劇場公開日 2007年3月3日

秒速5センチメートル(2007)のレビュー・感想・評価

全164件中、21~40件目を表示

2.5まだ眠い時代

2024年4月11日
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ほしのこえ時代から見てるけど、雲の向こう約束の場所、言の葉の庭と続いてホント眠い作品だった…
ほしのこえは30minだし、1人で作ったって事が幸いして、まだ集中して見ることが出来たが、次の雲の向こうは下手に90minの長編になってしまった事もあり、実に眠い作品だった…
本作も短篇の筈なのに、途中の30min程度の内容でも寝落ちしそうになった。
次の君の名はで当てれてホントに良かったと思う…

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nori8781

3.0言葉が印象的

2024年4月10日
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秒速5センチ

その説明で
脳内で5センチの言葉とともに
とてもゆっくり桜の花びらが
散っているイメージが流れました

最後まで
そのイメージが強くて・・・

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mmnioh

4.5人間交差点

2024年4月6日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

知的

「今振り返れば、その人はきっと振り返ると強く感じていた」

「桜花抄」「コスモナウト」「秒速5センチメートル」の3編からなる新海誠監督の劇場公開3作目。題意は「桜の花びらが舞い落ちる速度」を意味する。個人的には新海誠作品の中で2番目に好きな作品である。
山崎まさよし「One more time, One more chance」の印象が強い本作だが、全体を俯瞰しても美しい詩篇と言っていい。スマートフォンのない時代、時刻表と路線図を頼りに離れ離れになった幼馴染に会いに行く不便さが物語の美しさを惹き立たせている。
同時に、悔しくもある。この頃の新海監督は坂の上の雲を目指して駆け上がっていた。資金や環境の制約もあったことだろう。しかしその不便さがこれだけの作品を作り上げたし、同時に作りたいものを作れていたから、風景の艶というものが出せたのではないかと思う。
「君の名は」(2016)も良かったがこの辺りからどこか物足りなさを覚えるようになった。登場人物から肌艶が失われ、世間受けを狙っているような描写が多くなってきたように感じる。公開されれば観るには観るが、本作や「言の葉の庭」(2013)で味わった五臓六腑に染み渡る切なさが今ひとつ足りていない。一度観たらそれでいいやとなってしまう自分が悲しい。
僕が東京を好きになったのは新海監督の描写によるところが大きい。またあのみずみずしい東京の風景をスクリーンで見せて欲しい。そんな寂しさを、星が落ちそうな夜だから偽れない。

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ストレンジラヴ

4.0すでにフォトリアリズム的表現が完成の域に達していることに驚いてしまう一作

2024年4月3日
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2007年公開の本作ですが、ようやく鑑賞の機会を得ました。後年、『君の名は。』(2016)以降の諸作品でその映像美を広く知らしめることになる新海誠監督ですが、すでに本作でその描写力は完成の域に達しているようでした。

事物の物理的な動きや質感を緻密に捉え、様々な光学的な現象を盛り込んだ上で監督が描く世界は、写実的である一方で何らかの感情を喚起しないではいられないような情感がこもっていて、明らかにフォトリアリズム的ではあるんだけど、さらに新たな地平を拓いたかのようです。

作品全体は約70分ほど短く、さらに3つの短編から成り立っているため、映像に目を奪われているとあっという間に観終わってしまいます。それぞれの挿話に登場する、貴樹という主人公の成長物語という側面もあるんですが、一方で作中では彼が同一人物であるとは(確か)明言していなかったため、それぞれを別の物語として観賞する、あるいは平行世界的な世界観と理解して観賞することも可能です。

空や水など、後年の新開作品の代名詞的な要素はすでに本作で重要な鍵として登場しているので、これらの要素をどのように扱っているのかを探る、という現在ならではの視点で作品を鑑賞することも可能です。観終わった後は山崎まさよしの歌声が耳から離れなくなることうけあい!

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yui

4.5卓越した思春期の描写

2024年3月31日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

幸せ

自宅TVで鑑賞した事があったが、映画館で再上映していると知り時間潰しにチケット購入。
スクリーンで観ると映像も音楽も世界観に入り込め、想像以上に良かった。
中年の今となっては正直観ていて恥ずかしいような初恋のストーリーだが、あの10代の頃の恋心とか冒険心、切なさ、、新海誠はゾワっとするような思春期の感傷を描写するのが本当に上手い。多感な時期に見えている世界は、作品に描写されているとおりもっと美しかったのかもしれない。
ラストで過去に囚われながらも、少し微笑んでるように見える主人公には新しい一歩を連想させられて未来を感じて良かった。

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つむり

3.0歌と絵以外も

2024年3月30日
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鑑賞方法:DVD/BD

小学生らしくないけど良かった

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ともゆき

5.0携帯電話って便利だよな

2024年3月26日
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「美しい」
美しい。読み方は「うつくしい」

「偶然会う」「偶然合わない」
「運命的な出会い」「運悪く出会わなかった」
それはもしかしたら数ミリしか違わないのかも知れない

色んな「はやさ」があるんだなあ

やまちゃきまちゃあきが威風堂々としておりました

幼稚園の時は女の先生かな

小学生は片思い、写真を見て心臓が動悸を打つ

倉木麻衣、宇多田ヒカル、ラジオで流れている

世界から[犠牲]が無くなりますように。

これまたやるでしょ😼前の作品を、センスあるよね👍ラピュタ何回もやってた、火垂るの墓、何回もやってた、カリオストロ、何回もやってた、レオン、何回もやってた、ナウシカもセブンも。やっぱ配給する人扇子あるわ👏

桜花賞って馬やろ?

追伸🔋友人はきっと「うんこ」という言葉を使わないような人間なんだと思います、友人だから似た者同士って思う人が大半だと思いますが、僕から言わせれば長く生きた経験から言うと、実は友人と結婚相手は逆に自分と違うタイプの人間を無意識に選んでいるんです、それをフィーリングと呼んでいますが、人間性とフィーリングは別物なんです、僕も知人とは感性が合わないし、嫁は僕が興味あるもの殆どに興味がありません😀

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ミスター

4.0時間と距離の物語り

2024年2月16日
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鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

「君の名は。」→「言の葉の庭」→「秒速5センチメートル」と新海誠監督作を過去へ。

もうこの作品の頃から背景映像の美しさは確立されていたんだなと。そしてやはり空、光、電車、これは新海監督の演出必須アイテムなのだろう。

物語は、主人公の初恋、その主人公(高校時代)に恋する高校生、大人になった主人公を3部作で描く。

速さ=距離÷時間。秒速5センチメートルというタイトルから、速さをテーマにしていることはわかるが、速さで捉えるのではなくて、距離と時間に分解してみたくなる。

遠く離れていてもすぐ近くに心を感じる初恋の人に電車で会いに行く中学生。中学生の彼には出会うまでの距離は遠く、時間は恐ろしく長く感じる。
毎日会えて直ぐ近くにいる好きな人。時間も距離も近いはずなのに、心の距離はものすごく遠く感じる女子高校生。
時間と距離が離れてもずっと初恋の人を忘れられない大人になった主人公。近くにいた恋人には「近づけなかった」とメールで告げられる。物理的には近くても心理的には大きな距離があった2人。

物語はいい大人が観るとちょっとナイーブでセンチメンタルで感情移入はしづらいが、自分もこんな想いをしたときもあったなあ、と懐かしくなる。
なんとはなしに観ていると、絶妙なタイミングで「One more time, One more chance」が流れてくるので、感情を揺さぶられる。

この映画を作った当時の監督はまだ若く、作品自体にも若さというか、青臭さを感じるのだが、その後の作品で脚本や映像や音楽に磨きがかかっていく原点を感じられるような作品。

(DVDで鑑賞。2024年春に桜前線上映するらしい。)

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TS

3.0環境ビデオ

2023年7月25日
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鑑賞方法:DVD/BD

単純

とにかく背景、特に光の表現が美しい。
得点はそこ。

内容は、まあ、この手の感じのものは
小説ではありがちで、むしろいい雰囲気と
言われるものの系統ではある。
実写映画でもうまく作ってあれば、
日常を切り取って切なくて眩しい青春の時間を描いた名作。
になりうるかもしれない。

しかし(個人的な期待でもあるが)アニメなのだ。
現実では描くのが難しかったり、
アニメだからこそ表せるものがあって欲しいと
勝手に期待してしまうために、
正直こんな、顔だけ良くて過去の思い出に縋って
ウジくじしてる厨二病の男の話なんて
膨大に手間暇かけたアニメで作らなくても・・・。
と感じてしまった。

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ひよこまめぞう

5.0これは問題作だ

2023年2月18日
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クッソつまんね、って思ったのは、アラフォーの俺が10代の心を忘れたからだろうか。あるいは恋愛や学業にそれなりに悩まずに大人になったからだろうか。『天気の子』は大好きです。

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まけん

3.5桜の落ちる速度

2023年1月20日
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鑑賞方法:VOD

印象的なタイトルは、桜の落ちる速度らしい。

尾崎豊さんの歌みたいな、陰りのある恋愛アニメで、

『君の名は。』の明るい感じとは違いますね(笑)

まあまあ、だけど、

何か気になるな…

何か心に引っかかるな…

誰が作ったんだろう…

と、なるであろう作品です。

個人的に。

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RAIN DOG

5.0人を好きになるとはどういうことか、 大人になると分からなくなる。 ...

2023年1月3日
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人を好きになるとはどういうことか、
大人になると分からなくなる。

そんな時、この映画を観ると、
人が人を想うということはこういうことだったなといつも原点に戻ることが出来る。

こんな風に人のことを考えていたし、
この主人公たちの素直な表現が年齢を超えても
いつも胸に入ってくる。

それに加えて、種子島の風景、ラスト、
全てが美しい。大きな盛り上がりはないが、
感情をそのまま描写したような映画。

こんな映画を作った深海監督はやはり一味違う。

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kouji

5.0んー!懐かしい苦い思い出が蘇る

2022年12月16日
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悲しい

幸せ

まだ携帯電話はおろかポケベルもなかった時代、中学生、高校生の連絡手段は家電か手紙のみだった。家電は親が出て、家の娘になんの用事だ!と怒鳴られ取り次いで貰えない。残る手段は手紙のみである。昔は生徒の住所も全て公開されており、全力で手紙を書き、相手の返事を待った。ポストを覗くが手紙は来ておらずガッカリする事も多かった。反面、相手からの手紙が届いていると嬉しくて手紙を持つ手が震えた。何が書いてあるのだろう?そんな期待を胸に封を開ける。当時の女子は良い香りのする紙を使うのでほんのり女子のいい香りがする。萌える瞬間である。良い返事なら狂喜し、悪い返事なら物凄く落ち込む。こんな時代もあったのだ。今の子供は早ければ小学生からスマホを持つ。この映画を観ても内容は理解し難いであろう。オッサンやオバちゃんらが若かりし頃の青春を思い出すのに丁度よい映画なのである。監督もその世代であろう。

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大日本帝国万歳!!

3.0(天気の子+君の名は+すずめの戸締まり)÷10+エモさ重視のようわ...

2022年12月12日
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(天気の子+君の名は+すずめの戸締まり)÷10+エモさ重視のようわからんやつ=秒速5センチメートルって感じ

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せつり

2.0自己満足の世界

2022年12月5日
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鑑賞方法:VOD

新海ワールド全開の作品。
アオハル全開の作品。
感動の押し付けも最高潮。
あくまでも新海誠が自己満足する為だけに作られた感が満載の作品です。

勝手な考えですが、この作品を純粋に楽しめるのは、せいぜい中高生までですね。言いたい事も分かるし、やりたい事も分かるけど、正直鬱陶しい。端的に言うとウザいし、しつこい。

感動できる材料を揃えすぎ。例えるなら豪華すぎる食べ物をテーブルいっぱいに並べられてる感覚。そのテーブルを見ただけでお腹いっぱいになる感じ。

もっとサラッと描いてくれたら評価できたと思います。

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FUNAO

5.0これぞ新海誠監督の真骨頂

2022年12月4日
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桜の花びらが落ちるスピード、それが本作のタイトルです。レンタルショップで初めて見つけた時、「変わった名前やなぁ~」と、おもむろに手に取って借りた記憶があります。ただそれだけの理由で観た本作・・・

本気で震えました。

物語は幼馴染の貴樹と明里を中心とした、青春の恋物語。それを3話に分けて描いています。幼馴染から初恋に目覚める1話、貴樹に片思いする女の子が主人公の2話、そして2人の結末を描く3話・・・。端的にいえばこんな感じです。青春の恋愛モンです。

見どころは、“距離”の表現。

それは物理的な距離であったり、心の距離であったりします。わくわく感や心細さ、決意など、多くの心理的な描写を、新海監督の特徴でもある“美しい絵”で見事なまでにぴったりな表現で描かれているんです。震える糸の一本まで感じ見えるかのような繊細さ、どうやったらそんな心を持てるんでしょう。それだけでも凄いと感じてしまうんですが、

クライマックスで山崎まさよしの「One more time, One more chance」が流れた時、体中からゾクゾクしました。

その曲は、この映画の為にあったんやないか?1話、2話と来て、全てを悟った時に流れるこの曲、走馬灯のように流れるクライマックスに完全にリンクしていました。この映画の言いたいこと全てが詰まっているようでした。

そして本編が終わった後、こう思いました、

新海誠監督は天才か!?

こんな映画、他の誰も描くことはできない。飛び抜けた絵の美しさに加え、音楽も、曲も、その使いどころも、全てが素晴らしく、そうなって出来たキャラクターの思いが自分の心に飛び込んできそうな感じがする。ここまで繊細に心を表現するアニメーターなんです。

これを観て、自分は新海監督のファンになりました。もう大好きな映画です。

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asukari-y

2.0無菌のロマンポルノ。

2022年11月27日
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昭和な腐れ縁から性欲臭と都市腐臭を消した無菌のロマンポルノ。
神代ならどう撮ったろう。
エヴァからメカ戦闘を抜いて美少年少女らのポエムなボソボソ一人台詞だけ残して、だから何?
脚本の為の脚本、物語の為の物語。
で、結果ツマラン。

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きねまっきい

3.5舞い落ちる桜の花びら

2022年11月23日
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鑑賞方法:VOD

二つの作品を合わせてみると
[君の名は]に繋がっていくのかな
と思いながら観ていた
都会、電車、携帯、雪、雨等
共通するところがある
打ち上がった塊が空高く
伸びて空を二分するかの様な
描写は隕石が降って来るかの様に感じた

極めつけはラスト
踏切の二人が交差して振り返ろうと
…振り向こうととした瞬間
ここから
君の名は始まっていた

余談…下地となる物語が出来ていた
気がします
絵のリアルさも含めて

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しろくろぱんだ

4.5よくある話

2022年11月15日
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鑑賞方法:DVD/BD

「すずめの戸締り」を観たので幾度目かの観賞。
小学校での初恋、別離、成長。よくある話である。決してドラマチックではない。

ただ、新海誠監督はそういった「よくある話」を今作では徹底的に美しく、儚く描く。
小学校の廊下に反射する鈍色の光。蛇口から垂れる水滴。桜並木。当たり前の日常を、どれだけ美しく切り出すことか!新海監督の真骨頂はこういった描写と、人物に多くを語らせない演出力であると言えるだろう。だから「君の名は。」では本当にラストはハラハラしながら観てました。

タイトルでもある「秒速5センチメートル」は「桜の花びらの落ちるスピード」だと明里は言う。
この作品の本質は「速度」である。
貴樹と明里それぞれの生きる速度。積雪で動かない電車。カブの時速。種子島から打ち上がるロケット。全てが相対的であり、決して遡ることはない。一度通り過ぎたなら、交わることなく引き離されていく。新海監督の哲学がこの作品には詰め込まれている。(「ほしのこえ」でも、地球と外宇宙との速度の乖離を描いていた。「インターステラー」でもモロに。)

前述したが言うなればなんてことのない失恋話である。ただ、紐解いてみるとそんな出来事も、案外に美しい日々だったなと、思いを馳せることのできる稀有な作品であるとも言える。

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k a

3.5切ない物語

2022年11月14日
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鑑賞方法:VOD

泣ける

悲しい

知的

3つのストーリーとも切ないが、
若い頃はそういうのあるよなぁと思いながら観た。

最後は、前を向いて歩き出す!

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ほんのり
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