくなっていったのだろう?
ここがこの物語最大のミステリーとなっている。
ロケットと宇宙探索
ここにかけた時間と距離
これこそが恋愛に対するひとつの真実を捉えているのだろう。
タカキは弓道部に入りそれなりに打ち込んでいるものの、彼には疎遠になってしまったアカリとの純粋で真実だと思っていた「何か」に失望を拭えなかったのだろうか?
何気ない一日をアカリに報告していた中学時代
その行為だけが残ってしまって、純粋に感じた今日一日を、純粋にアカリに報告できなくなってしまっていたのは、会えない時間と距離間という事実
ここは経験者であればわかりやすいのかもしれない。
彼は再び上京した。
そこにあったのは間違いなくアカリだったはずで、でも、疎遠だった期間によって会おうとも思えなくなってしまったのだろうか。
彼は日々Pgrとして生活し、タバコと酒と散らかった部屋が彼の心の荒み具合を表現していた。
運命
冒頭の踏切と最後の踏切
「君の名は」とは真逆のような切なさ
ロケットは、打ちあがってしまえば決して戻ることはない例えなのだろうか?
タカキはロケットのようにアカリとの真実を探しに出かけたいとは思えなかったのだろう。
思考では遥か及ばない久遠を、絶望のように捉えてしまったのかもしれない。
そして、
アカリのナレーションは、疎遠になったころのものになっていたのかなと思った。
だから彼らが中学生だとは思えなかった。
おそらくあれは、もう手紙が途絶えてしまう間際のやり取りだったのだろう。
秒速5センチメートル 桜の花びらが落ちる速度
この単位は、満開の桜という二人の純粋な心が、距離によって始まった崩壊を意味しているのかもしれない。
カナエはロケットが時速5キロメートルで輸送されていく様を言葉にした時、
おそらくその時、
タカキはアカリの言った秒速5センチメートルという言葉の意味が、崩壊だと悟ったのだろう。
その時タカキの頭の中にあったサクラは、もうほとんど花びらがなくなってしまっていたのと思われるし、その事に気づいたのだ。
それ故、中学の時に会いに行った時も雪で、アカリが散る桜を見て何気なく言葉にした「雪みたい」という言葉と踏切での遮断機が、すでに二人の運命を告げていたのだろう。
しかし、
タカキは自分が心から信じていた自分自身の純真さと永遠の思いが、距離と時間によって蝕まれていくという事実を、決して認めたくはなかったのだろう。
それが水野の言葉に現れている。
男は失恋を引きずるものだが、この失恋物語は監督の認識を表現したのだろう。
永遠というものはなく、すべてが無常であり、それこそが人生なのだろう。
タカキは踏切でアカリとすれ違う。
それは、10年越しくらいで訪れた永遠の別れだったのだろう。
そして水野がタカキに伝えなければならないと思ったことは、おそらく彼女が今でも彼を好きだという「純粋な本心」だったのではないかなと感じた。
それはきっと、タカキが踏切で永遠の別れを悟った後、アカリと同じように新しい春の訪れとなるように思った。
多義的ではあるし、相変わらず私の妄想ではあるが、なかなか痺れる作品だった。

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R41

2.5良い映画とは思うけど、好きにはなれないタイプ。

2024年12月3日
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鑑賞方法:VOD

良い映画とは思うけど、好きにはなれないタイプ。

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bebe

5.0世田谷に生まれ育った

2024年10月30日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

知的

難しい

2007年当時から何度も見てます。
新海誠監督は、地方と東京を対比する描写が多いですが、長野県で青春時代を過ごした所以でしょう。長野県といえば、「白線流し」が有名ですが、素朴な日常を過ごしてみんな思い想いに上京します。
ちなみに秒速5センチメートルだけでなく、君の名はのみつはも大人になり、東京に上京します。
そして、東京のど迫力に嫉妬します。喪失感に苛まれることでしょう。
逆に世田谷から地方に引っ越すと、なにもないことに気付かされます。不便な土地、なにもない街、早く東京に戻りたい、でも戻れない不自由さを痛感します。
とはいっても貴樹の親はJAXAの研究者、一方であかりはそうでもない。
世田谷という地は、貸家も多く、高い家賃に耐えきれず地方に引っ越す人も多い。
小学校の半分以上は中学受験組で、公立に進学する者と私立に進学する者で二極化している地でもあります。
こどものときは仲よくても、だんだん大人になると格差を痛感せざるを得ない。こどものとき仲よかった友だちとは、教育環境の違いでだんだんと疎遠になります。

恋愛も同じ。生活レベルが異なる者同士では、恋愛感情だけではやっていけなくなるでしょう。
大人になった貴樹とあかりの距離が遠ざかっていく理由も心の距離だけでなく、ちがう教育環境で育った者同士がうまくやっていける確率は低いというかすかな予測にあるのかもしれません。
二人の距離さえ遠ざけてしまう、地方と東京の格差だけでなく、富む者と平民との教育格差が分断を生んでいることも孕んでいるのかもしれません。
それは地方で育った者が、東京の大学に進学して、貧富の差を痛感するドラマ「白線流し」にも共通するものがあります。
東京と地方の格差は秒速5センチメートルづつ広がっています

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