「ヘンテコ時代劇」47RONIN mg599さんの映画レビュー(感想・評価)
ヘンテコ時代劇
想像以上にヘンテコリンな映画であった。
忠臣蔵をモチーフにするのはいいとして、それを「日本みたいな国」を舞台にすることはなかったのでは?
日本でなければ成り立たないというわけでもないはずだ。
カール・リンシェ監督のビジュアルセンスは独特のものがあるので、違う題材なら花開くかもしれない。
日本が舞台で、日本人キャストを多数起用していながら、全編英語というのはなんとも。
まあ、フランスやドイツを舞台にしていても英語をしゃべらせるのがハリウッド流だとは知っていたが、日本でやられると違和感ありまくりである。
吹替版のほうがよかったかもしれないが、そうなるとキアヌ・リーヴスが日本語をしゃべることになるし。
脚本を担当したうちのひとりがホセイン・アミニで、この人は「ドライヴ」(ニコラス・ウィンディング・レフン監督)を書いた人なので、できる人のはずなのだが。
真田広之はこれでいいのか。渡辺謙の充実度と比べるとえらい差がついた気がするが。日本に拠点をおいたほうが。大きなお世話か。
コメントする